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他責から自責へ

 自己分析しますと、知識は広く浅く、仕事は速いけれど粗い。

 従って常に、周囲の皆様の助けを必要とします。


 脇目も振らずに、先頭を切って突っ走るものの、その後ろには忘れ物や落とし物だらけ。

 それを後ろから拾ってくれる方がいらっしゃいます。

 また、途中でバトンをつないでも、不備を補った上で、きっちりゴールしてくれます。

 おかげさまで今日まで、何とか仕事ができてきました。


 しかし時に、未熟な担当者にバトンをつなぐことがあります。

 すると、不完全な自分に輪をかけて忘れ物をする。

 場合によっては、バトンそのものを落としてしまう。


 そんな時、当事者を責めるのは間違いです。

 先日の話ではありませんが、お猪口にバケツの水を注いでしまったのですから、零れて当然です。

 

 以下は、ポピュラーな小噺です。

『七輪の上の網で餅を焼いていた。
 主人は用事ができたので、「ちょっと出てくる。餅を焼いているから良く見とけよ小僧。」
 と言い付けて駆け出す。  
 「へい!」と元気よく返事した小僧は、主人の言いつけを守ろうと身じろぎも、瞬きもせず餅を凝視する。
 用を済ませて帰ってきた時、網の上で黒焦げになった餅を見つめる小僧の姿があった。』


 小僧は気が利かない自分の能力不足を、主人は指示命令のアバウトさを反省する。

 他責から自責へ。

 それが組織の成長の第一歩です。

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治める長の器

 昨日のブログで「率直さ」について説きました。

 相手の言い分に納得がいかなければ、率直に反論すべきです。
 例えそれが年上や、上司であったとしても。
 勿論、言葉遣いには留意し、敬意を表することは当然でしょう。
 
 口角泡飛ばし、侃々諤々の議論を交わし、結論が導かれたらノーサイド。
 一致団結、ベクトルを合わせて進むのが健全な組織と言えます。

 しかし、そうした率直さのぶつかり合いが前向きの成果につながるのは、互いの力量が拮抗してこそです。
 この道30年の大工の棟梁と、1年目の見習いとの間では、レベルが違い過ぎてそもそも成立しません。

 お猪口ほどの容量しかない所へ、バケツの水を注いでも、その殆どは零れてしまいます。
 まずは、相手の器に目線を合わせる。
 時間と経験を積むことで、コップほどに大きくなれば、またその容量に見合った水を注ぐ。
 人材育成は、その繰り返し。
 面倒に思うかもしれませんが、自ら駆け出しの頃を振り返れば、容量は決して大きく無かったでしょう。
  
 器の大きさが試されるのは、技術や知識といったビジネススキルだけではありません。
 後輩や部下が増える程に、また加齢と共に、誠実さ、徳、思いやりといった、人間性の器も拡げる必要があります。

 歴史的にみても確かなことは、治める長(おさ)の器以上に大きく成らないのが組織です。

率直さのベース

 先日の社内会議で、「率直さ」について意見交換しました。

 

 何ごとも率直に、本音で話すことで、無駄な時間が無くなる。

 その通りでしょう。


 アメリカは、沢山の民族や、沢山の言語が飛び交う国です。

 生まれ育った環境も、備わった価値観も多種多様。

 従って、言葉を濁すことなく、率直に話さないと、正確に伝わりません。


 日本は島国であり、単一民族(異論はあるにせよ)であり、日本語を共通言語としています。

 過去に侵略されたこともない(異論はあるにせよ)ため、相手を信用、信頼する文化があります。


 言わずとも分かる、以心伝心、阿吽の呼吸、一を聞いて十を知る・・・。
 寡黙さを美徳とする傾向もあります。

 どちらかというと、あけすけな、ずけずけした物言いは嫌われがちです。


 率直さは、正誤を問いません。

 稚拙であったり、未熟であったりすると、間違った発言が口をつくこともあるでしょう。

 その度に咎められたり、諫められたりすると、次第に率直さが損なわれます。

 空気を読んだり、忖度することが「得」なのだと学習するからです。


 勿論、率直さは奔放さとは違います。 

 何でも言って良い訳ではなく、ベースには、相手を認める、尊重する心構えが必要です。


 そうした複雑な要素を包含し、自分はこれまで率直さを信条として生きてきました。

 これからも、そのスタンスを変えるつもりはありません。

昭和アナログ人間

 自分は典型的なアナログ人間です。
 
 勿論、仕事柄パソコンは必須ですし、ワードやエクセルやメール等の、基本的な操作はできます。
 こうしたブログupやSNSの投稿も、それなりにまめな方だと思います。
 
 50代はまだまだ青二才の業界団体にあっては、比較的先進派と見られていますが、それも周囲の60~70代の重鎮方に比べれば、といった相対比較で成立するレッテルです。

 立場上、自分自身が物件を入力したり、契約書や重要事項説明書を作成することも、そうありません。
 先日初めて、全宅連の書式に入力しましたが、終始戸惑いながらの体たらくです。 

 5年振りにスマホを買い換えた際、アプリの復旧に一苦労。
 その割に、新しいものは試してみたいミーハー気質が災いし、dカードゴールドを勧められ、押しに負けて加入。
 同時期、8,000Pに吊られて楽天カードも加入。
 どうすればポイントが付くのか、はたまたいつ付与されるのか。
 実に判り難い。

 それよりも何よりも、スマホを触る度に求められる、忘れがちなIDやパスワードの煩雑さに辟易としています。
 それでも、R払いとd払いを併用する昨今。
 ポイントがあるのに現金をチャージして損した気になったり、
 財布の現金が減らないスマホ決済に得した気になったり・・・。

 そういえば先日、1,500円の買い物をスマホ決済した際、通知メールで明細を見ると2回引き落とされている様に見えます。
 お店に問い合わせしたら、すぐに確認して下さいました。
 「誠に申し訳ありません。ご精算が重複しておりました。今度お店に来られた際に現金でお返しします。」
 
 お店に行って、現金を貰って得した気分。
 ん? 得はしてないな。
 いや、決済時に付いた15ポイントは、今後減るのか減らないのか・・・。
 
 一時的に得したつもりで、実はメーカーの思う壺。
 機械を使っているようで、機械に使われる。
 昭和アナログ人間の戸惑いは、まだまだ続きそうです。

つくづく厄介な性分

 つくづく厄介な性分です。

 どうせなら納得のいく仕事をしたい。
 なるべくなら納得のいかない仕事はしたくない。
 頭の中が混乱した状態のままだと落ち着かない。
 
 会議の場で、あらぬ方向に議論が飛び火し、論点が取っ散らかることも少なくありません。
 そういう時は、休日や早朝に出社して書類をまとめる。
 
 先日も3時起床、4時出社。
 最初の内は、何処から手を付けたらいいものかと、ただ立ちすくむだけ。
 それでも、パソコンの電源を入れ、真っ白なワードやエクセルに打ち込んでいく。
 すると、不思議なもので、文字や数字で塗り潰されていく画面とは反比例して、怒りや迷いはすっと消えていく。

 人が寝ている時に、少しでも事態を進展させられると、何だか得した気分になる。
 ナーバスだった気持ちも、何とも言い難い高揚感に満たされる。
 仕事は面白い。

 でも、部屋やデスクや棚や引き出しや車中は、常に散らかしっ放し。
 つくづく厄介な性分です。

最高の御馳走

 情報番組「ワイド!スクランブル」でメインキャスターを務める大下容子さん。
 たまたま、この方のインタビュー記事を見させて頂いたところ、意外な共通点がありました。

「 朝4時に起きて、5時過ぎには出社する毎日。
 夜は9時くらいに寝ているのですが、後輩に『小学生みたいですね』って言われちゃいます(笑)。
 毎日番組が終わると、ホッとするとともに落ち込んだり疲れがドッとやってきます。
 週末の夜は、自然にエネルギーがゼロに近づいています(笑)
 だんだん目も見えにくくなって、新聞を読むのもパソコンで調べるのも1~2割時間がかかるようになりました。
 そんな訳で出社が少しずつ早くなっていますが、年齢とともに早起きは得意になっているのでそこは大丈夫(笑)」

 51歳の大下さんを、59歳の自分と同列に扱うのは失礼かもしれませんが、同世代として大いに共感します。
 
「 ちょっと空腹ぐらいのほうが集中できるので、50歳を機に1日1食(夕食のみ)にしました。
 ずっと、3食殆ど抜いたことないぐらい、規則正しい食生活だったので自分でもびっくりですが・・・。
 勿論、どなたにも勧められる方法ではありませんが、私の場合始めてみたら意外とすんなり順応できました。」

 これも全く同じでした。
 実をいうと、人類の一日の食事回数は、2回が最もポピュラーです。
 ヨーロッパ諸国が、一日3食に成ったのは僅か400年程前から。
 日本も、江戸時代になって経済が発達し、灯火を灯して働くようになったので、夕食をとる時間が遅くなり昼食を食べておくことが必要になっただけです。
 
 かつて年貢の厳しい取り立てに苛まれていた農民は、粟(あわ)や稗(ひえ)といった腹持ちの悪い粗食を食べながら、過酷な農作業に従事していました。
 今の恵まれ過ぎた食事の摂取カロリーと、働きに応じた消費カロリーとを対比すれば歴然。
 大多数の方は、一日一食でお釣りがきます。

 一日一食の利点は、プチ断食による内臓の負担軽減、成人病抑止、ダイエットといった健康配慮だけではありません。
 最大のメリットは、夕食が美味しく頂けることでしょう。
 7:00に成ったから朝食を食べる、12:00に成ったから昼食を食べる、19:00に成ったから夕食を食べる。
 こうした惰性の食習慣では、絶対に辿り着けない境地と言えます。

 何はともあれ、空腹は最高の御馳走です。

人の世は住みにくい

 日本の文豪「夏目漱石」氏の名作、「草枕」の書き出しです。


『 智に働けば角が立つ。
  情に棹させば流される。
  意地を通せば窮屈だ。
  とかく人の世は住みにくい。 』

 この本を読んだのは、20代の頃だったでしょうか。
 その頃の自分は、然程意識することなく、読み流していました。
 還暦を目前に控えた今、たった四行で世間というものを示した、漱石の鋭い洞察力と豊かな表現力に感銘を受けます。
 
 世の中は、正しいからと言って、必ずしも受け入れられないことが多々あります。
 その正論を頑なに振りかざしていると、他人との衝突は免れません。
 とはいえ、他人の感情ばかり気遣っていると、自分の足元をすくわれてしまうこともあるでしょう。
 また、自分の意思をもって行動することは大事です。
 一方で、頑固なまでに意地を通そうとすると、周囲の共感は得られず、世間を狭くしてしまいます。
 
 では、逆説的に、住みにくい世を住みやすくするためには・・・。
 正誤の二択ではなく、ハンドルに一定の遊びを持ち、相手が何を望んでいるかを探り寄り添う。
 それでも、周囲に振り回されることなく、ポリシーは貫く。
 さりとて、意固地になるのではなく、協調性を失わない。

 何となく二律背反にも思えます。
 その位、世の中の事象は複雑で、何事も竹を割った様にはいかないものです。
 生きるには、矛盾も含めて呑み込むだけの、度量と器が求められます。
 そういう意味において、試練も逆境も我慢も辛抱も、その総てが人間性を高めるための砥石なのかもしれません。

人生の句読点

 人間は、意識しているか否かに関わらず、様々なルーティンを持っています。
 ラグビーの五郎丸選手や、野球のイチロー選手で有名になったルーティンとは。

 「決まった手順」「お決まりの所作」「日課」。


 自分も、幾つかの朝のルーティンがあります。

 ・ 朝5:00起床、始業2時間前出社

 ・ 出勤途中、コンビニでホットコーヒーLを購入

 ・ 日経新聞と愛媛新聞を購読

 ・ 毎日のブログup・・・

 このブログは始めて12年目、4千日以上毎日欠かさず続けてきました。

 時々、継続する意味について問われることや、自問自答することがあります。

 理由の一つは、単に惰性です。

 

 惰性とは。
 静止している物体は、外から力が働かない限り静止の状態を続け、
 運動している物体は、その速度を持続しようとする性質。


 もう一つの理由は、心を強く保つため。

 人生を生きていますと、必ずしも楽しいことだけではありません。

 寧ろ、苦しいことや、辛いことや、煩わしいことの連続。


 その日の問題が未消化のままだと、翌日また新たな難題が降り注ぎます。

 来る日も来る日も、重い荷物を次々背負いこむと、やがて支えきれなくなってつぶれてしまうでしょう。


 そうした時に大事なのが、気持ちの切り替えです。

 その事象は、何故起きたのか。

 あの時、どうすべきだったのか。

 これから、どう対処すべきか・・・。

 

 問題を整理し、文章にまとめることで、心が落ち着き、次に一歩踏み出す力が湧いてきます。

 それでも、取り留めも無くだらだらと書き綴る文章では、却って混乱してしまうでしょう。

 テーマを絞り込み、起承転結を意識し、適宜、改行したり句読点を打つ。

 そう、自分にとってブログは、人生を生きるための句読点の様なものかもしれません。 

 

 

アフタートークは凝固剤

 先日、クロージングの重要性を説きました。
 次に重要なのが、その後のアフタートークです。

 極論すれば、申込を貰った後の時間は長ければ長い程良い。
 具体的には、お客様が帰りたがらない限り、こちらから商談を終わらせては成りません。

 申込を貰いたい営業マンと、揺れ動く御客様との間には、緊張感が張り詰めています。
 和やかにお話ししているつもりでもお客様は、心の深層に踏み込まれまいとする鎧を身にまとったままの状態です。
 迷いに踏ん切りをつけ、申込書にサインしたら、その緊張の糸が一気に弛み、鎧を脱ぎ始めます。

 申込を交わしたと言いながら、まだまだ絹ごし豆腐の如く揺れ動く意思が、アフタートークを重ねるほどに凝固し、やがてコンクリートの如く固められていく。
 
 これは、クレーム応対でも同じでしょう。
 クレームは、必ずしも楽しい仕事ではありません。
 本論が一定の着地をみたら、出来る限り早く切り上げたいと思うのは人情です。

 しかし、そこで終わってしまうと、せいぜいマイナスを±ゼロに押し戻しただけ。
 アフタートークによって、相手の為人(ひととなり)に触れ、こちらの人間性を重ね合わせ、信頼関係を構築してこそ価値があります。

 クレームはファンを増やす最大のチャンス。

 そしてアフタートークは、信頼関係を深め、より強固にしてくれる凝固剤です。 

俯瞰して見る目

 コロナ禍が人類の前に立ちはだかってから2年。
 我が国における感染者数は、これまでで最多となり、増大の一途を辿っています。
 
 蔓延防止等重点措置が敷かれる県も増え、緊急事態宣言をも視野に入ってきました。
 でありながら、以前程の危機感は感じられません。
 理由はひとつ。
 今、猛威を振るっているオミクロン株について、感染力は高いけれど、重症化リスクが低いからです。
 昨年のGW直後と比較してみましょう。

 2021年5月 感染者数 5,000名前後/日  死者数約100名前後/日
 2022年1月 感染者数30,000名前後/日  死者数  10名前後/日

 単純計算であれば、感染者数6倍にも関わらず死者数は10分の1で、死に至る確率は60分の1まで弱毒化している訳です。 
 
 また、オミクロン株の特徴である感染スピードは、沈静化にも比例します。
 実際、1月4日に約22万人もの感染者数を記録したイギリスは、半月経って半減。
 オミクロン株発症の地とされる南アフリカでは、昨年12月中旬に一日当たり38,000人居た感染者が、一ヶ月経って十分の一まで激減しています。
 いわゆる、集団免疫獲得効果でしょう。

 勿論、マスクや換気や手洗い励行等、感染予防の継続は欠かせません。
 それでも、感染者数だけにフォーカスすると、判断を誤ります。
 
 重篤化リスク、世界の動静、時間軸・・・。
 何ごとも俯瞰して見る目を持ちましょう。
 経営も共通です。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

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