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営業のヒット&エラー:前編

 住宅型有料老人ホームの初契約は、思いの他、難産でした。
 無事成約となったのは幸いながら、反省課題満載の展開に、結果オーライと手放しでは喜べません。

 まずもってこのお客様は、チラシを見て一番最初にお問い合わせ頂いた方であり、一番最初に内見された方であり、一番最初にお申込された方です。
 県外の御親戚と一緒に内見した際も、いわゆる一目惚れ即決で申し込みの意思を表明されました。

 実は過去、何度もこうしたパターンで苦汁を嘗めてきたにも関わらず、営業現場から暫く遠ざかっていることもあって勘が鈍り、「意外と簡単にいけるな」と慢心したのが最大の問題です。
 
 その後、契約日を一週間後に設定します。
 ところが数日後、「地元の兄弟が反対している。それを押し切ってまでは契約できないので、今回の話は無かったことにして下さい。」との連絡が・・・。
 ヒアリングでは、地元のお身内はいらっしゃらなかった筈なのに・・・。
 
 勿論、もう一度考え直して頂くよう説得に努めましたが、一度気持ちの冷めてしまったお客様は、笑顔で夢と希望を語っていた申込時とはまるで別人です。
 「はい、もう一度思いついた時に部屋が空いていれば、改めて考えさせて貰います。」
 完全な社交辞令の断り文句に、返す言葉もありませんでした。

 99%諦めていたその翌日、県外の御親戚から、起死回生の一枚のFAXが届きます。
 「キャンセルの意思が伝わっているかと思いますが、本人の思いはまだ冷めておりません。
 予定通り、契約にお伺いしますので宜しくお願いします。」

 念のため、御本人様にも電話して、前向きな意思を確認しました。
 安堵に胸を撫で下ろし、休日出勤の私と、夜勤明けの施設側の担当者と責任者の三名で待ち受けた契約当日。
 御客様御本人とお身内の御夫妻は、きっちり約束の時間に来店され笑顔で着座されます。

 「本日はありがとうございます。
 一度は、解約のお電話を頂き、どうなることかと心配しました。
 本日、こうして御来店頂いた訳ですから、御契約手続きを進めても宜しいですね。」

 あくまでも確認のつもりで発した言葉に対する答えは、誰一人予想だにしないものでした。     つづく
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

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