満願成就の取引

 懸案であった売買契約が、やっとのことで成就しました。
 最初の提案書の日付を振り返ると、昨年の9月4日ですので、実に7ヶ月越しに成ります。

 当初は、売主様も買主様も同級生でレールは敷かれており、これほど難航するとは予想だにしません。
 ところが、取引物件に賃借人がいらっしゃったことで、歯車が狂い始めました。

 まず、金融機関に融資を申し込んだものの、「賃借人に出て貰わないと受付できない」と撥ねられます。
 理由は、「マイホームローン」だから。
 では方向性を変えて「アパートローン」はというと、建物が古く法定耐用年数を超えているから駄目、と言います。
 複数の金融機関に打診しましたが、回答は同じでした。 

 実質は、賃借人から入る家賃が担保される分だけ、返済のリスクは軽減されます。
 立退きが条件ということになれば、入居者様には出て頂く必要がありますし、買主様は家賃が入らなくなりますし、決済は延びるし、誰も喜びません。
 金融機関の融通の効かないところです。

 さて、そこから始めた立退き交渉も一筋縄ではいきませんでした。
 4人家族で家賃上限が限られている上に、猫を数匹飼われているのが大きなネックです。

 品薄の市場でもあり、物件は限られています。
 最終的には売主様のお母様に、知人のペット不可物件のオーナー様を訪ねて貰い、頭を下げてペット飼育を認めて貰った次第です。
 
 「これでやっと成就する」と安堵したのも束の間、再び金融機関から「物件登記の建物種別が事務所であるため、住宅に変更しないと融資実行できない」と注文がつき、更に二週間延期を余儀なくされました。

 手間と時間のかかった決済だけに、感慨ひとしおです。
 過去を振り返っても、すんなり運んだ契約より難産の契約の方が、学びも達成感も大きい気がします。

 最後に、売主様も買主様も同級生、賃借人の保証人(義兄)も同級生という、地元ならではの縁の糸に、改めて感謝する次第です。
 関係者の皆様、ありがとうございます。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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