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モチベーションキラー

 会社の業績を伸ばすためのファクターは、様々あります。
 中でも、社員のモチベーションを高めるのは、上司の重要な務めでしょう。

 どうすればモチベーションを高められるかは、実に難題です。
 但し、どうすればモチベーションが下がるかは、簡単に列挙できます。

・ 言い分を聞いてくれない
・ 頭ごなしに叱責される
・ 納得のいかない仕事を押し付けられる
・ 熟慮した提案を言下に否定される
・ 役職に相応しい裁量権が無い
・ 現場の判らない人間から口出しされる
・ 会社の方向性が判らない
・ 会社の未来に希望が持てない
・ 評価の基準が不明瞭
・ 上司の言葉に一貫性が無い
・ 上司が尊敬できない・・・

 そう、単にこの逆を目指せば良いだけのことです。
 しかし組織内では、意外にモチベーションキラーが幅を効かせたりします。
 勿論、未熟が故、社員側に問題があるケースも少なくないでしょう。

 組織を離れたからこそ、レンズの曇りが取れ、クリアに見える部分も少なくありません。

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生涯に一片の悔いなし

 2月に独立を決断し、3月末に前職を退任し、4月1日に会社を興し、6月10日に正式開業。
 この5ヶ月間で、多くの方とお話しをさせて頂きました。
 
 つくづく、何故こうなったのかを語るのは複雑です。
 表向きにお話しできることもありますし、お話しできないこともあります。
 敢えて、一言で説明するならば、「納得のいく仕事をしたかった」ということでしょう。
 
 自分は4ヶ月後に、60歳に成ります。
 あと10年経てば、70歳です。

 SNSで毎朝表示される、10年前の今日を見てしみじみと思います。
 50歳からの10年は、あっという間でした。
 即ち、これからの10年も光陰矢の如し。

 その限りある短い人生の最終章。
 自分らしさを打ち消し、価値観の合わない人に忖度しつつ、心にも無いことを口にしながら、納得いかない仕事に従事しなければならないとすれば、そこはさながら監獄です。
 
 但し、経済的な安定を代償として差し出しました。
 その見返りに、有り余る精神的な安寧を得ることができた今、わが生涯に一片の悔いもありません。

曇りのち土砂降り

 6月27日付日経新聞23面「主要30業種の天気図」。

◆ 建設 = 曇りのち薄日
 建設は資材価格高騰が引き続き深刻だが、ゼネコン各社は業界団体を通じて価格転嫁を進める見通し。
 工事発注が比較的堅調なことから、受注競争が一服し、受注時の採算は今後、一定程度は好転するとみられる。
 
◆ マンション・住宅 = 曇りのち曇り
 新型コロナウィルスの影響で働き方や住まいの在り方が多様化し、都市部や郊外で新築や中古のマンションや戸建てを購入するファミリー層などの需要は根強い。
 一方で、用地取得費や人件費の高騰で販売価格は上昇し、ロシアのウクライナ侵攻や円安による木材など資材高の影響も販売面で懸念される。

 いつも申し上げる通り、最大の価格決定要因は需給バランスです。
 欲しい人が多くて、モノが少ないと、プレミアがついて価格は高騰する。
 欲しい人が少なくて、モノが多いと、だぶついて価格は下落する。

 従って、一般の方が購入できない位まで価格が高騰すると、モノが売れなくなり、価格も落ち着いてくる筈です。
 ところが、先述の天気図では「価格が上がっても、需要は根強いので、まだまだモノは売れる」と言っています。
 本当にそうでしょうか。

 大企業に勤め、それなりの所得水準にある皆さんは、在宅ワークも奨励されていたりします。
 大都市圏ではなく、郊外で土地を買い求め、マイホームを建てる選択肢もあるでしょう。
 建築費が上がったとしても、土地費が抑えられて帳尻も合います。
 
 一方、中小零細企業に勤める地方都市のサラリーマンはというと、在宅ワークできる人は限定的で、所得も低い。
 原価高騰と円安影響が建築費に転嫁されると、文字通りマイホームは高嶺の花です。
 また、コロナ対策の補助金や緊急融資によって延命されていた企業の返済が始まることで、破綻増大が懸念されます。
 
 物価が高騰する中、給料は上がらず、働く場所すら無くなるかもしれない。
 正直マインドは、マイホームどころではありません。
 私見ながら、曇りのち土砂降りと成る気がします。

飲み会不要不急論

 コロナ禍の二年間について、個人的にも消費の鈍い実感がありました。
 飲み会も無く、ごく稀にあったとしても一次会止まり。 
 消費行動とすれば、コンビニに寄る位。
 朝早く出社し、終業すると一目散に帰宅し、風呂に入って食事をして寝るだけの日々。
 
 程度の差はあれど、国民の多くが自粛生活を強いられていた訳ですから、地域経済は停滞して当然です。
 さて、先週は久々に経済を回しました。
 
 木曜日は終日お客様と同行。
 お昼の寿司も、夜の宴席も、二次会までもご馳走に成ります。
 その上、お客様と二次会の店主から、手土産を持たされました。
 加えて自分も、ご馳走になることを見越して、手土産を持参しています。
 
 金曜日は異業種交流会。
 予習のための学習図書全14巻を事前にネット購入。
 一次会は予期せず、お世話になっている業者様のおごり。
 つなぎに入った喫茶店代は、半ば強制的にかつての部下のおごり。
 二次会は、少しだけ良い格好して先に店を出ます。
 
 たまたま二日連続で飲み会と成ったため、定宿としているホテルに連泊。
 これが県民割で半額となった上に、一日当たり2,000円計4,000円分のクーポン付き。
 翌日、このクーポンを使ってシャツを買いました。

 一連の流れで、それなりのお金が流通したことは間違いないでしょう。
 しかし、それよりも重要なことがあります。
 長期の自粛とその後の解放を経た気付き。
 人間の精神にとってコミュニケーション(飲みにケーション)は、決して不要不急なものではありません。

どう生きたいか

 先日は、気の合う6名で異業種交流会・・・というよりも、内4名は不動産業で、残る2名も関連業。
 ビジネスパートナーの慰労会的な宴席でした。
 内2名は、かつて同じ釜の飯を食った同士でもあります。
 
 集まった趣旨は、NHKドラマ「正直不動産を語る夕べ」。
 しかし、内容はというと、資本、組織、上司、部下、事業継承、M&A、転職、起業、競業・・・。
 NGだらけで、文章にするのも憚れる程ディープな、濃い一夜と成りました。

 幾度も幾度も、拙文を通してこの質問を投げかけてきました。 
 「会社は誰のものか?」

 資本主義における回答は、紛れもなく資本家(株主)でしょう。
 経営は資本家の意向に沿って進められます。

 事業継承やM&Aによって資本家の顔が変われば、理念も方針も大きく書き換えられます。
 例え間違っていたとしても、気に入らなかったとしても、組織論として上意下達は絶対。
 その時、選択肢は三つだけです。

① 組織に忠実なYESマンを貫く
② 資本家に進言して変革を起す
③ 組織を飛び出す

 そして、各々必要とするファクターがあります。
 ①は、忠義、忠誠、我慢、忍耐、辛抱。
 ②は、資本家から認められるだけの実力と評価。
 ③は、自らの市場価値とリスクを取る覚悟。 
 
 他社からヘッドハンティングされるか、自ら起業できる人材であれば、②③の課題にも正面で対峙できます。
 そうでないとすれば、①を受け入れ、貫くしかないでしょう。

 組織人として、どう生きるべきなのか、どう生きたいのか、どう生きられるのか。
 逃げることはできません。
 決めるのは、貴方自身です。

健全な開店休業状態

 今週の業務内容です。

月 午前:大洲お客様訪問、午後:法務局、物件案内
火 午前:来客応対、午後:来客応対
水 午前:松山お客様送迎、打ち合わせ、午後:お客様と業者訪問
木 終日:松山お客様送迎、会食、物件案内、夕刻から宴席→泊り
金 早朝帰社:社内、夕刻から松山宴席→泊り
土 早朝帰社:社内、午後:松山のお客様と内見、業者打ち合わせ

 正直、そんなに多忙という訳ではありません。
 さりとて、遊び呆けている訳でもありません。

 会社にかかった電話は総て携帯に転送されます。
 また留守にする際は、「こちらにお電話下さい」と、携帯番号を示した店頭表示をしています。
 木曜日の18:00頃、お客様を交えた宴席の途中で、お客様からと思われる電話がかかりました。
 一番奥に座ったため、席を立つこともできず、小声で受けます。

自分 「はい、たんぽぽ不動産さんの松岡です。」
お客様「ああ、今日は戻られますか?」
自分 「いえ、実は今松山でして・・・。」
お客様「定休日はいつですか?」
自分 「一応無休なんですが、一人なので、出ていることが多くて。
   明日なら朝から15:00位までは会社に居りますけれど・・・。」
お客様「いや、仕事しているので、夕方しか行けないんでね。」
自分 「申し訳ありません。」

 本来であれば、スケジュールを確認したり、お名前を聞いたりして、次につなげるべきところですが、宴席に水を差すこともできず、そこで終了。
 実に心残りな一幕でした。

 改めてよくよく考えれば、お店が開いている時間は限定的です。
 お客様から、開店休業状態と思われても仕方ないでしょう。
 内子町だけをテリトリーとすれば、連絡を受けてすぐに戻ることもできます。
 さりとて、中南予全域で情報を拾っていかないと食えないのも現実です。

 アポのお客様に飛び込みのお客様が重なって、待って頂いたり気を遣わせたり。
 かといって、人を雇う余裕もない。
 一人で仕事をするが故の、ジレンマは避けられません。
 
 しかし、やることも、あてもない社内で、鳴らない電話を待っているよりは良い。
 いわば健全な開店休業状態。
 自分で自分に言い聞かせています。 

マニュアルの限界

 お客様同行で、業者訪問しました。
 お取引物件に付帯する、設備に関わる二社です。

 一社目は丁寧過ぎるくらい丁寧な対応。
 嚙み砕いた言葉で、一つひとつ判り易く説明してくれます。
 帰りには、ノベルティグッズのお土産も頂きました。

 続いて、二社目のドアを開くと、総ての従業員が立ち上がり、「いらっしゃいませ」と迎えてくれます。
 なかなかできることではありません。
 否が応でも期待感は高まります。

 しかし、応接室に入ってからの担当者二名の対応は、そうした期待を総て打ち消すものでした。
 お客様は事前に、何度か説明を受けていらっしゃったものの、難解な仕組みや契約内容が理解できないという背景があり、僭越ながら同行した次第です。

 それなりに知見があり、契約事に慣れている人間であれば、立て板に水で打ち付けられる専門用語も、ある程度理解できますが、一般のお客様はキャパが小さいため、殆どの言葉がオーバーフローしてしまうでしょう。
 お客様の理解状況を確認しながら話を進めるのは営業の基本ですし、人としての優しさです。
 
 表面上、物腰も柔らかで、満面の笑みながら、心の声が聞こえます。
 「前にも説明したじゃないか!」
 「まだ分らないの!」

 話が終わって帰る際も、「お客様お帰りです」との声掛けに呼応し、全社員が立ち上がってお見送り。
 でも、心の中はぽっかりと穴が開き、寒々とした風が吹き抜けます。
 マニュアルの限界を痛感した一日でした。

正直不動産を語る夕べ

 NHKドラマ「正直不動産」は、全10話が完結。
 振り返りますと、ドラマの展開と進行中の案件とが、リアルタイムで驚くほどリンクしていることに驚かされました。
 お客様との会話の第一声も、「見ました?」から始まります。

 不動産業に携わる人間の職業観に、深く寄り添ったドラマはかつてありません。
 「我々の仕事は、土地・建物を右から左に仲介するだけではなく、
 その取引を通じて、幸せな人生を提供すること。」
 主人公の台詞に、何度頷いたことでしょう。

 最終回の後、出演者や監督が集い、裏話を語る感謝祭も感動的でした。
 その時、後方に並べてあった原作本全14冊を衝動的に大人買い。
 漫画本を購入したのは、中学以来四十数年振りでしょうか。
 会社に並べていますと、そこから話が弾みます。

 先般、八幡浜の某公舎に、書類を取りに行った時のことです。
 基本的に、この館は苦手。
 たった一枚の書類を貰うのに、往復1時間以上かけて訪問した挙句、緩慢な対応で長く待たされることがしばしばありました。

 取り合えず、横判を押印して申請。
 暫く待っていると、「たんぽぽ不動産様、お待たせしました。」
 書類を受け取る際、珍しく担当者が話しかけてきます。

「不動産業でいらっしゃるんですね。
 自分は毎週『正直不動産』見てました。
 いやぁ、実に面白かった。
 実際にもあんな感じですか。
 続編も期待できそうですね。」 
 
 業務上の初対面の立ち話にしては、次々と言葉が紡ぎ出されます。
 分かる、分かる。
 みんな誰かに話したくてしょうがないんだな。 

 ということで明晩は、気心の知れたメンバーによる「正直不動産を語る夕べ」。
 熱い夜に成りそうです。

日本最大の弱点:後編

 日本は、先進国の中で唯一、30年間賃金が上がっていません。

 国力の低下に伴い、円安が急激に進行しています。

 多くを輸入に依存する生活必需品の高騰は、留まることを知りません。

 

 確かに、一定の「超過貯蓄」効果は有るでしょう。

 一方で、コロナ下における緊急融資の返済が開始されると同時に、波状的な破綻が懸念されます。

 コロナ禍とは無関係に、本来淘汰されるべきだった不良会社に与えられていた生命維持装置も、早晩外されます。

 破綻が相次げば、失業率も高まります。


 もう一つの問題は、建築原価の高騰です。

 土地、家具、家電・・・様々なモノが連動して売れる住宅販売は、景気浮揚の鍵を握ります。


 二年前に比較すれば、建築原価は1.2倍か、それ以上の水準に成りました。

 仮に1800万円だった住宅が、2200万円に成るとすれば、一次取得層にとって致命的です。


 実際に、今年3月の愛媛県の住宅着工戸数は、対前年同月比▲24.5%。

 4か月連続で対前年を下回っています。


 先述した通り、勤務先の安定も危うい中で、多額&長期の住宅ローンを抱えられるでしょうか。

 将来的な利上げリスクも水を差しかねません。


 もっとも、金利を上げたくても上げられないジレンマこそが、日本最大の弱点です。    以上

日本最大の弱点:前編

 6月19日付日経新聞3面に、大きな見出しが躍っています。
 「世界の利上げ 最多80回」

 世界の中央銀行による政策金利の引き上げが、今年に入ってからの半年足らずで延べ80回に及びます。 
 誤解を恐れずに言うと、日本以外の世界が利上げに走るのは何故でしょう。

 最大の理由は、何といってもインフレ抑制です。
 モノの値段の決定要因は、需給バランス。
 供給に比して、欲しい人が多ければ値段は上がり、少なくなれば下がります。

 コロナ禍における在宅勤務の浸透や外出規制によって、お家時間を重視する人が増え、住宅ラッシュが起こり、ウッドショックに至る。
 ウクライナ危機により、天然ガスや石油価格が高騰し、物流コスト上昇影響が幅広い商品に及ぶ。
 金融制裁に伴い、ロシア産製品が入らなくなり、ウッドショック第二波につながる・・・。

 そこで、利上げをすれば、預金が促進され、借入が縮小し、投資や消費が抑制され、モノが売れなくなるから値段が下がり、インフレが解消される筈なのです。
 
 翌、6月20日付日経新聞3面に掲載されている記事では、米個人消費の先行きについて、先述の仮説を打ち消す二つの理由が書かれています。

① 超過貯蓄
 コロナ下における外出抑制に伴う、意図せざる節約の積み重ねによって、各家計にはお金に余裕がある。
 その余裕は当面、堅調な消費を下支えする。

② バランスシート効果 
 コロナ下の2年間に及ぶ金融緩和に伴い、株と住宅価格は急騰し、各家計の金融資産は急増。
 足元で、株式相場は調整に入っているが、歴史的にみると、未曾有の高水準にある。
 モノの値段が上がっても、バランスシートが吊り合う間、積極的な消費は続く。

 なるほど、風が吹いたら桶屋が儲かる経済の連鎖は、実に興味深いものです。
 これが我が日本にも当てはまるのかというと、それは違います。     つづく
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

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