経営のスタートライン

 一度でも真剣に事業計画を立てたことのある方なら、短期と長期のバランスが非常に悩ましいものと気付く筈です。
 
 例えば、卵ではなく鶏を売りたくなる衝動。
 鶏を飼っていれば毎日、1個か2個の卵を食べることができます。

 確かに、鶏をさばいて食べればもっと満足するし、売ればそれなりの対価を得られる筈。
 しかし、それきりです。
 それでも、肉を食べないと餓死しそうな状況なら、温存することもできません。
 
 この鶏の様な一過性の収益をフロー収入、卵の様に継続性のある収益をストック収入と呼びます。
 <フロー収入> 仲介手数料、紹介手数料、不動産売却益・・・
 <ストック収入> 管理料、保険収入、家賃収入・・・

 こうした事業構造以外の部分でも、長期と短期の相反は見られます。
 お客様満足やクレーム応対もそうでしょう。
 売りっぱなし、やりっぱなしの方が、短期的には利益追求できることもあります。
 しかし、長期的にみれば、そのツケを払わされるのは間違いありません。

 人材の雇用や社員教育もそう。
 短期の利益を最大化するためなら、新入社員や若手社員は足手まといです。
 しかし、長期的な繁栄を目指すなら、雇用も教育も不可欠と言えるでしょう。
 
 『今日、長期計画は誤解されている。
 短期の計画にも戦略は必要である。

 しかも、長期の計画は短期の決定によって作られる。
 短期計画に組み込まれず、短期計画を基礎にしていなければ、いかに精巧な長期計画であっても無駄な作業に終わる。

 逆に今日の短期計画も、長期計画に位置付けられてなければ、その場しのぎ、あてずっぽう、間違いとなる。』
                                                           ピーター・F・ドラッカー

 このドラッカーの言葉の意味がしっかりと理解でき、深く頷けるならば、紛れもなく経営者のスタートラインに立てています。 
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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