輝き続けるための葛藤

 今年、鳴り物入りでセリエA「ACミラン」へ移籍した、本田圭佑(27)選手に向けられる目が、日に日に厳しくなってきています。

 期待に応えられなかった背番号10には、容赦ない批判が待っていました。
 シードルフ監督には、記者からの厳しい質問が飛びます。

 「本田は全く試合に絡めていなかったが、あれでいいのか?」

 2日付のトゥット・スポルト紙は、本田選手をチーム最低の4・5点と採点。
 「悪夢の夜。 金髪以外目立たなかった」
 まさに言いたい放題です。

 ビッグマウスとタフな心臓が売りの筈の本田選手が、意外にも胃腸炎に悩まされていることから、精神的ダメージの深さを憂慮します。
 
 思い出されるのは4年前、WBCでのイチロー選手です。
 連続世界一のかかった檜舞台で、序盤イチロー選手は活躍できませんでした。

 高まり過ぎる程に高まった周囲の期待、プライド、自己イメージ・・・それらとは大きくかけ離れ、打てない現実とのギャップ、チームメイトやファンに対する申し訳なさ、不甲斐ない自分に対する歯がゆさ。
 様々な思いが去来し、心身共に疲労困憊(こんぱい)・・・。

 そうした状況下でも最終戦、決勝タイムリーを放つ凄味が、イチローのイチローたる所以(ゆえん)でしょう。
 しかし直後、ストレスに起因する胃潰瘍によって故障者リストに入り、開幕8試合を欠場する事態となりました。

 努力と摂生と鍛錬によって、頂点に君臨するTOPアスリート。
 そのポジションを維持するために、水面下では凄まじく壮絶な葛藤があります。

 かつて松下幸之助翁が、経営不振に苦しむ販売店店主に向け、「血の小便が出るまで苦労したでしょうか?」と問うたそうです。
 スポーツも、ビジネスも、本質は同じかもしれません。
 
 華やか、煌(きら)びやかな舞台上だけでなく、その裏側に潜む、努力や労苦に目を向け、そこに学びたいものです。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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