百万の理論よりも一つの実践

 いつもお世話になっている、ギノー味噌の田中社長と会食させて頂きました。
 田中jrも交え、テーマは社員教育です。

 「掃除に学ぶ会」や「中小企業家同友会」に、積極的に参加されている会社ですので、さぞかし社員研修の仕組みも確立されているのだろうとお尋ねすると、集合研修は無に等しいとのこと。
 その理由について、田中社長ご自身が的確に分析されています。
 
 「我が社には、長年培ってきた味噌作りの伝統とノウハウがある。
 例え人間教育が行き届かなくても、商品は生産・販売されてしまう。」

 だからこそ、プライオリティが上がり難い・・・。
 不動産業と比較すれば明快です。

 我々の仕事はフィービジネスであり、モノを売るのと同じ位の比重で、人間性を買って貰っています。
 つまり、社員教育や理念の浸透によって、人間性を磨かなければ、売れるものも売れず、商売そのものが立ち行かなくなってしまうのです。

 その点、ギノー味噌さんは、伝統・ノウハウ・販路という、先祖代々積み上げてきた蓄積があります。
 極論するなら、製造工程さえ間違えなければ、誠実な人間が作る味噌も、邪悪な人間が作る味噌も、同じクオリティに仕上がる訳です。
 
 とはいえ、田中社長が社員教育を怠っているとは思いません。
 「掃除に学ぶ会」に参加した社員の皆様が、汗をかきながら素手で便器を磨くことで、同時に心の垢を落とします。
 販促イベントに社員を送りこむことで、営業の労苦や、買って頂くことへの感謝を実感します。
 また、社長自らが率先垂範して県外へ乗り込み、新規開拓の成果をあげてきます。

 これらは、どんな名著よりも雄弁に、理念や方針やリーダーシップを伝えてくれるでしょう。
 本だけ読んで、知識ばかりが膨らんでも、実際に手・足・口が動かなければ意味を成しません。
 
 田中社長は謙虚に、社員教育の改善点を未来志向で語られています。
 しかしながら自分はこの日、テーマの逸れたところで大きな気付きを与えられました。
 百万の理論よりも、一つの実践が肝要です。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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