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官僚的予算消化

 日経新聞のコラム「迫真HAKUSHIN」は、京セラやKDDIの創業者であり、JAL立て直しの請負人でもある稲盛和夫氏の連載が続いています。

【 JAL本社25階の役員会議室で、10億円の予算執行について説明する役員の話を、稲盛会長が突然、遮った。
 
 稲盛「あんたには10億円どころか、一銭も預けられませんな。」
 
 部屋の空気が凍りつく。
 総勢30名の役員、管財人は息をのんだ。

 役員「しかし会長、この件はすでに予算として承認頂いております。」
 
 稲盛「予算だから必ずもらえると思ったら大間違いだ。
   あなたはこの事業に自分の金で10億円つぎ込めるか。
   誰の金だと思っている。
   会社の金か。
   違う、この苦境の中で社員が地べたをはって出た利益だ。
   あんたにそれを使う資格はない。
   帰りなさい。」

 この日を境に「消化する」という官僚的な思考が潜む「予算」という言葉がJALから消え、すべて「計画」に置き換わった。 】

 確かに、予算という言葉は、時に経費確保の既得権と勘違いされがちです。

 例えば、売上目標が200万円、広告宣伝費の予算が10万円だったとします。
 国家予算的な見方で言うと、この10万円は「使えるお金」ですし、「余すと次期減らされてしまうので使い切るべきお金」です。
 また、収入が減っても、10万円は減らされません。
 但し、何かしら不測の事態が起これば、補正予算で増額されることはあります。
 
 一方、民間企業においては、売上を最大化し、経費を最小化することで、利益の最大化を図るのが使命です。
 売上がいかないのならば、経費を削減してでも、利益を死守する必要があります。
 経費予算を超過しても、それ以上の売上と利益が見込めるのならば、増額も是でしょう。

 国家や大企業はともかく、中小零細企業の予算が官僚的思考で消化されたなら、その存亡は風前の灯です。
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プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

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