弁護士もサービス業

 中小企業家同友会11月例会は、弁護士法人「たいよう」代表社員「吉村紀行」さんの報告でした。
 演題は「弁護士って近寄りにくい・・・そんな時代は終わりにしたい」。
 確かに、弁護士という言葉の響きは畏れ多いものがあります。
 
 2004年に弁護士登録された吉村さんは、2006年弁護士過疎解消のために手を挙げ、愛媛県大洲市で開業されました。
 悩みを抱えている方は多くいらっしゃるにも関わらず、弁護士の数が限られていることもあり、放っておいても仕事は集まってきたと言います。

 一般論として弁護士という職業は、「先生」「先生」と呼ばれ、依頼者をお客様とも思わない方が支配的。
 それは、難関を突破した選ばれし者であるという奢りと、お客様を選別できるだけの歪な需給バランスが原因でしょう。
 「弁護士の社会的地位は不相応に高い」と、吉村さんは分析されています。

 また、一ヶ月に一回という裁判所のペースに合わせる格好で、依頼者を1~2ヶ月待たせることに抵抗を感じない等、世間の非常識が業界での常識という一面もあるそうです。
 
 ある時、消費者金融からの借入と返済に困窮した男性が自ら命を絶ちました。
 依頼を受け、過払金返還請求を行い、戻って来たまとまったお金を手渡した際、遺族から聞かされた言葉が耳にこだまします。
 「先生ともっと早く出会えたなら、父は死なずに済んだのに・・・。」

 吉村さんは、何のために大洲の地にやってきたのかという原点に立ち返り、困った人にお役立ちするための、開かれた弁護士事務所を目指します。
 HPを立ち上げ、CMを流すのも、弁護士という職業の敷居を低くすることが目的です。
 事務所に掲示している、「御相談者への約束カード」には、四つの誓いが書かれています。

1.説明は丁寧に行います
2.費用は明確に致します
3.セカンドオピニオン大歓迎
4.お心付け不要

 こうしてみると、まさに弁護士もサービス業そのものです。
 吉村さんの様な、経営者感覚と使命感とを併せ持った、お客様思考の弁護士の方が増えてくることで、業界のみならず法治国家たる日本が更に良い国になってくれるものと期待します。
 本当にありがとうございました。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR