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天下人となる理由

 いかなる組織も、体制・反体制、主流・反主流という枠組みがあり、一枚岩の団結はとても難しいものです。
 しかし、一枚岩に成らなければ、大事を成し遂げることはできません。
 政治における挙党一致と、理屈は同じです。

 松山の某協会もかつては、体制に異を唱える者が弾圧される、恐怖政治的な側面がありました。
 池の水が次第に濁(にご)れていく様に、ともすれば長期独裁は組織を腐らせます。
 澱(よど)んだ池に一石を投じる意味で、時に反対派の意見は必要でしょう。
 
 さりとて、組織が一度(ひとたび)崩れ、人事が刷新されたとしても、対立軸を残したままでは、前向きの議論に成り難いものです。
 それは、正義を錦の御旗に掲げ、民衆が決起し、独裁者を失脚させながらも、一向に政情が安定しない国家のクーデターに類似しています。

・ 反対派を蹴落とすこと
・ 反対派を糾弾すること
・ 反対派を排除すること

 エネルギーの多くがそこに注がれ、国家の未来、組織の発展といった大義は影を潜めます。
 シンパを集め、密談を重ね、パワーバランスを競う・・・。
 こうした姑息な営みによって、天下統一を果たした事例は、歴史的にも皆無です。
 仮に、一時的に成立したとしても、いずれ反逆に遭い、転覆させられる末路を辿ります。

 力が強いだけ、理論が正しいだけ、声が大きいだけでは、組織は動かせません。
 混乱を収拾し、挙党一致体制を構築するには、反対派の言い分にも真摯に耳を傾け、辛抱強く時機を待ち、押すべきは押し、譲るべきは譲り、目先だけでなく百年の計を睨み、利己よりも利他の価値観を訴え、敵をも味方に引き込むだけの器量が必要です。

 群雄割拠の戦乱の世を鎮め、300年に及ぶ泰平の世を築いたのは、織田信長でも豊臣秀吉でもなく、徳川家康であった訳ですから・・・。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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