fc2ブログ

内向きと外向き

 7月も今日1日を残すのみ。
 前職の会社は決算ということもあり、最後の追い込みと来期経営計画策定の重なる7月は熱い月でした。
 今年は13年振りに、そうした呪縛から解放されています。

 これまで小職は、中小零細企業から、それなりに大きな企業に至るまで、様々な経営に関わってきました。
 大小関係なく、内向きの仕事と、外向きの仕事とのバランスはとても重要です。

 先ずもって、「事件は会議室で起きている訳じゃない!」。
 現場もお客様も、全て社外にいらっしゃいます。
 内向きの仕事ばかりしていたのでは、数字は上がりません。
 
 では、現場で駆けずり回ってさえいれば業績は上がるのか、というとそれも違います。
【 ある森に、勤勉なきこりが居ました。  
  夜明けから日没まで休むことなく、そのきこりは大きな鋸で、木を切り出し続けます。
  一心不乱に働くきこりの姿を見ていた男が、ふと気付きました。
  鋸の刃が丸くなっているではありませんか。   
  男は、きこりにアドバイスします。
 「おい、その鋸の刃先が丸くなってるぞ。研いだらどうだ?」
  すると、きこりは手も休めず、目もくれずに一言。  
 「俺は忙しい、そんな暇はない。」 】  

 企業にとって、刃を研ぐとは何か。
 戦略、戦術、組織、人事、採用、教育、仕組みづくり・・・。

 現場の社員ががむしゃらに頑張ったとしても、刃先が丸ければ生産性は上がりません。
 方や、会議室で刃ばかり研いでいたのでは、肝心の木は一本も切れません。
 経営者に最も必要なのは、そのバランス感覚でしょう。
スポンサーサイト



売れる宅建資格

 我々不動産業は、国交大臣もしくは県からの許認可を得て業を営むことができます。
 許可申請する上で、必須なのが「専任の宅地建物取引士」です。

 これには、当該事務所に常勤する「常勤性」と「専従性」という二つの要件が求められます。
 専従性と見なされないケースについて、具体的に解説します。

 ① 他法人の代表取締役、代表者、常勤役員を兼務していたり、会社員、公務員等他の職業に従事している場合
 ② 他の自営業を営んでいたり、社会通念上における営業時間に、事務所で勤務できない状態にある場合
 ③ 通常の通勤が不可能な場所に住んでいる場合
 ④ 当該法人の監査役を務めている場合

 宅建士資格を有しない代表者が不動産業を営もうとする際に、先述の「常勤性」「専従性」が担保されない資格者の名前で許認可を得ることを、俗に「名義借り(名義貸し)」と言います。

 自分が宅建士資格を取った約30年前は巷で、こうした名義借り(名義貸し)が横行していました。
 月数万円の報酬を得られるという意味で、「宅建資格は売れる」と揶揄されたものです。

 資格を必要とする側と、資格を持て余している側。
 表面上だけを見れば、win-winが成立して見えます。
 しかしこれは、明らかな違法行為です。

宅建業法 第79条 (罰則)
 次の各号のいずれかに該当する者は、3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
1号(借りた側) 不正の手段によって第3条第1項の免許を受けた者
3号(貸した側) 第13条第1項の規定に違反して他人に宅地建物取引業を営ませた者

 また、仲介によって報酬を得た場合、その重要事項説明書の虚偽表示は詐欺と見なされる可能性もあります。
 同業者とすれば、共同仲介もNGでしょう。
 改めて、借る側も貸す側も、未来永劫大きなリスクを負うことを忘れては成りません。

10年生存率1割未満

 内子町主催、創業塾セミナーが開講しました。
 講師は、四国ビジネスコンサルタントの東矢賢二代表。
 受講生は、地元で新規開業した、もしくは開業を予定している全5名。
 
 弊社の定款には一応、「経営コンサルタント」の一文を入れており、セミナーを請け負うこともあります。
 受講生としてセミナーを受けるのは久々です。
 
 創業塾というネーミングから、勝手に若い方ばかりと想像していましたが、意外にも年齢層は高い。
 他の受講生の方と名刺交換したところ、「経営コンサルタント」の肩書を持つ方が、もう一人いらっしゃいます。
 内子町の担当課長が「講師を務めた方が良い位のベテランの受講生が多くて・・・」と戸惑う場面もありました。

 さて、これから学ぼうとする我々にとって、冒頭の講師の言葉は実に刺激的です。
「創業することは簡単。
 だが、希望に満ちて創業された会社の内、5年後に残っているのは僅か15%。
 85%は5年以内に、この世から消えている。
 10年後に残っているのは、1割に満たない。」

 何とも、数字は残酷です。
 そして、数字は嘘を吐きません。
 
 不動産一筋30年。
 その殆どを役員として、内半分を代表取締役として経営に携わる中で、多くの店舗や組織を創造して参りました。
 本セミナーをきっかけに、過去の栄華やプライドに決別を告げ、もう一度初心に立ち戻り、最終章に相応しい作品を創造していきたいと思います。  

心地悪さの理由

 最近のマスコミ報道や、SNSや、youtube配信を見て、一定の心地悪さを感じていました。
 その理由について一つの答えを導いたので、ここに書き留めます。

1.他者批判
 「あの人は、過去にこういうことをやった。」
 「あの人は、罪を悔いることなくのうのうとしている。」
 「あの人は、絶対に許さない。」

 表向きは、警察や裁判所が追及しないのであれば、自らが天に代わって悪を糾弾する。
 本音としては、ゴシップ暴露系動画は再生回数が伸びて儲かる。
 実際、視聴者が多いからこそ成立するマーケットでもあるでしょう。

2.一方通行
 裁判であれば、いかなる極悪人でも、釈明の機会が与えられます。
 双方の言い分を聞いた上で、物証や状況証拠を精査し、裁判官が公正な裁きを行う。
 方や、ろくろくエビデンスも示さず、相手の悪行を一方的に晒す。
 晒された側も、自分にとって都合の良い部分だけを切り取って反論する。
 どこまでいっても平行線です。
 
3.狭量
 他者批判コンテンツを売りにする方の大半は、狭量です。
 時に、傷つき息も絶え絶えの瀕死の相手に対し、更にとどめを刺そうとします。
 ではその方はこれまで、どれほど清廉で高潔な生き方をされてきたのか。
 自分自身、我が身を振り返れば、他人を責められる程上等な人間ではないと自覚しています。
  
 疫病が蔓延し、経済が疲弊し、心に余裕が無くなっているせいかもしれません。
 そんな時は、誰かを仮想的にするのが楽です。
 しかし人は、ネガティブ情報に支配されると、やがて心を病みます。

 日本人がこの国難を乗り越えるためにも、相手を尊重し、認め、許す心を取り戻して貰いたいものです。

混乱と謝意と感謝

 先日の月曜日の午後は、来店が相次ぎました。

 12:30 3名
 13:00 1名

 ここまでは想定内。

 15:00 2名
 16:00 1名

 一日誰もいらっしゃらない時もありますが、こうしてたて込むこともあります。
 商談中に他のお客様が来られて、気を利かせた前のお客様が席を立つ、玉突き方式。
 その間に、電話の着信も相次ぎます。

 最後のお客様も、かかってきた電話での幕切れでした。
 総体的には、主要なお話が終わった段階で、次の方が来店頂く格好でしたので、効率は良かったと言えます。
 
 中には、初めて会社に来ていただいた方も3名。
 もう少し深い話をしたかった、余韻を味わいたかった、というのが本音です。
 お客様もそう感じていたとすれば、甚だ申し訳ありません。
 
 アポを取って頂くのがベストですが、事前にお電話を頂いたにも関わらず、商談中で取れないこともあります。
 アポ来社頂きながら、飛び込みのお客様が重複して、双方にご迷惑おかけする可能性もあるでしょう。

 混乱も謝意も感謝も包含して、それが一人で仕事をするということです。

風呂に入る様なもの

 人生は山あり谷あり。
 失敗したり、批判に晒されたり、叱責を受けたり、裏切りに会ったりすると、途端に心が落ち込んだりします。
 最悪、絶望して命を絶とうとする方もいらっしゃいます。
 人間の心は弱いものです。

 マインドが沈んだ時にでも、強く生きるための術は幾つかあります。
 
① 大きな目標
 1992年、バルセロナ五輪男子マラソンに臨んだ谷口浩美選手は、22.5km地点で後続に足を踏まれ転倒。
 それでも立ち上がり猛烈に追い上げ、見事8位入賞。
 「こけちゃいました。これも運です。」と爽やかに語った姿は、更なる感動を呼びました。
 大きな目標を持っているからこそ、躓いても、転んでも、再び立ち上がることができます。
 目標が無ければ、42.195kmは勿論、10kmいや5kmも走ることはできません。

② 善行を積む
 世の中には、他人を騙したり、欺いたりして、富を得ようとする人が居ます。
 犯罪には至らないとしても、日常の中で、大なり小なり背信の思いを抱くことはあるでしょう。
 しかし人は、後ろめたい思いが積み重なると、心が弱くなります。
 その後ろめたさを薄める最善策は、善行を積むこと。
 善行といっても、出来得る範囲で充分です。
 悪いと思えば謝罪する、困っている人を見たら親切にする、募金、ゴミ拾い・・・。
 小さな善行の積み重ねは、心を強くしてくれます。

③ 小事の継続
 6:00出社、日経新聞購読、ブログ、献血・・・。
 これは、小職の日常におけるルーティンの一部です。
 何れも大したことではなく、「今日だけ」実行することは難しくありません。
 しかし、この小事の継続こそが、浮き沈みに翻弄される心を、強固にしてくれる特効薬です。

 甚だ利己的で、怠惰と欲得にまみれた性格の自分が、何とか社会の一員として生かされてきました。
 その理由は、日常でついた垢が適宜、習慣によって洗い流せているからかもしれません。
 さしずめそれは、毎日風呂に入る様なものです。

異動はチャンス

 松山市ご出身の長榮周作さんは、パナソニック元代表取締役副社長、現パナソニックホールディングス特別顧問。
 7月24日付の愛媛新聞一面に、寄稿文が掲載されています。

【振り返ってみると高校受験、大学受験、就職と、理由はそれぞれですが、自分が当初希望していた進路とは別の進路に進んだことの方が多かったように感じています。
 これは会社生活においても同じで、社命により、自分が希望していない部署への異動事例も沢山頂きました。
 当時は、人生ってつくづく思い通りにならないなと思っていましたが、そこであきらめたり腐ったりせずにそれを乗り越えることで自信を持つことができ、またその時々の境遇で常にベストを尽くすことが基本姿勢として身に着いたと、今では感謝しています。】

 私自身、過去を振り返れば、数多くの肩書を頂きました。
 11年に渡る職人生活に終止符を打って転職し、最初に貰った名刺は、某FC菓子店店長。
 その後、総務部長、不動産事業部長、分譲マンション部長、住宅事業本部長、人材開発担当役員、不動産会社代表、経営管理室長、建設会社代表・・・。
 そして今は、天職としての不動産会社代表、そして某社顧問の名刺を頂いています。
 
 サラリーマンにとって移動は宿命、避けては通れません。
 勿論小職も、総てを前向きに受け止めた訳ではなく、不本意な異動もありました。
 それでも、口幅ったい言い方ながら、配属された総ての部署で、それなりの成果を残してきたつもりです。
 その秘訣を、一言で言えばポジティブシンキングでしょう。
 
 どれだけ悔やもうと、誰を恨もうと、過去は一ミリも動かない。
 変えられるのは自分と未来だけ。
 「どうしてこうなったんだろう」という被害者意識を捨て去る。
 気持ちを切り替え、寧ろこの異動は自己成長のチャンスと捉える。
 腹を据え、この場、この時に最善を尽くす。

 動かしようの無い過去に捉われていられるほど、人生は長くありません。

憂鬱なマイナポイント

 今日は今旬な、マイナポイントについてです。

 以前はやり過ごしていたのですが、「dポイント最大20,000円分付与」の謳い文句に吊られて申し込むことにしました。
 この「最大」が文字通りポイントなのですが、本件は後日。

 さて、暗証番号4桁を入力しログイン、までは順調でした。
 次に、カードをスキャンするのですが、何回トライしてもエラー。
 ちなみに、県民割等で必要なワクチン接種証明は、しっかりスキャンできます。

 仕方なくdocomoショップに電話すると・・・。
 「有効期限が切れてないか?」と聞かれますが、2025年までです。
 来店対応をお願いすると、予約の空きは16:00。
 満を持して向かうも、やはり同じ個所で躓きます。

 「お店の機種でやってみましょう。」
 すると、「利用者証明電子証明書が失効しています」とのメッセージ。

 翌日、町役場に行き、説明されて腹入りしました。
 このマイナンバーカードの有効期限は発行から10年。
 方や、電子証明書の有効期限は5年で切れるのだそうです。
 なんだかなぁ・・・。

 その場で、電子証明書の更新をお願いすると、今度は先述した4桁ではなく、6桁の暗証番号が必要とのこと。
 6年前のことなので、すっかり失念。
 そこで、暗証番号の再設定手続きを行います。

 何とか総ての手続きが完了。
 ついでに申込のサポートもお願いすると、快く受け入れて下さいました。
 ところが、「更新から1時間は申込できない」システムだそうで・・・。
 
 結果、オフィスに戻り、一時間経過してから申し込むと、1分程度で完了。
 なんだか、拍子抜けです。
 
 しかし、健康保険証、公金受取口座登録は何故か、「未了」の表示。
 よくよく見ると下段の注釈に、申込の翌日の7:00頃更新とありました。

 こんなに苦労したのは、私だけでしょうか。
 高齢者扱いされた気がして、少し憂鬱な壮年男子です。

マインドリセット術

 独立起業してから初めて、少しだけ躓きました。

 そもそも、世の中は思う通りにはいかないものです。
 それが、起業後の4ヶ月は、概ね上手く運んでいました。
 勿論、ただ運が良かっただけ。
 順境は、そうそう続きません。

 よくある仕事上の躓きです。
 数字を失うだけなら些末なこと。
 大切にしていた顧客との、信頼関係の消失感はなかなか堪えます。
 自責自戒の自問自答と、不動産業者としてのプライドとが交錯して、久々に眠れぬ夜を過ごしました。
 
 しかし、いつまでも立ち止まっている訳にはいきません。
 こんな時は、カーネギーの教えに従うことで「道は開ける」。
 想定される最悪の事態を受け入れる覚悟を決め、今なすべきことを済ませると、徐々に気持ちは落ち着きます。
 結果、翌日は10時間睡眠で帳尻合わせできました。

 そして次の日、予約していた大街道献血ルームへ。
 善意の人だけが集まる空間で、自分に出来得る小さな善行を積む。
 さながら、俗人的な心の垢を洗い流してくれる至福の時と言えるでしょう。
 その後、敬愛する経営者の同志とのパワーランチで、心身ともにエナジーチャージ。
 
 改めてこれが、自分なりのマインドリセット術です。

半値八掛二割引:後編

④ 「土地相場は坪10万円」として、坪数をかけて総体金額を弾く
 道路から高低差の無い50坪の宅地なら、その計算は正しいと言えます。
 しかし、一枚300坪の田の場合、計算はまるで違います。
 仮に5区画の宅地に分筆しようとすれば、奥の宅地へ向けての接道が必要です。
 その売れない道路部分が60坪必要であったとすれば、その地価は単純に「八掛け」=8万円に成ります。

 変形土地であった場合には、その道路負担が更に大きく膨らみます。
 当該地が前面道路から落ち込んでいた場合は、周囲に擁壁を設け盛り土したり、軟弱地盤であったとすれば地盤改良工事も必要です。
 分筆、登記、給排水引き込み工事等、宅地に仕上げるための費用も要ります。

 最後に、宅地分譲を行う業者の利益や広告宣伝費も忘れてはなりません。
 最終的な仕上がりが坪10万円であったとしても、業者が買い取る場合には、3万円程度に成るのが一般的でしょう。

 
 ここに挙げた四項目は、ほんの一部の事例です。

 
 そういえば、トレーディングカードの買取も似ています。
 稀少性、人気、傷や汚れの状況・・・。
 同じ様に見えるカードでも、買取価格は天と地ほども開きがあります。

 この世に、二つとして同じ条件の不動産は無い訳で、一つひとつがオーダーメイドとなる不動産の査定は更に複雑です。
 一般のお客様が、誤解されることは仕方ありません。
 エビデンスを示し、できる限り判り易い言葉でお伝えして、納得を積み上げていきたいと思っています。 以上

プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR