人生の金メダル

 先日のブログで、最終回クライマックスの「半沢直樹」を、「試合に勝って勝負に負けた」と評しました。

 カウンターパンチでダウンを奪い、セコンドからタオルが投げ込まれているにも関わらず、戦意喪失の対戦相手を馬乗りで殴り続ける感性は、どれだけ恨みがあったとしても、人間としての未熟さを露呈しています。
 
 逆パターンの「試合に負けて勝負に勝つ」も含め、身近に似た事象は散見しているものです。

 ・ ドーピングの力を借りて金メダルに輝いたアスリート
 ・ カンニングによって資格試験に合格した受験生
 ・ 後ろから車で追突された際、これ幸いに古傷をも修理させるドライバー
 ・ 競合に成った際、誹謗中傷によって他社を蹴落とす敏腕営業マン
 
 これらは総て、栄冠や成果や便益を得るという意味においては、試合に勝ったと言えるでしょう。
 しかし、その見返りに背負ったリスクや、失った尊厳を鑑みますと、やはり真の勝者ではない気がします。

 1984年に行われたロサンゼルス五輪、柔道無差別級決勝で、山下泰裕と対戦したエジプトの柔道家モハメド・ラシュワンは、山下が負傷した右足を敢えて攻めず敗戦。
 後に、その爽やかな対戦姿勢が評価され、国際フェアプレー賞を受賞しました。
 その真偽のほどはともかくとして、世間は二人を共に勝者と認めた訳です。

 欲を言えば、試合に勝って勝負にも勝ちたいものですが、少なくとも背信を伴う栄冠なら要りません。
 勝負にこだわりながらも、尋常成る手段を持って臨み、人生の勝者、人生の金メダルを目指しましょう。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR