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オーガンスヒストリー:中

 
1.『 経済的自立 』
 会場費、衣装、大道具、小道具、チラシ・・・演劇にはお金がかかります。
 「町から補助を貰おうか?」 「スポンサーを募ってはどうか?」

 様々な案が出ましたが、それらを受け入れた場合、上意に沿った運営を余儀なくされる懸念があります。
 自分達のやりたいテーマに沿った自由な自己表現を目指すため、自主自立の船出を決断したのです。

 当初は、劇団員一人から一律2万円を集め、運営準備金としました。
 そこからの運営は、極めてシンプルです。

 売上 > 経費 or 経費 < 売上

 即ち、売れるチケットの範囲内で経費を納めるか、かかった経費以上にチケットを売るか。
 この原理原則を逸脱しない限り、絶対に赤字には成りません。

 そして、多少のイレギュラーはあっても、この原則を貫いてきたからこそ、20年間続けてこられたのです。
 当初の出資金も、二年目には全額メンバーに返すことができました。
 公演の度に赤字を打ち、メンバーが自腹を切ったり、高額な団費を求めるのでは、継続は難しくなります。

 今にして思えば、最初の判断を誤って補助を求めていたとしたら、その補助に依存する体質がこびりつき、自主自立の運営は叶わなかったでしょう。
 会社経営でも政治でも町興しでも劇団でも、経済の伴わない活動は戯言です。

2.『 新陳代謝 』
 劇団解体の主な理由は、①経済的破綻 ②仲間割れ分裂 ③中核メンバーの離脱。
 脚本も演出もマルチにこなす人材が組織のレールを敷く・・・多くの劇団の実態です。
 ワンマン劇団は、その人材への依存が高いため、代表が去れば空中分解します。

 創業時のオーガンスも、当時の代表が脚本・演出を手掛け、運営面も殆どを取り仕切っていました。
 案の定数年後、子会社から本社勤務となり、それまでのような活動ができなくなります。 
 しかしこの危機に、代表ポストは二代目に引き継がれ、脚本も他のメンバーが書き下ろし、スムーズな継承を果たしました。

 それだけではありません。
 看板俳優が町を離れたり、子育てで休養することになった時にも奇跡的に、彗星の如く新たな星が現れ、ネタが尽きたと思われる時にも、必ず新たな脚本が持ち込まれるのです。

 「強いモノが生き残るのではない、賢いモノが生き延びるのでもない
  唯一、変化に対応できるものだけが生き残る」

 ダーウィンの進化論同様、時代の変化に対応し適宜、新陳代謝できたからこその20年なのです。  つづく
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

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