10年後の自分への進言

 今から10年前の、実にお恥ずかしい話を吐露します。
 その当時自分は、前職の会社の社員教育・研修担当役員です。
 あるお客様に「とても良いから」と薦められ、セミナーの御招待を受けて受講しました。

 ところが、一番前の席で聞いているにも関わらず、講師の話が入ってきません。
 いや、耳には入って来ているのですが、いわゆる腑に落ちないのです。
 尊敬するお客様が、是非にと薦めて頂いているのですから、きっと良い内容なのでしょう。
 にも関わらず、素直に受け止められない自分に、例えようも無い苛立ちと歯がゆさを覚えていました。

 それから月日が流れ、デジャヴの体現です。
 先日のDVD視聴後の感想やレポートに、複数名から全く同じ声が返ってきました。

・ 講師の話は間違ってはいないけれど・・・
・ 確かに講師の話術は長けているけれど・・・

 要は、「すんなりとは入ってこなかった」という感想です。
 10年前、自分にセミナーを薦めて下さった方と、今の自分が被ります。
 従って、こうした正直な感想を持つ社員の気持ちは、痛いほど判るのです。
 正しい話に共感できない理由は幾つかあるでしょう。

1. 講師の話が饒舌過ぎてリアリティに欠ける(芝居じみている)
2. そんなことは知っている・判っている(不遜・傲慢)
3. 受講者が心のコップを伏せている(斜に構えている)
4. 受講者の実体験が不足している(頭では判っても心が否定)   
 
 あれから10年。
 前職の会社の破綻、初めての失業、再起をかけた起業・・・、それなりの経験を重ねてきました。
 今だからこそ、理解できることもあります。
 この会社の最年長者として、社員の皆様にアドバイスできることは、実にシンプルです。 

 『良いと思えることは、少しでも取り入れて、前向きに考える』

 きっとその方が健全ですし、成長が促されますし、人間性も磨かれるでしょう。
 「今日の言葉」では一貫して、我が社の理念や方針に基づく、社員に求める価値観を発信してきました。
 そしてこれからも、発信し続けて参ります。
 10年後の自分と同じ様に、いつか気付く日が来ると信じて・・・。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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