パンドラの箱を開くな!

 前回のブログ「収賄罪の前科者」は、社内外、業界内外から大きな反響がありました。
 昨日挙げた事例は、不動産業界固有の問題ですが、類似のパターンは幾らでも見られます。
 
 例えば、建築の現場監督(施工管理者)。
 一般的に現場監督は、メーカーや協力業者の発注権を握っています。
 
 システムキッチンを「タカラ」にするか? 「クリナップ」にするか?
 サイディングは、「LIXIL」にするか? 「KMEW」にするか?
 それらを「A建材」から仕入れるか? 「B建材」から仕入れるか?

 何とか受注を取りたいメーカーや建材店は、発注権のある現場監督に甘い言葉で擦り寄ります。
 
 人間は弱い生きもの。
 美味しい餌を目の前にして、それを拒絶するには強い意志が必要です。
 本質は真面目で誠実な人間であっても、家計がピンチといった状況下では、つい魔がさすこともあるでしょう。

 最初は罪悪感に後ろ髪をひかれつつ、良心に呵責を覚えつつ、恐る恐る「パンドラの箱」を開きます。
 ところが一旦、悪魔に売り渡した心は、二度と後戻りできません。
 
 やがては受け身ではなく、自らが能動的に、メーカー・業者に見返りを要求する様になるのです。
 気がつくと、収入に見合わない高級腕時計を見に付け、高級車を乗り回し、夜の街を豪遊するもう一人の自分が居ます。  

 昨日と今日の文章は他人事では無く、つまらない出来心で同志を失わないための布石です。
 心を悪魔に売り渡しては成りません。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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