宅建業者の品格

 愛媛県宅地建物取引業協会の相談員研修に出席致しました。
 不動産取引にまつわるトラブルに備え、協会では無料相談会を実施しています。

 各支部での相談で解決できれば良いのですが、できなければ苦情調停の申し立てと成ります。
 支部で解決できなければ保証協会県本部に持ち上がり、最終的には全国組織の手に委ねられる訳です。
 委員長の挨拶に、趣旨は言い尽されています。

 『無料相談を実施しているものの、相談員個々のレベルはバラつきがあります。
 そこを均一化するために、こうした研修があるのです。

 相談に来られる方は、自分に都合の悪いことは言われないもの。
 尋問的にそこを追及すると、感情的になってしまう恐れもあります。  
 
 その流れで、こちらも声を荒げると、恫喝のそしりを免れません。
 相談員は、常に冷静さを失うことなく、聞き役に徹するべきです。』

 まさにおっしゃる通り。

 先般、実施された苦情調停委員会でも、訴えられた業者は最初から喧嘩腰。
 それを受け、立ち合った理事もヒートアップし、売り言葉に買い言葉の泥仕合と成りました。
 火に油を注ぐとはこのことです。

 ① 相談員は冷静に対応し、申出人には気の済むまで話をさせる
 ② 持参している書類等を確認しながら、申出人の話を聞き、申出人に対し要点を質問し、事案を整理する

 この一般的な心構えにシフトすることで、当事者は落ち着きを取り戻し、場の空気も一変するのです。
 
 さて、この研修の最後の最後にも、業界としての品格の問われる発言がありました。
 講師である弁護士と質問者とのやり取りが、マイクを使わず、聞き取り難かったことを受けてです。

 「ひとつも聞こえへんぞ! もう止めてしまえや!」

 冷静さを失うことなく聞き役に徹するための研修の幕引きが、感情的な罵声であったことは極めて残念です。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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