正しい仕事観

 先般、「ブラック企業」についての見解を述べました。
 誤解を招かない様に、言葉を選んで表現しますと、抽象論に成り下がってしまうのは残念です。

 今や、ブラック企業の代表格の様に扱われる某外食チェーンは、入社二ヶ月の女性社員が、過労に伴う精神疾患から自殺するという痛ましい事故がありました。
 
 代表者は、「この事故を教訓にして、再発防止に取り組んでいく」と明言されています。
 内情を仔細に知らない私は、ここでどちらかを擁護したり、攻撃したりするつもりはありません。

 但し、以前書いた通り、
 企業 = 強者 = 加害者
 社員 = 弱者 = 被害者
 という偏った固定観念だけは、捨てて頂きたいと切に願います。

 マスコミがそうしたスタンスで世論を喚起し、一般大衆が追従する限り、この問題の根っこは決して無くならないでしょう。
 まずは、家庭も学校も職場も、正しい仕事観を教育する必要があります。

 この世に、一つとして無駄な命はありません。
 また、一人として同じ人間は居ません。

 人は、食欲や睡眠や性欲といった、生きるための本能とは別に、「役に立ちたい」「認められたい」という第二本能があります。
 また、その人にしかできない、役立つことのできる能力が備わっているのです。

 その使命と能力に基づき、一世紀足らずの生涯をまっとうすることが、まさに人生の目的であります。
 ところが、嘆かわしくもその使命に気付かないまま、一生を終えてしまう人のいかに多いことか。
 
 勿論、食べることは仕事の目的の一つです。
 だからといって、今日のパンを食べんがために、時間を切り売りして労務を提供する・・・これが凡てだとしたら、一生の殆どの時間は苦役となってしまいます。
 心身ともに疲れ果て、生きることからの逃避を考えることもあるでしょう。

 『人間は、過労が原因で死にはしない。
 浪費と悩みこそが、死の原因なのだ。』 
 元合衆国最高裁判所長官 チャールズ・エヴァンズ・ヒューズ

 ブラック企業を根絶し、この世に絶望する人を救うためにも、労使の隔て無く、正しい人生観・仕事観を身に付けて頂きたいものです。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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