カッコイイ営業

 先日、松山北店の石川店長が、上手い表現で営業を語っていました。

 「皆、カッコイイ営業をしたがる。
 プライドがあるからか、知らないことを知らないと認められず、知ったかぶりをする。

 知らないことは知らない判らないことは判らないと、自分の未熟さを謙虚に認めた上で、地を這い泥を舐め、悪足掻きをしながらでもお客様に尽くそうとする、そんな一所懸命さがないと、なかなか成長はできない。

 いずれ、額に汗した経験が積み上がってくると、意識せずともカッコイイ営業はできる様になる。
 そしてある意味、カッコワルイ営業を、臆面もなくできるのは若い内だけ。

 自分達の様な年齢になり、立場や役職を背負ってくるとやり難くなるのだから、今の内に精一杯カッコワルイ営業を経験しなさいと指導している。」

 お客様が来店される。
 ニーズを聞く。
 しかし、日頃の物確不足が祟(たた)って、ベストマッチな物件が浮かばない。
 お客様と一緒の目線で、あたふたと物件検索するのはプロとして恥ずかしい。
 仮に良い物件が見つかったとしても、行ったことのない物件だから道に迷うとカッコワルイ。
 取り敢えず今日はニーズだけを伺って、今度の土日でアポを取ろう。
 そうすれば、事前に物確できるからスムーズに案内できる。
 お客様の引越しの動機は明確でないが、何か訳有りの様子なので、聞かないでおくのがスマート。
 他にも何社か当たっているようだが、何処に行ったのか、どんな物件か、根掘り葉掘り聞くのは不粋。
 引越しは2~3ヶ月先と言っているので、今焦って営業を迫ると押し売りに成ってしまう。
 提案も案内もやり尽くし、あとは踏ん切りだけだが、お客様の自主性に委ね、敢えて申込は迫らない。
 お客様が帰られる様子だが、何だかんだ言葉を重ねて引き留めるのは、未練がましくてカッコワルイ・・・。

 駄目営業マンの典型的な心の声の数々です。
 この結果どうなるでしょう。

 「検討してみます」という常套句を残して帰られたお客様は、案内予定の前日に、悪びれもせず「他で決めました」と電話して来られるのです。
 
 営業マンは、恋人に捨てられた男の様に呆然とし、未練がましく呟きます。
 「2~3ヶ月先と言ったのに・・・」
 「あの物件なら、うちでも紹介できたのに・・・」

 こうして、至高のカッコイイ営業を目指した営業マンは、究極のカッコワルイ営業マンに成り下がるのです。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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