行政サービスあるある
先日、八幡浜の某所で実際にあった出来事です。
まず、有権者の皆様に訴えたいのは、この日私は内子→八幡浜→大洲→松山というタイトなスケジュールであったということ。
私は官庁の駐車場で待ち受け、8:28に車を離れ、8:30始業ベルと同時に飛び込む予定だったのであります。
該当部署のドアを開いたのと同時に、全フロアの数住人の職員が一斉に立ち上がり「おはようございます!」。
「まさか?」お客様を全員が起立して歓待するとは「行政も変わったな」と思った次の瞬間、それが朝礼であることを思い知らされるのです。
彼らにとって「お客様」である利用者の姿が見えようと、「それどころではない」「知ったことでは無い」のであります。
上司の訓示が治まったのを見届けた後、ドアを開くと担当の男性・・・仮にケン君としましょう。
彼に用件を伝えました。
ケン君は、私が申し出た住所の場所を地図で確認しようとするのですが、なかなか探し出せません。
大いに時間をかけた後、彼は地図を持ってきて、私の指示を仰ぎます。
次に、その物件の記録を台帳から探すのですが、これも、なかなか探し出せません。
ひとしきり時間をかけた後、彼は上司に助けを求めます。
ケン君にとっては大苦戦の大仕事だったのですが、地図も記録も、他の人の力を借りますと、いとも簡単に瞬時に見つかってしまうのであります。
ケン君は、私に一枚のフォーマットと記録台帳を差し出し、「書き写せ」と指示。
そうこの官庁では、証明書の発行に際し、お客様である利用者自身が、記録を書き写さなければならないのです。
やっとの思いで書きあげた私に、ケン君は「証紙600円分を買って来い」と指示。
平身低頭、別のフロアまで行って証紙を買ってくると、ケン君は丁寧にピットのりを使って書類に貼付。
その書類を上司の元に持参し、確認・押印。
さて、これで業務は完了している筈なのですが、ここからケン君はとんでもない行動に出るのです。
① 官庁側の保管書類をホッチキスで綴じ
② その書類にパンチで穴を開け
③ フラットファイルに綴じ込み
④ はさみとホッチキスを所定の位置に戻し
⑤ ピットのりを落とし
⑥ 転がるピットのりを拾い上げ、引き出しの中に収納・・・
この、ドラマの回想シーンの様な一連の流れは、「お客様」である私の目の前で展開されたのです。
そしてケン君は、奇麗になった机上に残された一枚の証明書類を、徐(おもむろ)に取り上げ、わざわざクリアファイル(血税)に挟み、手渡してくれるのであります。
所要時間、45分・・・。
常に上司とお客様への確認を怠らず、机上にモノを出しっ放しにすることもなく、適宜片付けられる几帳面な青年ケン君。
これを、新三大「行政サービスあるある」の一つとさせて頂きます。
御静聴ありがとうございました。
まず、有権者の皆様に訴えたいのは、この日私は内子→八幡浜→大洲→松山というタイトなスケジュールであったということ。
私は官庁の駐車場で待ち受け、8:28に車を離れ、8:30始業ベルと同時に飛び込む予定だったのであります。
該当部署のドアを開いたのと同時に、全フロアの数住人の職員が一斉に立ち上がり「おはようございます!」。
「まさか?」お客様を全員が起立して歓待するとは「行政も変わったな」と思った次の瞬間、それが朝礼であることを思い知らされるのです。
彼らにとって「お客様」である利用者の姿が見えようと、「それどころではない」「知ったことでは無い」のであります。
上司の訓示が治まったのを見届けた後、ドアを開くと担当の男性・・・仮にケン君としましょう。
彼に用件を伝えました。
ケン君は、私が申し出た住所の場所を地図で確認しようとするのですが、なかなか探し出せません。
大いに時間をかけた後、彼は地図を持ってきて、私の指示を仰ぎます。
次に、その物件の記録を台帳から探すのですが、これも、なかなか探し出せません。
ひとしきり時間をかけた後、彼は上司に助けを求めます。
ケン君にとっては大苦戦の大仕事だったのですが、地図も記録も、他の人の力を借りますと、いとも簡単に瞬時に見つかってしまうのであります。
ケン君は、私に一枚のフォーマットと記録台帳を差し出し、「書き写せ」と指示。
そうこの官庁では、証明書の発行に際し、お客様である利用者自身が、記録を書き写さなければならないのです。
やっとの思いで書きあげた私に、ケン君は「証紙600円分を買って来い」と指示。
平身低頭、別のフロアまで行って証紙を買ってくると、ケン君は丁寧にピットのりを使って書類に貼付。
その書類を上司の元に持参し、確認・押印。
さて、これで業務は完了している筈なのですが、ここからケン君はとんでもない行動に出るのです。
① 官庁側の保管書類をホッチキスで綴じ
② その書類にパンチで穴を開け
③ フラットファイルに綴じ込み
④ はさみとホッチキスを所定の位置に戻し
⑤ ピットのりを落とし
⑥ 転がるピットのりを拾い上げ、引き出しの中に収納・・・
この、ドラマの回想シーンの様な一連の流れは、「お客様」である私の目の前で展開されたのです。
そしてケン君は、奇麗になった机上に残された一枚の証明書類を、徐(おもむろ)に取り上げ、わざわざクリアファイル(血税)に挟み、手渡してくれるのであります。
所要時間、45分・・・。
常に上司とお客様への確認を怠らず、机上にモノを出しっ放しにすることもなく、適宜片付けられる几帳面な青年ケン君。
これを、新三大「行政サービスあるある」の一つとさせて頂きます。
御静聴ありがとうございました。
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