半値に成る住宅

 少子高齢化の波を受け、この国の空き家問題が浮上していることは周知の通りです。
 今日の日経新聞「経済教室」には、少し違った切り口から見た、ショッキングな内容が描かれています。

 「住宅価格『崩壊』の可能性」
 「総人口と老齢人口比率は住宅価格に影響大」 
 「日本の住宅価格は30年間で46%下落の試算」

 ▲46%というと、1500万円の住宅が810万円になるということです。
 半値に近い下落は、現実的なのでしょうか。

 結論は、残念ながら認めざるを得ません。
 モノの価格を決める要素は、コストでは無いからです。
 
 原材料費が幾らかかって、加工費が幾らかかって、会社の利益を幾ら上乗せして、流通費が幾らかかって・・・。
 こうした原価積上げ方式で価格が決まるのであれば、経営も楽なものです。

 しかし、世の中の価格決定権を握っているのは、メーカーでも工場でもなく、消費者です。
 要は、「売れる商品」を作れば価格は高く設定できます。
 「売れない商品」は、どれだけ価格を下げても売れません。

 言い方を変えますと、買いたい人(重要)が売りたい人(供給)を上回れば価格は高くなり、逆転すれば価格は下落します。
 ガソリン価格は顕著です。

 中東で戦争が起こり、供給が不足すると高騰します。
 世界景気が後退し、売れなくなると原油がダブつき、果てしなく下落します。
 売れなくなると産油国が話し合い、生産調整すると、また高騰します。

 家賃も同じです。
 47都道府県の県都の家賃ランキングで、愛媛県松山市は47番目の最下位。
 ところが、同じ四国の香川県高松市は、全国14番目と上位です。

 理由は一つ。
 松山は借家(空室)が多過ぎるのです。
 
 足元や短期の見通しを分析する顕微鏡
 地域や世界の経済を広く見渡す双眼鏡
 需給バランスの長期的展望を睨む望遠鏡
 
 常に三つの鏡を持ちましょう。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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