賞与は後払い賃金:後編

 弊社は、起業して5年目を迎えています。
 過去の決算状況を見ると、右肩上がりで確実に業績を伸ばしてきてはいますが、必ずしも安定的に利益を計上している訳ではありません。

 それでも、支給条件を満たす社員に対しては、幾許かの賞与を支給し続けてきました。
 先述の内容とは明らかに齟齬がある訳ですが、そこには明確な理由が存在します。

 新規出店に代表される先行投資は、戦略的かつ健全な赤字部門と位置付けてきたからです。
 軌道に乗るまでの一定期間は、社員の方々の努力とは離れたところで不採算を余儀なくされます。
 その責任まで社員に負わすことはできない、という判断です。

 しかし、各店舗ともに出店から丸3年以上が経過し、自己責任の運営が求められる時期が到来しました。
 「安定的に利益計上できる」「損益分岐まであと一歩」・・・店舗毎の状況は様々です。
 
 社員の皆さんの頑張りがそこまで違うとは思いませんが、結果を受けた評価は、シビアかつドライである必要があります。  
 これまでの様に、会社や部門が黒字でも赤字でも、個人成績が良くても悪くても、それなりの賞与が支給されるということになれば、頑張りもそれなりになってしまうからです。

 『給与は先払い賃金
 賞与は後払い賃金』

 この原則論に従い、信賞必罰で向き合いますと、非情な結果も止むを得ません。
 但し、この当たり前の決着を覆し、賞与に後払い的要素を組みこむ考え方もあります。
 それが、近未来への期待です。

 「今は出遅れているけれど、必ず挽回します!」

 社員の立場からすると、こうした言葉で力強く宣言できるか。
 経営者からすると、この言葉を受け止めて信じることができるか。

 賞与の額以上に大事なテーマがそこにあります。  完
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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