不平等=公正論
旧ソ連、旧東ドイツの崩壊、貧困に喘ぐ北朝鮮の現状を見ても明らかな様に、競争原理を伴った資本主義的な思想以外に、経済を繁栄・永続させる術はありません。
Rh-に託された使命
Rh-の確率は200分の1。
納会&送別会
トレンドを示す年計表
受注、売上、原価、粗利、粗利率、販管費、営業利益、一人当たりの生産性・・・。
掴むべき数値は多岐に渡ります。
しかし、数値は全て結果。
仮に数値が良かったとしても、その実楽観視できない場合があるし、悪かったとしても、必ずしも悲観しなければならない訳ではありません。
大事なのはトレンド(潮流)です。
ここでは判り易く、売上にフォーカスします。
好不調を分析する上で、対予算、対前年比較が、最もポピュラーな手法。
しかし、実力と潮流を探るためには、「年計表」が最善でしょう。
我が社は7月決算なので、始期は8月に成ります。
8月から毎月の売上を加算していき、12ヶ月間の累計を出します。
一年経過後の8月が終わると、累計から前年の8月をマイナスし、当年の8月をプラスする。
毎月その繰り返しです。
年計表推移を折れ線グラフで表示すれば、直近一年間の実力のトレンドが瞬時に可視化されます。
更にこれを商品別、店舗別で切り分けますと、注力すべきポイントや、テコ入れが必要なポイントが見えてくるでしょう。
トレンドが右肩上がりなら良し。
右肩下がりであれば警戒アラート。
トレンドを意識しない経営は、スピードメーターもタコメーターもオイルゲージも一切見ない運転の様なものです。
聞く力の重要性
先般、外部のブレインの方と共に、クライアントとの会食に参加しました。
そのクライアントとは、自分がこの業界で駆け出しの頃から30年来のお付き合いなので、互いに認め合う、一定の信頼関係が形成されています。
ひとつの発言を受けても、喜怒哀楽の感情の機微や、何を欲しているかといったニーズが、ある程度理解できるつもりです。
だからこそ、ボールをキャッチしたら、そのボールを胸元正面に投げ返す。
相手の球がすっぽ抜けても、飛びついて受け止め、次投げる際に軌道修正を図る。
ところが、付き合いの浅い第三者とのキャッチボールは、なかなか上手くいきません。
時に、受けたボールを下に置き、全く別のボールを投げ返します。
悪球に対しては、飛びつくそぶりも見せず、平然とやり過ごします。
見るに見かねて中に割って入り、取り繕う場面が何度もありました。
営業であっても、飲み会であっても、主賓を尊重するのが原理原則。
そのために、「聞く力」は、「話す力」以上に大事です。
ごめんなさい:後編
ごめんなさい:前編
【世の中、腹を抱えて笑う様な楽しいことは、そうあるものではない。
いわんや、会社勤めの日々はバラ色だとしたら、自分の仕事振りを疑ってかかった方がいいだろう。
上司や同僚、後輩と日々、真剣勝負をしているのであれば、思い通りにならないのが当然である。
だから、愚痴が常についてまわり、ストレスに見舞われるのだ。
ただ、これだけは言える。
愚痴が多い人間は、例外なく仕事ができない。
何故なら、私が知る限り、「成功した人間」に愚痴が多い人は一人としていないからだ。】
まさしくその通り。
多様な価値観や発想を持った人々と、真剣勝負でせめぎ合うのですから、100%思い通りに成る筈が無いのです。
そして、好むと好まざるとに関わらず、最終的な結論を受け入れる必要があります。
自論が通せなかった時、結論を導いた上司への反発や、その結論自体を受け入れざる気持ちから、愚痴を吐きたくなる気持ちも判らないではありません。
しかし、そうした思いをいつまでも引き摺っていては、精神衛生上宜しくないし、クリエイティブな発想の障害でもあります。
速やかにスイッチを切り替える、潔さが肝要でしょう。 つづく
抗えない老い
小学校の低学年で離婚して家を出た母親代わりの様な存在で、幼少の頃から大事にして貰いました。
まったく噛み合わない会話をリピートする内、短い面会時間は終わりを告げます。
帰途の車中、何とも言えない、切ない気持ちに胸は締め付けられます。
人は、歳と共に確実に老いていきます。
亡母、8回目の命日でもあります。
必要のされ方
建築業は特別
しかし、明らかに製造業とは違います。
例えば、家電や自動車等、ラインに乗せて大量生産するメーカー製品の場合、極めて精度が高く、傷一つない製造で当たり前。
それに比べて建築業は、現地現場に多種多様な業者が出入りして創り上げる、個別一品受注生産です。
天候にも左右されますし、トラブルも日常茶飯事。
施工管理者や職人一人ひとりの属人性にも、出来不出来は左右されます。
また仕上げ後に人が入り、傷付けてしまう可能性もあるでしょう。
そう、そんなものです。
だからといって、そんなもので片付けてはなりません。
安易に妥協していけば、レベルは下がる一方だからです。
それでも、レベル向上が一朝一夕には叶わないのもまた現実です。
先ずは自社の身の丈を知る必要があります。
その上で、目指すべき目標を定める。
そして、一歩一歩確実に歩みを進める。
標準と現状との差異は問題、理想と現状との差異は課題です。