AUGHANCE ism

 劇団の営み、それは脚本選考から始まります。
 創設期、代表(当時)の松岡が書けば、すんなり通る時代もありました。
 近年、才能溢れる野心的な脚本家が台頭し、毎回コンペに成ります。

 今年も、新進気鋭からベテランまで、ハートフル、コミカル、シリアスと、ヴァリエーション豊かな三作品がエントリーされました。
 誰のどの作品が21年目の舞台に選ばれたかは、代表からの発表に委ねるとして、審査の要諦を列挙します。

1. 作者への敬意と配慮
 何はともあれ、オリジナル脚本を書き上げる労力は、並大抵ではありません。
 過去、十数作上梓(じょうし)してきた、自分自身が一番理解しているつもりです。
 まずもって、この点を前提に議論はあるべきと考えます。

2. プロの自覚とこだわり
 プロの舞台は数千円の料金を取ります。
 我々の前売、大人1,000円は、過去20年ただの一度も値上げしていません。
 しかし、仮に1円でも観客からお金を取るのであればプロと同じ。
 その対価に相応しい満足を与える責務があります。
 
3. オーガンス イズム
 イズム=主義、主張、流儀・・・平たく表現すれば「らしさ」です。
 過去受け入れてきた、子供から高齢者まで、老若男女幅広いお客様層を対象とする以上、前衛的に走り過ぎる訳にはいきません。
 メッセージを観客に伝える上で、「判りやすさ」は極めて大きなファクターであると考えます。 
 少々洗練の鉾先が鈍ったとしても、それが我々の「イズム」です。
 
4. 多数決から合議制へ
 初期は、作者以外のメンバーの投票で作品を決める流れが支配的。
 近年は、主要メンバーによる合議制に改めました。
 理由としてまず、作者に対する配慮(今回は彼にチャンスを・・・)、キャストへの思い入れ(自分はこの役がやりたい・・・)といった情動性が、作品のクオリティを超えて一票に影響する恐れがあります。
 更に、メンバー個々の作品を読み込む読解力や、舞台を想定する想像力にも当然バラつきがあるため、一票の価値が同じではないことも問題です。

5. リベンジ大歓迎
 自分はこれまで書いた作品は、概ね舞台化されています。
 かといって、コンペに連戦連勝している訳ではありません。
 敢え無く敗退した際、頂いた意見を元に幾度も校正を試み、舞台化されるまでエントリーし続けただけです。

 採用された作品があるということは即ち、二作品が不採用の憂き目をみています。
 しかし、そこに大差はなく、選考会でも議論は白熱。
 結果を導いた後も、「このまま没にするのは惜しい」という声が多数ありました。 
 
 今回涙を呑んだ甲斐田爽搾氏も、リベンジに向けて走り始めています(笑)
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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