ポーターの戦略

 アメリカの「マイケル・ポーター」氏は、空理空論に留まらない経営戦略に定評があり、学界からも実業界からも殆ど批判されることのない稀有な存在 の1人です。
 そのポーター氏の著書「競争優位の戦略」が、日経新聞で紹介されていました。

 『ポーター氏の理論は、ポジショニング学派との呼び名にもあるように、競争の激烈でないところに陣取ることを説く内容だと思われています。
 確かに、同質的な強豪がひしめいていては、価格競争に陥り易く利益は上がりません。』

 例えば、東大洲のR56沿いは、僅か300mの間に「ササオカ」「コスモス」「レディ薬局」と三つのドラッグストアが軒を並べています。
 他店が特売した際は、そのチラシの価格に合わせていかないと、競争には勝てないでしょう。 

 4年前に起業する際、県都松山ではなく、大洲駅前店から出店した理由は、まさにそこです。
 人口は松山の50万人に対して、大洲市5万人弱と十分の一以下しかありません。
 しかし、上位の強豪大手がひしめく中に、わざわざ斬り込んでいくよりも、強豪の少ないエリアで一番店に成る方が容易であることは、深く考えずとも判ります。
 大洲で稼ぐ一万円も、松山で稼ぐ一万円も、価値は全く一緒なのですから。

 ポーター氏は、こう言います。
 「似たような戦略で真っ向からぶつかってはいけない」
 横綱「白鵬」と、土俵上でまともに戦ったならば、万に一つも勝ち目はないでしょう。
 
 後発の弱者が、先行する強者に挑む場合の基本条件が三つあります。

① 低コストか差別化の点で持続的な優位性を保つ
② それ以外の点で強者の強みを生かせないようにする
③ 強者による報復ができないようにする
 
 松山に出店する際、エイブル直営店が取り組んでいる「仲介手数料半額」の採用を真剣に検討しました。
 しかし、それを実行に移した折、強者が追随してきたら一たまりもありません。
 まさに、強者からの報復です。
 
 では我が社にとって、我が店にとって、持続的な優位性を保つことのできる差別化とは何でしょうか?
 そこを掴まずして、勝てる道理などないのです。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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