空手バカ一代の志

 大山倍達氏は、言わずと知れた極真空手の創始者です。
 劇画「空手バカ一代」に描かれている様な、ビール瓶の手刀斬りや牛殺しといったパフォーマンスばかり注目されがちですが、実は肉体だけでなく精神修養の達人でもありました。

 氏が私と同じ50代の頃に書き下ろした「強く生きたい君へ」は、空手道だけに留まらず、人生の指南書とも言える内容であり、名著中の名著です。

【「志」と「野心」との違いは、その目指すところにあると思う。
 富や名声のみを求めるのが「野心」であり、「志」とはより人格的な、精神的なものを求めることである。
 金儲けをして楽をしたいとか、みんなにもてはやされたいとか、そういう希望は、人間の動物的な欲求、或いは浅い精神で望むことに過ぎない。】

 誠に判り易い言葉で、実に明快に、「志」と「野心」の違いを説いています。
 更に氏の素晴らしさを際立たせるのは、自らの弱さや過ちを認めている点です。 

【 私は自ら人生を振り返って、皮相(ひそう)の欲求に負けたことが無いとは思わない。
 いや、私はしばしば「志」に反する欲求に負けた。
 しかし、私の「志」も決して負けっ放しではなく、その「志」ある故にいつも、自分の堕落やふしだらや軽率を恥じた。】
  
 日本を代表する・・・いや世界に名を馳せた求道者の見せる人間くさい一面は、我々凡人に救いの手を差し伸べてくれます。
 昨日までの自分を「このままではいけない」と戒め、明日への一歩を踏み出することさえできれば、「志」は負けることがないのです。

【「志」は大きければ大きいほど良く、高ければ高いほど良い。
 その大きさが人間としての大きさと成るのである。 】

 『志立立たざれば、舵なき舟、銜(くつわ)なき馬の如し』 王守仁

【現代には、舵のない舟、銜のない馬がうようよしている。
 これではいつか、日本の社会は滅びてしまうだろう。】

 氏の予言を的中させては成りません。
 「志」ある社員の集う、「志」ある経営を目指しましょう。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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