サーカス小屋の象

 昨今、猟奇的な事件が頻発しています。
 つい先日も、愛媛県伊予市の市営住宅で、17歳の少女が暴行を受け死亡する事件が起こりました。

 こうした事件を見聞きした時、不思議に思う人は少なくありません。
 拉致監禁された訳ではなく、買い物に外出することもあったようですから、逃亡することも、助けを求めることもできたのではないか、というのはもっともな意見です。
 しかし、客観的かつ冷静な判断が当てはまるのは、対象者が心身ともに健康であることが前提になります。

① 少女は家出中であり帰る場所が無かった
② 逃亡を企てる度に暴行されることで心理的に逃げられないと思い込んだ

 この二つの要因が、その一家に対する従属性や依存性を高めてしまったのでしょう。

 「サーカス小屋の象」の話を思い出します。

 あるサーカス小屋に一頭の象がつながれていた。
 ところが、その杭も、鎖も、驚くほど細い。
 通りかかった男が、飼育係に聞いた。
 男 : 「あんなに細い杭や鎖、象なら簡単に引き抜いて、逃げてしまうんじゃないか?」
 飼育係 : 「ああ、小象の頃には逃げようとして暴れたものさ。
        でもその時には力が無くて、杭を引き抜くことも、鎖を引き千切ることもできなかった。
        やがて象は、逃げられないことを悟り、まったく暴れなくなった。
        成長して大きくなり、力が強くなった今も、無駄な抵抗だと思っている。」

 こうした、心理的なグラスシーリング(目に見えない天井)は、我々にもあります。

 「劣等生だから、宅建なんか受かりっこない」
 「口下手だし、人見知りだから、営業は向いてない」
 「知識が無いから、なかなか仕事を任せられない」
 「後発の会社が大手に追い付ける筈がない」

  こうしたネガティヴな言葉を無意識に使っていると、知らず知らず潜在意識にインプリントされ、一種の洗脳状態に陥り、可能性の扉を自ら閉ざしてしまうのです。
 言葉は言霊。
 個々人に与えられた無限の可能性を引き出すべく、ポジティヴな言葉を使っていきましょう。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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