経営はクイズじゃない

 業界団体の会議に出る機会が、大変多く成りました。
 私は新参者でもあり、奥ゆかしく、できるだけ発言を控えようと考えていましたが、ついつい喋らざるを得ません。

 何と言っても、議題で求める方向から大きく逸れ、自分の言いたいことだけを話される方が多過ぎます。
 三叉路で誤った方向に進めば、どれだけ歩いても、いかに時間を費やしても、ゴールは遠ざかる一方です。
 
 「その問題は、これまで長い時間をかけて、侃々諤々の協議をされてきました。
 メリットとデメリットを踏まえ、既に結論が導かれています。
 貴重な時間を蒔き戻すのではなく、今直面している問題点について、前向きな御意見を頂ければ幸いです。」

 自分なりに、何故こうなるのかを考えてみました。

① お一人もしくは家族で仕事をしている方が大半であり、会議の経験が少ない(未熟)
② 基本的に全員社長であり、自分の意見が通るのが当たり前に成っている(傲慢) 
③ 委嘱を受けた委員でありながら、当事者意識が希薄である(無責任)

 「経営はクイズじゃない。」・・・以前、教わった至言です。

 例えば、システムを導入する提案がなされたとします。
 「金額が高い」「効果が不透明」「時期尚早」・・・。
 様々な理由をつけて、反対する人が出るのは常です。
 最終的には、TOPの決断か多数決か、ともかく導入が決定します。

 恐るべきことに、会議の中で反対していた一派は、会社の不利益よりも個人の意地が優先し、システムが上手く稼働しないことを待望してしまうのです。
 
 決定するまでは、口角泡飛ばし、忌憚の無い意見をぶつけるのも良いでしょう。
 しかし、一旦決定をみたら、皆でベクトルを合わせ、協力し、成功に導くのがビジネスマンの鉄則。
 戦場で敵陣に斬り込んで行く、その後ろから鉄砲で撃たれるのでは敵いません。
 
 そして失敗を見届けると、鬼の首でも取ったかの様に胸を張り、こう言います。
 
 「言わんこっちゃない!
 だから言っただろう!
 俺は最初から反対だったんだ!」

 いやいや、そこの貴方。
 経営はクイズじゃない。
 例え当てても景品は出ませんよ。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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