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背中合わせの善悪:後編

 従って、性善説か性悪説か、どちらかではなく、二つは使い分けられるべきなのです。
 ざっくりと切り分けます。

 労務管理 = 性悪説
 人材育成 = 性善説


 そもそも人は、易きに流される弱い生き物です。
 だからこそ労務管理においては、人は怠けるもの、ごまかすもの、という基準で細かい目の網を広くかけます。
 仕組みに隙がなければ、魔がさすこともありません。
 一見、堅苦しく思えても、それが、罪作りをつくらない、真に社員想いの労務管理と成ります。


 比して、人材育成は真逆。
 30歳、40歳まで、一貫して刷り込まれた生き方はそう簡単には変わりません。
 管理者が一所懸命、飴と鞭を駆使し、時間と労力と愛情を注いだとしても、虚しさと向き合うのが常です。

 
 理念に共感できない、価値観を共有できない大人が居たとして、その性格や言動を変えられるか否か「100万円賭けるか」と言われると、文句なしに変わらない方へと張るでしょう。
 しかし、社員教育はギャンブルではありません。


 表には裏、陽には陰、明には暗があるように、人間も長所と短所が背中合わせに存在します。
 性格そのものは変えられなくても、見方、見せ方は変えられます。
 悪い所が目に付いたら、その裏側にある良い所を見てやって、それを引き出し、悪い所が目立たない様にすること。
 

 どれだけ頼りなくても、幾度期待を裏切られても、我が子は見捨てられないのと同じ様に、社員である限り、部下である限り、教育を施して1ミリでも2ミリでも良い方向に導くのが上司の務めです。        以上

背中合わせの善悪:前編

 顧問を務めさせて頂いている某社幹部の方々を対象に、ミニセミナーを開催しました。
 テーマは「人事」。
 会社を伸ばすも、つぶすも、煎じ詰めれば人次第です。
 最も重要で、最も難しいのが人事と言えるでしょう。

 先ずもって、人への対処の仕方には二通りあります。
 ◆ 性善説 = 人間が生まれ持った本性は善である
 ◆ 性悪説 = 人間が生まれ持った本性は悪である

 性悪説の意味を額面通りに受け取ると、猜疑心に満ち、一切人を信用しない・・・と誤解されがちです。
 本来は、悪を前提とした上で、善は努力や教育によって後天的に獲得されるもの・・・という伸びしろに期待する考え方になります。
 
 重大犯罪を犯した容疑者のことを昔から知る人が、インタビューにこう答えました。
「いつも笑顔で挨拶できる、親想いの優しい子でしたから、こんな犯罪を犯すなんて信じられない。」
 また、何人もの人を殺害した凶悪犯人が逃走中、川で溺れかけている犬を救い出そうとして、自らが流されてしまうこともあります。

 こうした場合、一つの肉体に二つの命が宿っているのでしょうか。
 いえ、それが人間です。
 一人の人間の心には、善と悪が背中合わせで存在することを忘れては成りません。    つづく

心許し合える友

 名刺交換した方の名前をFBで検索し、「友達」リクエストするのは、自分なりのルーティンです。

 原則、リアルにお会いした方に限ります。
 縁もゆかりもない、見ず知らずの、特に若くて美しい方は、申し訳ありませんが基本的にスルーです(笑)
 そうした選別の末、現在トータルで600名超の「友達」に支えられています。

 リアル、ヴァーチャル共に、「友達」のつながりは永遠ではありません。
 「友達」から削除することも、されることもあります。
 される理由は判りかねますが、自分から削除する場合の理由は明確です。

1. コンプライアンス
 コンプライアンス意識の希薄な方とはお付き合いできません。

2. 特定個人の誹謗中傷
 特定個人の名前を挙げての誹謗中傷は避けるべきだと考えます。

 改めて「友達」の意味を辞書で引きますと・・・。
 友達 = 互いに心を許し合って、対等に交わっている人。

 どうせなら、心を許し合える友と関わって生きていきたいものです。

普通の日常を取り戻す

 新型コロナ第7波の感染者数に歯止めがかかりません。

 愛媛県においても、連日2,000人前後の感染者の報告が成されています。
 でありながら、行動規制は緩やかで、お盆規制や夏祭りイベントで人流は活発。
 コロナと共存しつつ経済を回していく方向性が、暗黙の内に認識されつつあります。

 昨日の定例会見で、東京都医師会の尾﨑会長は、次の様に述べました。

「新型コロナウイルスの全ての感染者について、全数把握できているとは思えない。
 すでに破綻している。
 インフルエンザのように定点観測に切り替えても、感染動向は予測できる。
 重症者リスクのある60歳以上、基礎疾患のある人は、前例を診断して早期治療に結び付けるよう徹底していくべき。」

 ごっともなご意見です。
 過去二年以上我々は、連日発表される感染者数に一喜一憂してきました。
 しかし、重症化リスクが限定的と成った今、経済活性化との両立は不可欠です。
 
 自分自身も、これまで発症していないとは言い切れません。
 感染しながら、無症状の内に快癒した方は、かなりの数に上ると推察されます。

 適切な感染予防措置。
 節度ある行動。

 これらを前提とした上で、普通の日常を取り戻しましょう。

真夏の夕立ち

 物価高に歯止めがかかりません。
 身の回りの日用品や食品の、殆どが値上げと成っています。
 一方、給料は上がらない訳で、庶民の生活が苦しいのは当然です。

 そこで、賢明なる我が国の政府は、各種景気対策を打ち出して下さいます。
・ ガソリン価格高騰を抑制するための補助金投入
・ 小麦価格高騰を抑制するための補助金投入・・・

 「ちょっと待って。
  コロナ対策の補助金、緊急融資、Go toキャンペーン。
  大盤振る舞いするのは良いけど、それって俺たちが納めた税金じゃね。」

 そんな声も聞こえてきます。
 「安心して下さい。
  税金じゃない、借金ですよ。」

 我が国が抱える借金は、6月末時点で1255兆円。
 国民一人当たり1000万円を超えました。
 そう、財布、通帳にお金は無いにも関わらず、身の丈に合わない借金をして、将来にツケを回しているのです。

 加えて、賢明な政府は、企業に対して要請を行います。
 ・ 内部留保を切り崩せ
 ・ 設備投資に回せ
 ・ 賃上げを行え・・・

 経済は生き物です。
 政策介入によって、コントロールすることはできません。

 確かに、一時的に小麦やガソリンの価格は落ち着きます。
 ごく一部、賃上げを受け入れられる大手企業もあるでしょう。
 しかし、場当たり的に注入した真水は、焼け石の上であっという間に蒸発します。
 
 さながら、真夏の夕立ちです。
 一時的に気温は低く成り、恵の雨と喜びも束の間、その夜は湿度が上がり、返って寝苦しくなります。
 
 豊かさを取り戻したければ、時間も労も厭わず、汗と知恵を出して、馬車馬の様に働くこと。
 古今東西、楽して儲かる方法はありません。

挽歌のもの悲しさ

 昨日は、77回目となる「終戦の日」でした。
 
 子供の頃のお盆は、親戚が集まり賑やかに過ごしたものです。
 お盆が終わると、長い夏休みもカウントダウン。
 大量に残された宿題へのプレッシャーも含めて、少しナーバスな気持ちに成ります。

 大人に成ってからは、父母の住む、松山や今治を訪れるのがお盆の恒例でした。
 今や、訪ね行く父母も姉も、この世には居ません。

 SNSには、過去に投稿した「〇年前の今日」が表示されます。
 3年前は、台風接近に伴い避難を余儀なくされ、
 5年前は、高知からやってきた友と旧交を温め、
 9年前は、広島の大学から帰省した長男を迎えに観光港へ。

 十年ひと昔と言いますが、何れもつい昨日のことの様に思い返されます。
 更に十年経つと、小職も70歳。
 これからの十年もきっと、光陰矢の如く過ぎ去ることでしょう。

 吹く風も少しだけ涼しくなり、TVから「サライ」が流れてくると、夏も終わり。
 何となく、もの悲しさを感じるのは、今も昔も変わりません。

 本日、お盆期間中お帰りに成られていたご先祖様を御見送りすべく、送り火を焚きます。
 当たり前ではない平和に感謝しつつ、一日一日を噛みしめながら、厳かに過ごしたいものです。

自問自答の日々

 独立開業後のスタンスとして、不動産に関わる仕事は何でもやります。
 
・ 売買仲介
・ 賃貸仲介

 こうした直球以外に、建物管理、管理紹介、建築紹介、研修、顧問、地権者交渉といった変化球にも手を出します。
 その状況を高所から俯瞰し、客観的に見つめてみます。
 一般的に、何でもやると言う人の大半は、何にもやれない人です。

 営業エリアは大洲から松山まで。
 人生の最終章は、地元内子町で開業してお役立ちをしたい。
 これは、偽りのない正直な想いでした。
 
 開業二ヶ月で何軒かのお取引をさせて頂き、今後予定しているものも幾つかあります。
 しかし、内子町内の案件は一件だけ。
 内子のマーケットの限界も感じています。

 口幅ったい言い方をすれば、パーソナリティとして小職を必要とされる場面はあるでしょう。
 それであれば株式会社にする必要はあったのか。
 個人商店で良かったのではないか。

 急速に人口減少が進む中、町内の事業所も、衰退を余儀なくされてきました。
 商店街も、歴史ある店の撤退が相次いでいます。

 そんな中、元気に頑張っているお店は在ります。
 代表的なのは、酒屋のYさん、魚屋さんのKさん。
 何れも気鋭の後継者がいらっしゃって、他店との明確な差別化が図られています。
 決して、大手スーパーや量販店の台頭を言い訳にはしません。
 ちなみに弊社は、その中間に位置しています。

 コア・コンピタンス。
 他社には真似できない、自社にしかできない強みは何か。
 ずっと考えていますが、なかなか明快な回答が導けずに居ます。 

 いま暫く、自問自答が続きそうです。

穏やかに過ぎ行く夏

 ご先祖様が帰ってくるお盆期間中、家に棚を作り、お迎えします。

 25歳の時、父が亡くなった際は、亡伯父が家に来て、一から棚作りを教えてくれました。
 それから30年余り、毎年棚を作り続けています。


 今年は、この仏事を継承すべく、長男も棚作りを手伝います。
 最後に、亡父と亡母の位牌を並べ置いたら完了。
 棚作りを終えた後、家内の実家で行うBBQも恒例です。
 
 翌13日の朝、菩提寺の和尚が来られての棚経。
 家内は早朝から、お膳を準備してくれます。
 昨年まで松山通勤だったため、午前中はお休みを貰っていました。


 今年から職場は、徒歩三分。
 一旦出社してから、頃合いを見て自宅に帰り、終えるとまた職場に戻ります。
 お盆休みも、土日も関係無し。
 環境は随分変わりました。
 
 お盆の終わる16日には、ご先祖様も菩提寺へ戻られます。
 夕方、自宅の棚を解き、自宅前の河原で燃やして御見送り。

 毎年毎年、当たり前の様に繰り返す夏のルーティン。
 しかし、健康も平和も安寧も、当たり前ではありません。
 
 感謝の念をもって、仏前に手を合わせましょう。
 厳かに、穏やかに、今年も夏が過ぎていきます。

時間を操る糸毬

 創業塾セミナーの講師である、東矢憲二氏より頂いた自著「気づきの智慧」を頂きました。
 文中で紹介されていた、ノーベル賞作家アナトール・フランスのエッセイ「エピクロスの園」。
 ここに、人生観の本質に迫る寓話が掲載されています。

【 ある精が子供の前に現れ、一つの糸毬を差し出しました。
 「これは、お前の一生の時間を操ることのできる糸毬だ。
  時間が早く流れて欲しいと思う時には、糸を引っ張るが良い。
  糸に手を触れない限り、同じ時刻に留まることもできる。
  糸毬の操り方次第で、お前の一生は急速にも緩慢にも過ぎて行くだろう。」

  子供はその糸毬を受け取り、早く大人に成ろうとして糸を引きます。
  次に、愛する婚約者と結婚するため、
  子供達の成長を見届けるため、
  病気の苦しみから逃れるため・・・。
  先を急いで、事ある毎に糸を引きます。 
 
  そして最後には、老いの孤独と悲哀に止めを刺すために、思いっきり糸を引っ張るのです。
  子供が天に召されたのは、糸毬を受け取ってから4ヶ月と6日後のことでした。 】

 ・ 上司からのプレッシャー
 ・ 資金繰りの苦しみ
 ・ 猛暑の中での作業
 ・ 対人関係のもつれ・・・

 仕事をする上で上手く行かず、躓き、もがき、苦しみ、早く過ぎ去って欲しいと願う場面は多々あります。
 しかし、そうした艱難辛苦を乗り越え、達成感や充実感を味わうことこそが人生の醍醐味です。
 徒歩で登る人と、ロープウェイで上る人。
 両者が山頂から望む絶景は、決して同じではありません。 

素直さが学びの原点

 第三回目の創業塾セミナーに参加しました。
 新しい仲間も加わり全6名。
 これでグループワークも、3名ずつの2チームで取り組むことができます。

 今回のテーマを一言で言うと「差別化」です。
 自社の、或いは自社商品のコアコンピタンス(競合他社に勝る強み)は何か。
 大前提として、ここが明確でないと、市場競争には勝てないでしょう。

 受講生のお一人が計画されているのは、古書店でした。
 万人受けする店創り、品揃えでは、所詮大手には適いません。
 大事なのは、ターゲットを絞り込むことでしょう。


 絞り込みは、市場を狭くすると考えられがちです。
 しかし、実際にはターゲットを絞り込むほどに、お客様の感性に近付くことができます。
 ターゲットを更に掘り下げ、リアルなお客様像をイメージするペルソナの設定も重要です。
 


 古書店のコンセプトは「よみがえる青春」。
 50代、60代の中高年が、若かりし頃にタイムスリップできる空間。
 まさしく、小職もどストライク世代と言えます。
 品揃えは当然として、内装も、壁にかかるポスターも、店内にかかる音楽も、昭和40~60年代で統一されている空間ならば、是非とも行ってみたいと思うでしょう。

 或いは、昭和レトロな感覚が「エモい」と受け止められ、若いインスタ女子にも受けるかもしれません。
 狭いターゲットに絞り込んだ結果、想定外の顧客の心の琴線を揺さぶり、ドミノ倒しの如く波及することもあります。

 それにしても、今回の受講生の問題意識と積極性は素晴らしい。
 講義中も、講師の話を遮っての質問が相次ぎます。
 
 「流れには抗えない」
 「今更聞けない」

 そんな虚無的な、大人ぶった、つまらないプライドを恥じ入ります。
 判らないことを認め、判らないと言える素直さこそが、学びの原点と言えるでしょう。

プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

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