何によって憶えられたいか

 とある企業が数年前、経営に行き詰まり、思い悩んだ経営者は、指南役の某社長を訪ねたのだそうです。
 状況を聞いた指南役は、こう答えます。
 
 「その内容では再生は難しい。
 破産しかないだろう。
 この業界で引き続き生きていこうと思うなら、決して逃げてはいけない。
 迷惑をかけるお客様やお取引先を、自転車で一件一件訪問して、誠心誠意謝罪しなさい。」

 この経営者は、そのアドバイスを忠実に実行しました。
 行く先々で、罵詈雑言を浴びせられることもあったでしょう。
 
 現在どうかというと、数名規模の会社の実質的なTOPとして、繁忙を極めています。
 御用命頂く仕事の殆どは、謝罪して回った、かつてのお客様からのものだそうです。

 人間、調子の良い時には、倫理を貫くことも、正論を説くことも、感情をコントロールすることもできます。
 一方、逆境に見舞われた時には、「貧すれば鈍する」の教えの通り、言動がぶれてしまうもの。
 ただ、その時の立ち回りが、本音であり、人としての値打ちです。

 前職の会社で、繰り返し教えて頂きました。
  
 『私が13歳の時、先生から「君は何によって憶えられたいかね?」と聞かれた。
 誰も答えられなかった。すると、
 「今答えられると思って聞いたわけではない。
 でも50歳になっても答えられなければ、人生を無駄に過ごしたことになるよ。」といった。』 ピーターFドラッカー

 「自らの葬式の時に、どういう人物だったと評されたいか?」
 これも類似の例えでしょう。

 私も50歳を超えました。
 何によって憶えられたいか。
 実に深い人生のテーマです。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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