増税副作用抑制策

 人間の消費行動は、至って単純明快です。

 今日よりも明日、値上がりするとなれば、もっと上がると思い、それほど必要性が無くても、そのモノを買おうとする。
 逆に、今日よりも明日、値下がりするとなれば、更に下がると思い、必要性が有っても、緊急性が無ければ買い控える。

 モノが売れるからインフレになるのでも、モノが売れないからデフレになるのでもありません。
 インフレだからモノが売れ、デフレだからモノが売れないのです。

 消費税増税前に、駆け込み消費があるのも、その結果として増税後の冷え込みがあるのも同じ。
 そうした理屈からすれば、3%を5%に、5%を8%に、8%を10%にというやり方に、副作用が出るのは自明の理であります。
 財布の紐を弛(ゆる)めさせ、消費を長期的に継続的に活性化させる方法があることを、自分は以前から申し上げてきました。

 毎年1%ずつ、段階的に消費税を引き上げる。
 今年8%でも、来年には9%に上がる、更に再来年には10%に・・・。

 長期ヴィジョンに則って、予め決めておけば、増税や先送りの際、多額の経費をかけて国民に審判を問うこともありません。
 人為的かつ強制的な、インフレ誘導です。

 12月1日付日経新聞四面のコラムで、米シカゴ大教授「アニル・カシャップ」氏が語っています。
 
 「安倍晋三政権は、消費税率の再引き上げの先送りを決めた。
 私は引き上げの方式がそもそも適切ではなかったと考える。
 5年に渡り毎年1%ずつ上げるなどの手があった筈だ。
 今回のこれだけの騒ぎも、二つの増税の大きなこぶをつくった結果だ。」

 正に、我が意を得たり。

 経済は生き物です。
 海の魚を、いきなり淡水に移せば死んでしまいます。
 環境変化には、徐々に慣らすのが賢明です。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR