みせかけの小善

 某オーナー様からのクレームを受け、店長と二人で謝罪に行って参りました。
 賃貸管理業はクレーム産業ですから、この場面だけを見て一喜一憂することはありません。
 ただ、TOPとして反省すべきは、事前にシグナルが発せられていたにも関わらず、それをやり過ごしたが故に招いた点にあります。
 
・ やったら良いことだし、「やれ」と指示することは簡単だけれど、現場は大変だろう
・ 今は繁忙期なので、落ち着いてから始めよう

 いかにも現場思いの、みせかけの小善が、大悪の結果の真因です。
 「できない理由を排除し、どうすればできるかの可能性を追求するポジティヴ集団を目指します」
 経営方針に美辞麗句を謳いながら、自らが率先して「できない理由」を探していたようです。
 遅きに失した感も否めませんが、早速、再発防止策を発信しました。

 さて、会社に新たな仕組みを導入する際、メリットと共にデメリットも生まれます。
 「手間がかかる」「コストがかかる」「人員が足らない」・・・
 現場からは、不平不満が出るかもしれません。
 中小企業経営者の師とされた、コンサルタントの故一倉定氏は、以下の言葉を残しています。

 『社長たるもの、お客様の要求を満たすために、自ら先頭に立って、社内に混乱を巻き起こせ!』

 かつて、安売り路線に傾注し過ぎ、瀕死の状態となった日本マクドナルドは、原田社長就任以降、改革の嵐が吹き荒れました。

 ・ 24時間営業店の拡大
 ・ 作り置きをしない

 これまでの「当たり前」を完全否定し、ぶっ壊した訳です。
 当然に、現場からは不平不満のうねりが渦巻きます。
 しかし、「いつでも開いている」「出来たてで美味しい」、そのお客様目線が正しかったからこそ、会社は息を吹き返したのです。

 会社の存在意義とは?、何のために仕事をするのか?・・・
 こうした局面でこそ、立ち戻る理念が重要です。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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