命を守る器

 損害保険会社が、住宅新築時に契約する火災保険は最長36年でした。
 これは、ローンの支払い年数上限35年に対応する期間です。
 
 住宅ローンを支払っている間は、厳密に言うと自分のものではありません。
 そのローンの途中で火災や天災に遭い、保険で担保されなかったとすれば、住む所を無くしてしまいます。

 新築時の経費として一括で払っておけば後が楽ということもあり、36年契約を選択される方は少なくありません。
 保険会社にとっては35年分の契約が確定しますし、契約者にとっては単年掛けに比較して大幅に割り引かれるメリットがあります。

 ところが、その期間が最長10年に短縮されそうです。
 その理由は、異常気象による建物被害が増加傾向にあり、長期契約での収支予測が難しくなったため。

 確かに昨今、気象庁の言葉を借りれば、「今までに経験したことの無い様な」集中豪雨、突風、竜巻、雷、土砂災害・・・等々のニュースが驚くほど増えています。
 
 元々、地震保険は最大でも5年、賠償金額の上限も半額まで。
 阪神大震災や東北東日本大震災等の甚大な被害に対応するためには、それが限界なのです。
 何れにしても、保険の枠組みすら変えざるを得ない程の天災リスクの高まりは、文字通り異常と言えるでしょう。

 我が社の本社所在地の大洲市は水郷と呼ばれ、昔から水害に悩まされ続けてきました。
 先日、大洲市役所の治水課に降水量記録を問い合わせたところ、昭和29年から取り続けている統計中、TOP3は以下の通り。

1. 平成16年
2. 平成17年 
3. 平成23年

 やはりここでも、近年の気象の異常ぶりがデータによって裏付けられている訳です。
 改めて家は、幸せの器である以前に、命を守る器であるべきことを痛感させられます。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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