時薬の効能

 先日の「母の日」、初任給を貰った長男がオードブルを発注し、義母および義弟家族と共に御相伴に与りました。

 社会人としての初任給は、生涯一度きりです。
 生まれてこの方お世話になった方々に、せめてもの恩返しをと演出した我が子の成長振りに、感慨一入(ひとしお)でした。

 我が身を振り返れば、「母の日」「父の日」を迎えても既に、実母、実父は居ません。
 「孝行をしたい時分に親はなし」
 その言葉が身に染みます。

 親に限らず、生前はその人の嫌な部分が鼻につくものでしょう。
 この世を去った後は、嫌な部分が次第に薄まり、良い想い出ばかりが膨らみます。
 これが時薬(ときぐすり)と云うものです。 

 昨年の暮れに母を亡くした直後、会社の忘年会に出席した際、開宴の挨拶でお話ししました。
 
「この度は、社員の皆様方に多大なご心配をおかけしました。
 そして過分なる御気遣い、ありがとうございます。
 本日菩提寺の高昌寺に遺骨を持ち帰り、無事葬儀を済ませることができました。
 自由奔放に生きてきた母親でしたが、亡くなってみると改めて寂しいものです。
 親孝行は、親が生きている間しかできません。
 明日からの正月休み、後悔を残さないように、しっかりと親孝行をして下さい。」

 実にありきたりな言葉ですが、それは飾ることのない実感です。
 遠隔地に住む親に、年に数回逢ったとして、後何回逢えるでしょう。
 感謝の言葉を幾度伝えられるでしょう。
 人生は有限です。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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