当たり前の既得権

 給与体系の中に、各種手当というものがあります。
 例えば・・・。

 ・ 住宅手当
 ・ 通勤手当
 ・ 家族手当
 ・ 資格手当
 ・ 残業手当・・・

 人材確保の条件として、こうした手当が充実している会社は、一見魅力的に映ります。
 前職の会社も、各種手厚い手当がありました。
 しかし、成長する過程でこの制度の持つ問題が指摘され、全撤廃となっています。

 問題 : 「手当の支給額と、仕事の生産性がリンクしない」
 
 勿論、家族の支えで仕事ができるとか、資格によって信用を得るといった、副次的な要素は認めます。
 但し直接的には、子供が多いと仕事ができる訳ではないし、有資格だからといって受注が増える訳でもないでしょう。
 資格については、その仕事を生業にしている以上、持ってて当たり前です。

 ましてや、休日出勤や残業の多い人間が、必ずしも仕事ができる訳ではありません。
 寧ろ、能力が及ばないからこそ、定められた時間内で仕事をこなすことができなかったりもします。
 総てとは言わないまでも、能力の高い人間、生産性の高い人間の方がメリハリが効き、定時で上がれたりするのも実態です。

 企業たるもの、利益が上がらなければ昇給も賞与も雇用の維持もできません。
 その利益確保を前提として、限りある人件費の枠を、利益貢献度合いに応じて配分するのがあるべき姿です。
 であるにも関わらず、家族が多い人に、資格を持った人に、時間の長い人に、各々先取りされてしまうと、真に利益貢献した人への配分原資がなくなってしまいます。

 手当は、最初の段階では「有難い」と感じるものの、何ヶ月か経過すると「当たり前の既得権」に成り下がってしまうもの。
 利益貢献と報酬をリンクさせ、意欲を引き出し、頑張りに報いる、民主的な社風文化を創造する上で、手当は悪しき阻害要因と言えるかもしれません。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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