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過ちて改めざる

 先ずもって、自分は聖人君子ではありません。
 過去には、嘘をついたり、ごまかしたりすることが、多々ありました。
 今でも常に、ずるい、邪(よこしま)な考えが去来します。
 だから、相手がごまかそうとする気持ちも良く分かるのです。
 
 以下は、そうした罪深さを棚に上げて続けます。
 人は弱い生き物、過ちを犯す生き物です。
 
 過ちを犯し、反省し、改める。
 そのスパイラルが人間の成長の源であり、人間らしさでもあります。

 大事なのは、過ちに気付いた時に、開き直らない心がけです。
 臭いものに蓋をしても、匂いは漏れます。
 また、事態は改善するどころか、時間の経過と共に重篤化します。

 大善のために小悪は仕方ない。
 それも詭弁に過ぎません。
 歴史は教えてくれます。

 「過ちて改めざる是を過ちと謂う」 「論語」衛霊公
 ※ 過ちはだれでも犯すが、本当の過ちは、過ちと知っていながら悔い改めないことである。

 そう、悔い改める姿勢こそが肝要です。
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愚かなる天動説

 早いもので、会社設立から一ヶ月が過ぎました。
 フルタイムでは無いにしても、とりあえず一日も休んでおりませんし、今日からのGWもお休みする予定はありません。
 
 今から30年前。
 某菓子店で店長をやっていた時代の話です。

 大洲市に開店したFC店は連日、想定を超える賑わいで繁盛しました。
 一方、従業員不足は恒常的で、店長である自分は休めない状況が続きます。
 自分も含めて従業員のレベルは低く、対応は間に合いません。

 そんな内情はおかまいなしに、開店前でも、閉店後でも、お客様がドアを叩いてまで来店されます。
 イベントともなれば、怒涛の如くお客様が押し寄せます。
 実に有難いことです。

 ところが、未熟は自分は、お客様が来るのを当たり前と思ってしまいます。
 感謝を忘れ、接客も丁寧さを欠く様になります。
 愚かにも、「お客様はもう来て欲しくない」と思うことすらありました。
 その店長の姿勢は、従業員の皆様にも伝わったに違いありません。
 
 それでも一年目、年商一億円を突破して、FC大会で表彰されます。
 そうした実績も、自分達の実力と過信し、舞い上がり、すっかり有頂天です。

 勢いに乗じて二店目をOPEN。
 しかし、好調だった売り上げが、徐々に下がっていきます。
 その理由すら、「近隣に店舗が増えたから」と、外部環境のせいにしていました。
 主たる売上減少の理由が、自分の姿勢にあることに気付くのは、かなり年月が経った後です。
 
 さて、宅建業許認可申請中の今は、まだ正式開業していません。
 それまでは、自分のペースでゆっくり準備できると思っていました。
 ところが意外にも、情報が多く寄せられ、ご相談に来店される方も少なくありません。
 今できることは限られていますが、まさに嬉しい誤算です。
 
 先日、御一人のお客様とお話ししている時に、もう一人のお客様が来店。
 更にお話ししている途中で、電話がかかり、久々にあたふたする場面が・・・。
 そこでまたしても、感謝を忘却する瞬間が訪れます。
 お客様が帰られた後、30年前の自分と重ね見て、大いに反省しました。

 商売の原点は、天動説ではなく地動説です。

帳尻は合うもの

 現在の状況が、開業準備中であることは周知の通りです。
 それでも、会社に詰めておりますと、御相談に来られる方が引きも切りません。

 ・ 終の棲家と成る土地を探したい
 ・ 所有している不動産を処分したい
 ・ 貸家の入居者を探して貰いたい
 ・ 会社が手狭に成ったので移転先を探したい
 ・ 所有している土地を有効活用したい
 ・ 相続についてアドバイス頂きたい
 ・ 賃貸マンションの管理会社を紹介して貰いたい
 ・ トラブルに成ったのだが、見解を聞かせて欲しい
 ・ 隣地(隣人)との交渉をお願いしたい
 ・ 賃貸住宅の契約内容について相談したい・・・

 大変ありがたいことです。
 中には、現状の立場では対応できない内容も含まれています。
 そうした場合には、信頼できる業者をご紹介させて頂くようにしています。
 どうしても対応できない例外はありますが・・・。

 さて、商売として選別すれば、リターンが見込めるものと、見込み難いものとに分かれます。
 不動産業の基本は成功報酬です。
 ご相談を受け、膨大な時間を費やしたにも関わらず、成就しなかった例は枚挙に暇がありません。

 不動産よろず相談所を自負するからには、選り好みせず、とりあえず真摯に耳を傾けようと思っています。
 何故なら、 
 「手離れの良い大口の取引は歓迎します。
  面倒で少額な取引は他所へ持っていって下さい。」
 世の中に、そんな商売は無いからです。

 時に、大口案件は他社に発注し、小口だけを相談されるチェリー・ピッカーもいらっしゃいます。
 それでもきっと、面倒であれば面倒であるほど、少額であれば少額であるほど、恩義に感じて下さって、次もお願いしようと思って下さるに違いない・・・。
 長い目で見れば、帳尻は合うものと信じています。

リアクションの重要性

 仕事柄、日々、多くのメールを頂いたり、お送りしたりします。

 最近では、通信媒体も多様化しているため、チェックは煩雑です。


 ・ Eメール

 ・ ショートメール

 ・ facebook

 ・ メッセンジャー

 ・ LINE・・・

 

 個人的に、プロモーションや一斉送信メールは例外として、私信であれば必ず返信するように心がけています。

 タイムリーに気付かず、かなり時間が経過した後、メッセージを拝見した時は、とても心苦しく感じます。

 但し、どうやらそれは、自分自身のこだわりであって、世間の常識では無いようです。

 

 以前から拙文で、コミュニケーション=キャッチボールと説いて参りました。

 投げられた球を受け止め、相手のミットに向けて、受けやすい球を投げ返す。

 これが基本です。

 投げられてきた球をスルーしたり、受け止めた球を地面に置いたら、ラリーは続きません。

 パートナーも、次の球を投げる気が失せます。


 「愛の対義語は、無関心である」 マザーテレサ


 改めて、我々が扱う商品は土地や建物といった不動産ですが、真に大事なのはその情報です。

 鮮度の高い情報を得ようとするならば、その情報へのリアクションは必須でしょう。

 

 SNSで遊んでいるように見えて、結果商売につながる理由はそこに尽きます。

神の啓示

 久々の大失態です。

 日曜日は、雨の降りしきる肌寒い朝でした。
 いつもの様に5:00に目覚め、いつもの様に出社します。
 いつもの様に事務所に入り、デスクの上に鍵を置き、いつもの様に徒歩80歩のコンビニまで歩いて行きHOT珈琲Mサイズを買って帰る。
 
 そしていつもの様にポケットの中をまさぐり、いつもと違うことにはたと気づきました。
 鍵が無い・・・。
 新しい事務所は古い建物ですが、元生命保険会社のためセキュリティは厳重で、オートロック仕様です。

 キーホルダーには、車、家、会社の鍵が付いており、会社は勿論、車にも、家にも入れません。
 雨降り止まぬ真っ暗闇の中、真っ青に成りました。

 「そうだ!」
 そこで、一筋の光明を見出します。
 改修時に建築会社が取り付けたキーボックスが、まだ残っている筈。
 しかし、4桁の暗証番号が判りません。
 
 「こういうやつは大概、会社の電話番号の下四桁に違いない。」・・・番号を揃えるもののNG。
 「ひょっとしたらFAX番号か?」・・・これもNG。
 「それなら住所の番地じゃね?」・・・これもNG。

 暗闇の中、傘を顎で抑えつつ、スマホアプリのライトで照らし、ガチャガチャやっているスーツ男は完全に不審者です。
 このままだと、警察に通報されかねません。

 万策尽き、諦めて、長男を電話で叩き起こし、家の鍵を開けて貰い、何とか自宅に戻りました。
 気の毒とは思いながらも、工事担当者の携帯に、暗証番号を訊ねるショートメールを入れたところ、間もなく返信が入ります。
 「****」
 まさしく神の啓示です。

 いやはや、日曜日の早朝6:00前から、大変ご迷惑をおかけしました。
 心よりお詫び申し上げます。
 誠に申し訳ありません。

仕事とは何か

 新会社設立から約一ヶ月。
 今日は、初任給支給日です。
 
 25日に給料が振り込まれる枠組みは変わりません。
 変わったのはその額と、受け取る側であると同時に支給する側であるという立場です。

 給料の額は、10万円でも100万円でも、自由に決められます。
 100万円にしたら、会社の資金がすぐに底をつく。
 10万円では、生活が成り立ちません。
 
 これからどのくらい稼げるかによって給料の額が決まる、いわばフルコミッション(完全歩合制)です。
 とりあえず一年間は、売上ゼロでもやっていける見通しではありますが、その後軌道に乗せられるか否か。
 ほんの少しの自信と、その数十倍の不安と焦燥とが交錯する毎日です。

 先日、事務所宛てに、同級生からメッセージが届きました。
 「私が今、こうしてあるのは、人生最大の危機の時、松岡君が仕事をしてくれたおかげです。」

 「仕事」の二文字の上には、敢えて強調するように読点が打たれています。
 そう、この言葉こそが、独立起業決断の最大の理由でした。
 
 不動産に関する相談を受け、クライアントの立場で最善を追求し、結果を出して感謝される。
 それが「仕事」というものでしょう。
 お役立ちの結果、報酬は後からついてきます。

 一方、誠実な生き方も高邁な理念も、経済が伴わなければ貫けないのも現実です。
 そういう意味において、お金は必要条件。
 それでも、追い求めるべきはお金に非ず。

 60才手前にして、そんな青臭いことばかり思う春の日です。 

後継者指名:後編

 同様の問題は、「日本電産」だけではありません。
 象徴的なのは、「ソフトバンク」と「ファーストリテイリング」です。

 「ソフトバンク」創業者の孫正義氏は2015年、グーグル出身のニケシュ・アローラ氏を後継者候補として周囲に紹介。
 ところが、翌年の株主総会でアローラ氏は事実上解任。
 今年1月にも、孫氏の右腕と言われた副社長執行役員最高執行責任者(COO)のマルセロ・クラウレ氏が、報酬を巡る対立の末退任しました。

 「ファーストリテイリング」の柳井氏は2002年、同社副社長だった澤田貴司氏に社長就任を打診したものの固辞され、澤田氏は退社。
 その後、玉塚元一氏を社長に据えたが、玉塚氏は僅か3年で辞任。
 事実上、柳井氏の解任と見られています。

 では、彼らが無能だったのかというと、決してそうではありません。
 退社後、澤田氏と玉塚氏は共同経営者として設立した会社で、「ロッテリア」等の再建を主導。
 その後、コンビニ三大チェーンの「ファミリーマート」と「ローソン」の社長を、各々務めています。

 永守氏も、孫氏も、柳井氏も、後継者問題を軽視している訳ではないでしょう。
 寧ろ、最重要課題と認識しているからこそ、後継者指名は三歩進んで三歩戻ります。

 皮肉にも、創業者が返り咲くと業績が回復し、依存度が高まり、神格化してしまうジレンマ。
 世界的なプロ経営者を以てしても、偉大なる創業者のバイタリティには及びません。
 
 そして、孫氏64才、柳井氏73才、永守氏77才・・・。
 後継者指名が後戻りする間も、カリスマの年齢だけは確実に時を刻んでいます。   以上

後継者指名:前編

 衝撃的ながら、「やっぱり」と思わざるを得ないニュースです。 


 「日本電産」は4月21日、永守重信会長(77)が関潤社長(60)に代わり、最高経営責任者(CEO)に返り咲く人事を発表しました。
 昨年6月にCEOを引き継いだ関社長は最高執行責任者(COO)に留まるものの、永守氏から経営者失格の烙印を押された、事実上の解任人事です。


 「日産自動車」の副COOだった関氏は、2020年1月「日本電産」に電撃移籍し、同年4月社長に就任。
 永守氏自身、「経営手法も(自分と)似ており、決断力や人格もCEOの後継者に相応しい」と太鼓判を押していた筈・・・・でした。

 永守氏は言うまでもなく、日本電産を一代で世界的なモーターメーカーに押し上げ、売上高1兆6000億円企業に成長させた偉大な経営者です。
 卓越した経営手腕は言うまでもなく、永守氏の自著「人を動かす人に成れ!」は、小職も長年に渡って繰り返し読み返す、リーダー必携の名著です。

 小職の様な中途半端な人間が、偉大なる永守氏を評するおこがましさを、敢えて棚に上げて論じます。
 永守氏の唯一の弱みは、自らが敏腕、剛腕が故、後継者に求めるハードルが高く、任せきらない点でしょう。
 同社の有価証券報告書には、「永守氏の突然の離脱があった場合、そのことが日本電産の事業、経営成績、財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。」との、ゴーイングコンサーン上の注記があります。 

 TOP人事の後戻りは、今回だけではありません。
 2014年には、シャープで社長・会長を歴任した片山幹雄氏を招聘し副社長に起用。
 一時は永守氏の後継者候補と見られていたものの、昨年10月に退任。
 
 2015年には、日産自動車幹部の吉本浩之氏をヘッドハンティング。
 2018年6月に社長に昇格させる一方、自身も会長に座ったまま「集団指導体制」に移行。
 ところが永守氏は「意思決定が遅くなった。創業以来、最大の失敗」として、移行から僅か2年でワントップ体制に逆戻り。
 副社長となった吉本氏は、2021年5月に退任しています。

 つまり、「三度目の正直」の筈だったTOP人事は、「二度あることは三度ある」と成ってしまった訳です。 つづく

最大の恩返し

 待ちに待ったネット環境が整い、やっと事務所に常勤できるという絶好のタイミングで、前々職の同僚二名に来社頂きました。
 SNSこそつながっていますが、リアルにお会いするのは数年振り・・・いやもっとでしょう。

 平成2年7月、19人目の社員として入社した前々職の会社は、内子町から始まり、たった15年で松山、宇和島、四国中央、新居浜、今治と県内6拠点。
 高知、香川、徳島、東京、名古屋、岡山、広島、福岡、大分、鹿児島と県外10拠点に展開。
 グループ総員700名近くまで急成長しました。
 そのピークから僅か3年で破綻する訳ですが・・・。

 とにもかくにも、退職社員も含め約1,000名が、多かれ少なかれ同じ企業文化の薫陶を受けています。
 中でも先述の二名は、社員数十名の頃から幹部として会社の成長を支え、栄枯盛衰を見届けてきた同士です。 
 自分は今から13年前の民事再生法申請時にグループを離れましたが、彼らはその後も留まり、受け皿となった会社で今も勤務されています。
 
 大きく毀損した信用。
 再生期間中マイナスからの営業。
 それから6年後の再破綻。
 二転三転するスポンサー・・・。

 運命の悪戯に翻弄され続けた、その間の労苦は想像に難くありません。
 しかし、久々にお会いしたお二人は、あの頃と同様に明るく、前向きです。
 漲(みなぎ)る「やる気、勇気、元気」は、これから荒波の中、船を漕ぎ出そうとする自分にとって、何よりの餞(はなむけ)と成りました。

 前々職の会社で教わったことは、自分のビジネスマン人生の原点です。
 会社は亡くなりましたが、今でも感謝しかありません。
 日本中に散らばった、同じDNAを持つ同士が活躍し、世の中から必要とされ続けることこそが、最大の恩返しと認識しています。

仕事と作業の違い

 やっとネット環境が整いました。
 とはいえ、ポケットWi-Fiによる簡易接続ですが・・・。

 ここ十年のルーティンは、以下の通りです。
 朝出勤すると、先ずパソコンを立ち上げる。
 FAXの確認、ブログをSNSにup、メールチェック、サイトチェック。
 必要書類はプリントアウト、スキャンして添付ファイルで送信。
 ワードorアクセルを用いて資料作成・・・。

 パソコン、複合機が無いと、これら一連の作業が進みません。
 時に、お世話に成っている会社の担当者にメールを送り、プリントアウトをお願いすることもありました。
 勿論スマホでも、情報処理としては、ある程度代替できます。
 しかし、確認を要する長文の返信や、資料作成には不向きです。

 会社設立から三週間、これでやっと事務所に詰められます。
 その一方で、少し考えさせられました。

 今から30年前、不動産業駆け出しの頃、三種の神器と言えば固定電話とFAXと看板。
 それがスマホと携帯とネットに置き換わり、仕事の有り方もすっかり様変わりしました。
 事務所に居て、パソコンと対峙していたら、何となく仕事をしている気に成ります。

 しかし、それは本当に「仕事」なのでしょうか。
 中には、「仕事」と言えるかどうか怪しい「作業」が含まれている気がします。
 
 社内外からのメールも多く、一つこなせば、また一つメールが舞い込み、なかなかパソコンから離れられない。
 その忙しさに充足して、「仕事」をした気に成っている。
 まさしく、農夫の一日と言えるでしょう。
  
 今ここは、何のために。
 仕事と作業との違いを、常に見極めたいものです。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

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