オーガンスヒストリー:下

3.「アイデンティティ」
 発足当時申し合わされた劇団の内規が幾つかあります。
 その一つが、「内子座にこだわる」

 旗揚げ公演の「石畳水車小屋未来伝」は、リゾート開発に揺れる農業後継者の悲哀をSFタッチで描いた作品したが、テーマ性が評価され、松山の果樹研究同志会という団体から再演依頼を受けました。
 その時の我々の回答は次の通りです。

 「我々は内子座にこだわる劇団であり、本作も内子座でなければ表現できない作品。
 従って、貴団体が内子座に来て頂けるというのであれば、再演を受け入れても良い。」

 アマチュア劇団の分際で、どれだけ高飛車なんだという話ですが、何故かこの条件が上層部を通過。
 年に一度の大会自体を、松山では無く内子で開催し、冷房設備のまだ無い当時、開口部を締め切った灼熱の内子座で観劇頂いたのです。
 
 その後、環境劇では五十崎共生館、人権劇では内子中学校等の舞台も経験していますが、内子座をホームとすることに、誇りとこだわりを持った劇団であることは間違いありません。

4.「芸於遊」
 これは、内子座の舞台正面に掲げてある言葉です。
 
 観客に楽しんで頂くには、役者やスタッフが楽しむ必要があります。 
 勿論、役者が楽しんでいなければ、観客も楽しくありません。
 やらされ感や義務感であったならば、団員個々も苦役となり、とても続けることはできないでしょう。
 
 また、他の重要文化財的芝居小屋の様に、町民の使用に際して様々な制約があったのでは宝の持ち腐れです。
 ピアノでも、ダンスでも、カラオケでも、劇団の公演でも、町民が好きな時に空間を利用できる自由度こそが、内子座の最大の魅力と言えます。
 言うならばここは、我々の遊び場です。

 昨年、新たな脚本家の作品と、新たなキャスト陣によって、オーガンスは新しいカードを切りました。
 そして今回の「オーガンスフォーラム」も、30年目、40年目の未来を創造する、進化のための一ステップなのです。   - 了 -
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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