25,000$のアイディア

 今から一世紀ほど前の話です。
 アイビー・リーという名のコンサルタントは、ベツレヘム・スチール社社長チャールズ・シュワブ氏を訪問しますが、多忙を理由になかなか面会できません。
 リーは、社長秘書に一枚のメモ書きを手渡します。

 「20分だけ頂ければ、仕事の能率を50%増進させる方法をお教えします」

 そのメモを受け取ったシュワブ社長は、リーに連絡を取り、面会に応じました。
 教わったのは、以下の4項目です。
 
① 夜寝る前に、あなたが明日しなくてはならない最も重要な6つの項目を書き出しなさい
② その6つの項目に対し、優先順位の高い順に番号をつけなさい
③ 翌日目が覚めたら、一番目から順にこなしなさい
④ 一番目が終わるまで、決して二番目に取り組んではいけません

 帰り際、リーは告げました。
 「継続すれば効果が判ります。お試し頂いた上で、貴方が感じた価値の額面の小切手をお送り下さい。」
 一ヶ月後、シュワッブ社長はリーに対して、25,000$(今の貨幣価値にして4000~5000万円)の小切手を送ったのです。
 
 無名だったベツレヘム・スチール社は、それから5年後、世紀の大合併を経て、世界最大の鉄鋼メーカー「USスチール社」へとのし上がります。
 チャールズ・シュワブ氏は億万長者になり、世界の名だたる鉄鋼王として知られるようになりました。

 古典的な成功哲学の名著である、カーネギー「人を動かす」や、ナポレオンヒル「思考は現実化する」にも登場する、「25,000$のアイディア」のくだりです。
 先日、豊田社員の手帳に、「今日やるべきこと」リストが書かれていました。
 てっきり、前職でこのメソッドを活用していた佐伯店長からの指示かと思っていたら、豈(あに)図らんや本人の意思であったそうです。
 教わらずして自ら実践するとは、これは只者ではありません。
 
 日々の業務に追われ、バタバタしながら一日を終え、振り返ってみたら、大事な仕事ができていなかった・・・という「農夫の一日」は誰しも経験しています。
 ここはひとつ豊田社員に倣って、「25,000$のアイディア」を実践してみませんか? 

 蛇足ながらこのシュワッブ社長、かなり浪費家であったようで、晩年は安アパートに住まい、亡くなった際には30万$以上の負債を抱えていたとか・・・。
 初心忘れるべからずですね。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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