印紙は正本の数だけ

 少し踏み込んだ実務的なお話です。

 売買契約書には、その取引額によって収入印紙を貼付します。
 それも、「正本の数だけ」印紙を貼るという決まりです。

 つまり、甲乙丙の三者契約を交し、それぞれが正本を所持する場合は、3通すべてに貼付が求められます。
 一億円の取引なら収入印紙は6万円、正本2通なら12万円、3通なら18万円です。

 さて、逆に正本が一通であれば6万円印紙1枚のみ。
 売主、買主双方が、一通の契約書に署名・押印し、印紙を貼付した正本を買主が所持し、その写しを売主が所持すれば、印紙代は双方3万円ずつで済みます。
 署名するのも一通なので、手も楽です。

 ところが、この問題については賛否両論あります。
 ネットで検索してみると・・・。
 
 『確かに法律上は問題ない。
 但し、後々揉め事に成った際、写しは証拠能力として劣る。
 従って、売買両者公平とするため、正副双方に貼るのが望ましい。』

 ・・・といったことのようです。
 しかし、実務的な観点からすると、紛争と成った際に、写しだからといって不利になるとは思えません。
 現に、前職の会社の分譲マンションは、供給した数千戸分に及ぶ契約書は漏れなく正本一通で、売主の会社は写しだけを保管していました。
 そして、それが原因で問題になったことは一度もありません。

 この点について、同業者の社長とお話ししました。
 二人の間では「OK」の結論なのですが、果たして皆さんはどう思われますか。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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