経営者の孤独

 アップルコンピュータからマクドナルド(マックからマックへ)と、異業種の日本法人社長を歴任した、原田泳幸社長が苦境に立たされています。

 ビジネスマン人生の総仕上げとして、ベネッセの代表に就任した途端、個人情報流出事件が勃発し、最大級のリスク対応を迫られているのは御承知の通りです。
 マスコミは、リスク管理に定評のある原田氏らしくない迷走ぶりを挙って書きたてます。

1. 当初、金銭補償を否定していたが、最終的に求償案を提示
2. 流出情報を利用した、他社の責任を繰り返し批判
3. 当初、否定していたセンシティヴ情報流出の可能性を認める
4. 前述の会見には姿を見せず、最高リスク管理責任者のみで行った

 原田社長も、ここまで大きな問題に発展するとは予測できていなかったのでしょう。
 「詫び状一枚で済ませるつもりか!」という声を受け、後手に回ったのは事実です。
 主張が一貫性に欠ける点や、鉾先をかわすために用いた他社批判は、責任逃れのそしりを受けかねません。

 とはいえ、移り気な世論を追い風に、糾弾の姿勢を強めるマスコミもマスコミです。 
 「この超特大の逆風を見事に乗り切り、ベネッセを成長軌道に乗せることができた時、原田氏が本当の「プロ経営者」になったといっていいだろう。」

 この、上から目線の表現は、いったい何様のつもりでしょうか。

 経営破綻したJALを引き受けた稲盛会長が、「盛和塾」の塾生に向けて8%の優遇運賃を打ち出した際、「公私混同」とお門違いの主張を捲し立てた一件が思い出されます。
 再建を成し遂げて勇退する時には、先の批判など忘れたかの様に、「経営の神様」扱いでした。

 つくづく、マスコミは無責任で経営者は孤独です。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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