「世界劇団」~竹取物語~

 劇団仲間の「ゆっきー」が客演ということで、愛大「医学祭」で行われた「世界劇団」~竹取物語~を観劇してきました。
 
 「劇場ではできない空間にこだわる斬新なアートを突き詰める。
 医学祭に相応しいエンターテイメントに言及した珠玉の作品を堪能あれ。」

 この謳い文句に象徴されている通り、題材は古典ながら、作品はすこぶる前衛的です。
 加えて、台詞はすべて古文なので、内容はほぼ理解できません。
 最初は、設定やストーリーを把握しようと努めていましたが、途中でブルース・リーが囁きました。

 「考えるな! 感じろ!」

 そう、演劇とは「表現」・・・そこがドラマや映画との違いです。
 我が劇団は「内子座」をホームとしています。
 実に恵まれた環境ですが、その弊害として、我々の創造性が閉ざされる危惧に気付かされました。

 世界劇団十代目団長「本坊由華子」氏は、こう語ります。
 「劇場という枠組みによって潰されている表現や狭められている可能性があるのではないか。」

 プロ・アマ問わず、世の中の劇団の殆どは資金繰りに苦慮していて、中でも会場選定は大きなネックとなっています。
 松山の劇団が舞台としている、「シアターねこ」の前身は幼稚園です。
 実は、ここの園長とは本業(不動産業)を通じてお付き合いがあり、閉園後の有効活用についてアドバイスを求められていました。
 結果、その提案は採用されず、地元劇団の活動の場が確保されたのは、何かの因縁でしょうか。 
 
 本公演は、大学「ゼミ室」の奥が舞台、手前が客席です。
 客席のど真ん中に花道を取り、観客への絡みも取り入れていました。
 舞台中央に、二段ベットをデコレートした大道具を配すことで奥行きを、上下二段を使って高低差を演出。

 閉ざされた狭い教室内に響き渡る和太鼓のリズムと、闇を基調とした照明効果が、少し淫靡でアングラな雰囲気を醸し出します。
 限りある空間が舞台だからこそ、可能性が模索され拡げられた公演と言えるかもしれません。 
 斬新かつ新鮮な刺激に、演劇人としての感性の琴線を揺さぶられる作品でした。
 
 さて我々は、内子座を訪れる一般的な町民の方々をターゲットとしています。
 こうした前衛的な作品に取り組もうものなら、翌年のチケットが売り難くなるのは確実でしょう。

 だからこそ、コンサバティブ(この表現は余り好きではありませんが・・・)な路線を歩み続ける訳です。
 言い換えれば、それが劇団「オーガンス」のアイデンティティであり、「らしさ」でもあります。

 ゆっきー、お疲れ様でした。
 我々も、我々として、内子座ならではの我々らしさを追求して参りましょう!
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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