鬼か仏か理想の上司

 社長とは言っても、中小零細ですから当然に社長室はありません。
 有ったとしても、そこに閉じこもっているのは性分に合いません。

 前職時代、一坪半くらいの倉庫の様な常務室に納まった時は、随分寂しい思いをしました。
 社員の近くで、現場の空気を肌で感じられる方が、ずっとずっと楽しいものです。

 それでも、あまり現場に絡み過ぎますと店長の立場がありません。
 「任せたぞ」って言いながら、一々口を出されたのでは、やる気も削がれます。
 権限と責任を委譲して、自立を促さなければ、人は育ちません。

 とはいえ、任せっ放しでもいけません。
 声掛けやコミュニケーションは、欠かせないファクターです。

 上司の仕事は足らざるを補うこと。
 部下が一所懸命に取り組んだ結果として、どうしても目標に届かなければ、自ら数字を作って穴を埋めます。
 
 上司が率先垂範して数字を作る、或いは同行営業で背中を見せることは、最高の教育効果を生みます。
 しかし、昔取った杵柄とばかり部下と競い合い、コテンパンに打ちのめし、胸を張り、鼻にかけると逆効果。 
 「この人には叶わないな」と感じさせることで築かれるのは、尊敬では無く限界のグラスシーリング、見えない天井です。

 自分の失敗を部下のせいに、部下の成果を自分の手柄にするのは愚の骨頂。
 但し、本人が失敗に気付いてなければ、厳しく諭す必要があります。

 かなりの部分を上司がフォローして得た成果を、恩着せがましく部下の数字とした時、手放しで喜んでくれる人種は少数派です。
 部下は、そう単純ではありません。
 部下はきっと、自からの力で羽ばたきたいと願っています。

 でも、未熟な羽ばたきは時として風に煽られ大地に叩きつけられます。
 致命傷になることもあるでしょう。
 だから、遠巻きに見守りながら、有事にはすかさず手を差し伸べます。
 
 褒めて育てろとか言うけれど、見え透いたお世辞では意味を成しません。
 パワハラの誹りを受けようと、本人のためと思えば厳しく叱責します。 

 人材教育に関するセミナーも沢山受けました。
 本も片っぱしから読み漁りました。
 
 鬼じゃないと駄目だとか、仏の上司に成れだとか、真逆の話も有ったりします。
 煎じ詰めればアプローチに正解は無い。
 
 情熱 × コミュニケーション頻度
 
 上司の熱を、部下にどれだけ伝えられるかが鍵でしょう。
 徹頭徹尾、大いに反省します。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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