350万円の電卓

 50年前と比較して、物価はどの位上がったか?
 総務省統計局の「小売物価統計調査」の結果をニュースで目にしました。
 
 しかし、その倍率を額面のまま受け取ることはできません。
 何故なら、昔は収入自体が少なかったのですから、収入に対する割合が大事なのです。

 例えばトヨタの代表的な大衆車の「カローラ」は、1969年発表時525,000円でした。
 当時の大卒初任給は3万円ですから、給料の17.5倍。
 現在価値に置き換えれば、350万円の高級車だった訳です。

 1964年、電卓を初めて発売したのはシャープ。
 その価格は実に535,000円!
 車よりも高かった電卓も、今や100円ショップで簡単に手に入ります。

 ざっくりの数字で言えば、50年間での初任給の伸びシロは約6倍。
 つまり、この間の値上がりが6倍程度であれば、その価値はほぼイコールなのです。

 そうした観点で見てみると、殆どの商品が6倍までに留まっています。
 トイレットペーパーは何と0.5倍! 
 先程の係数6をかけると、実に12分の1になったということです。
 現行価格1ロール50円が、当時は600円もした訳で、おちおちお尻も拭けません。

 大量生産、大量販売のスケールメリットが、ここまでモノの値段を押し下げた訳です。
 また、世の中にモノが溢れ、売れない時代に成ったとも言えるでしょう。

 根源的にモノの値段を決めるのは、需給バランス。
 買いたい人が多くて、売りたい人が少なければ価格は高騰しますし、その逆もまた真理。
 多くの方々の欲する商品を品揃えするならば、値崩れは起きませんし、企業も必要とされ続けるのです。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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