分け合えば余る

 先日、劇団の稽古風景を、Y売新聞に取材頂きました。
 誤解を恐れずに申し上げると、マスコミ記者という人種は、総じて配慮が足りません。

 思い返せば、旗揚げした20年前は、地元出身の大江健三郎さんがノーベル文学賞を受賞されたこともあり、取材依頼は引きも切りません。

 愛媛新聞は勿論のこと、朝日新聞や産経新聞にも取り上げられました。
 TVは、十回以上出演し、大和田獏さん、北原佐和子さん、東野英心さんといった芸能人とも共演。
 TBSの看板番組「NEWS23」に、内子座の舞台から生中継されたこともあります。

 当時は、自分が代表を務めていたため、オファーを受ける立場でしたが、やはり団員からはすこぶる悪評だったようです。
 ある時、町興しで頑張っている地域の若者の活動を追いかけるドキュメンタリー番組の取材を受け入れました。

① まず例外なく時間に遅れる
※ 遅れても一切謝罪しない

② 捏造される編集
※ 客入りは見込めていた依頼公演にも関わらず、「お客様は入ってくれるだろうか?」「心配をよそに、満員だ。」といった、やらせのナレーションが入る

③ キャストや主要スタッフのみにフォーカスする
※ 打ち上げの酒席を取材するにあたって、裏方的なスタッフに、「席を変わってくれ」と申し出る

 当時は若かったので、そうしたデリカシーの無さに、いちいち腹を立てていました。
 あれから20年・・・自分も歳を重ね、少しは理解できるようになった気がします。

 ・ 彼らにも制作意図があり、伝わり易くするため、沿った形での展開や映像やコメントを求めたい
 ・ 素人相手に取材すると、予期せぬトラブルも多く、なかなか予定通りには進まない
 ・ 締切・掲載日と、取材日程・時間との兼ね合いがあり、こちらの都合だけに合わせられない

 相手の立場に立って考えますと、少し優しい気持ちにも成ります。
 また、こうして記事にして頂き、パブリシティ(無償の記事広告)となるのも事実です。

× 「取材してやっている」 「取材させてやっている」
〇 「取材させて貰っている」 「取材して貰っている」 
 
 モノも心も同じ。
 奪い合えば足らぬ、分け合えば余ります。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR