企業は生き物

 破綻後、僅か二年半で再上場を果たしたJAL復活の立役者は、紛れもなく稲盛和夫氏です。
 破綻後の法的手続きを支えた弁護士「瀬戸英雄」氏が、日経新聞のコラムでこう語っています。

 『JALのことを「ゾンビ企業」と呼んだ人もいましたが、今の業績を見れば見立て違いを認めざるを得ないでしょう。
 機構が一時的に貸し付けた公的資金は、すべて利子をつけて回収しましたし、再上場で国は大きな投資リターンも得ることができました。
 
 債権者、株主、従業員に大きな迷惑をかけるのですから、軽々に倒産して貰っては困ります。
 しかし、日本が資本主義の国である以上、一定の数の倒産は避けられません。
 ならば、その社会的ダメージはできるだけ少なくした方が良い。

 そして倒産という修羅場でもがき苦しんだ人々が、一日も早くやり直せる社会にしたい。
 そんな思いでこの仕事に取り組んでいます。』

 JALやスカイマークの様に、一旦ノックアウトされた企業が、法律の枠組みの中で膨大な債務を帳消しにし、再びリングに舞い戻ってくる再生法を、悪法と揶揄する声もあります。
 実際に、健全な経営を貫き、市場競争を勝ち残ってきたANAにとってみれば切実でしょう。

 瀬戸氏の言葉は、そうした歪みや不条理について、実に明快に解き明かしてくれています。
 破綻の経験は貴重ですが、したいと思ってできるものでもないし、できることなら避けたいものです。

 ただ、企業に不老不死はありません。
 病に伏せることもあれば、怪我に苛(さいな)まれることもあります。
 企業は生き物であることを自覚しつつ、健康管理に留意したいものです。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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