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不動心:前編

 久々に眠れぬ夜を過ごしました。
 こうして年に何回か、精神が昂ぶり、寝付けない日があります。
 ただ単に、週末寝過ぎただけかもしれません(笑)

 さて、そんなこんなで、昔の本を読み返してみました。
 MLBでは今、空前の大谷ブームですが、日本人のミドルヒッターと言えば、筆頭格はゴジラ松井です。
 その松井秀喜著「不動心」から、抜粋します。

【僕は決して野球センスにあふれる、というタイプではありません。
 両親からもらった丈夫で大きな体は、幾ら感謝しても足りないくらいです。
 しかし、何をやってもすぐに習得できるという天才肌ではありませんでした。
 寧ろ、人よりも進歩は遅かったと思います。 

 子供の頃だと、努力もしないでできる方が格好良く見えますよね。
 汗をかかずに楽々とやってのけたいという思いがあります。
 でも、僕にはそれができませんでした。
 努力しなければ、人並みにもなれないタイプでした。

 そんな時に支えてくれた言葉「努力できることが才能である」。
 試合に負けて、打てずに悔しい時、素振りをしながら、父が書いてくれた紙を見つめました。
 この言葉が、僕の希望でした。】 

 実に松井氏らしい、人柄が滲み出る、愚直なまでに真摯で誠実な言葉です。
 そして、彼の強さは、そこから先の一歩に秘められていました。    つづく
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朝礼朝改も是

 経営において、朝令暮改はつきものです。
 日本電産の永守会長は、「スピード経営において朝令暮改どころか、朝礼朝改すら是」と述べています。

 但し、社員の立場とすれば、戸惑いは否めません。

 昨日迄「右に行け」と言っていたのに、今日は「左に行け」と言われて、明日からはまた「右に行け」と言われる。


 こんな会社(TOP)は信じられない。

 そう言いたい気持ちも判ります。

 自分が同じ立場であったとしても、同様でしょう。


 しかし、経営は生き物、刻一刻と事態は変化しています。

 一度方針を口にしたからと言って、一貫性を損ねるからと言って、朝令暮改を躊躇うのは愚の骨頂です。


 例えば、宅地造成法上、建築基準法上、安全とお墨付きを得た筈の住宅であっても、擁壁部分に空隙を確認し、危険が予見されたならば、即刻避難指示を申し渡すべきでしょう。
 そうでないと、命に関わります。

 問題は、その切迫した状況をいかに知らしめるか。

 人間は誰しも現状維持を心地良く思う生き物です。

 

 だからこそ、納得させるための説明責任が求められるのです。

コーラ好きのバフェット氏

 パナソニックは、保有していた米電気自動車(EV)大手テスラの株式を、3月末までに全て売却していたそうです。
 EV向け電池の供給を行っているパナソニックは2010年、当時新興企業であったテスラの経営安定化のために、発行済み株式の2%相当分を、24億円で取得。

 それから11年。
 今回の売却額はというと・・・
 何と4000億円!
 実に16倍超にも成ります。

 ちなみに、世界で最も権威ある投資の神様ウォーレン・バフェット氏の、コカ・コーラ好きは有名です。
 バフェット氏は、1988年から買い増しを進め、2019年12月末段階で、9.3%超の大株主と成っています。
 その取得価額と市場価値を比較すると・・・

 取得価額   1300億円
 市場価値 2兆2140億円
 実に17倍!
 
 株価の乱高下に一喜一憂しながら、短期で売買を繰り返すのではなく、将来性を見込んだ企業の株を一貫して買い進めて長期(永久)保有するからこそでしょう。
 ゲームは、必ず勝者と敗者とに分かれますが、そこに敗者は存在しません。
 バフェットにとって株式投資は、単なるマネーゲームではないようです。

線一本がコスト

 建設会社にとって、実行予算は生命線です。
 請負金額に対して、実行予算が高ければ利益が確保できません。
 いや、それ以前に、受注できないこともあるでしょう。

 売上を最大化し、原価と費用を最小化することで、利益を最大化するのが経営です。
 では、手当たり次第に協力業者を叩けば良いのかというと、これも違います。
 
 協力業者から見積を取る段階が、コストダウンのスタートという考えから、先ず改めるべきです。
 建築コストの大枠は、設計時点で決まっています。
 
 片流れの屋根か、入母屋か。
 総二階か、下屋の入り組んだ建物か。
 ブロックプランか、間崩れの多いプランか。

 形状的には面白みに欠けるかもしれませんが、コスト低減とメンテの簡便性から見れば、シンプルイズベストです。
 収益性を追求するアパート等であれば、猶更でしょう。
 また、アパートの間取りや仕上げが各室バラバラよりも、全室統一されていた方が、作業性は高まります。

 「前回のAアパートは、複雑な形状で施工も大変だったと思います。
  今回のBアパートのデザインは、とてもシンプルです。
  前回の単価は〇〇〇円でしたが、今回は〇〇〇円でお願いしたい。
  単価は安いけれど、前回よりも遥かに作業効率が良いので、トータルでは悪い条件に成らない筈です。」

 協力業者も儲かり、原価低減によって施主様の収益性も高まり、入居者様の家賃も抑えられる。
 こうして、win-win-win-winの事業提案が実現します。
 
 図面に落とす線一本がコスト。
 設計者の皆さんには常に意識して頂きたいポイントです。

経済の入口の入口

 全社会議で、経済の勉強会を行いました。

 経済とは言っても、入口の入口、初級編です。


 表面利回りとは何か?

 収益物件として、投資家向けにアパートを提案しながら、意外と知らない社員は少なくありません。


 今から33年前のバブル絶頂期。

 5000万円の現金を有する人は、それを銀行に定期預金するだけで、

 年利6% 300万円の金利収入を手にすることができました。

 平たく言えば、預金金利で食べていけた訳です。


 それが今は・・・

 年利0.2% 僅か10万円しかありません。


 この現金で、自宅横の空き地にアパートを建てたとします。

 家賃6万円で7戸なら、年収は約500万円。

 金利換算すると約10%に成ります。

 

 これが表面利回りです。

 現金を遊ばせている地主様にとってみれば、アパート建築の提案が、いかに有意義か判るでしょう。

協力業者との距離感

 建設会社の社員が、決して間違っては成らないのは、協力業者との関係性でしょう。

 施工管理者は、発注権限を有するケースが多いため、ともすれば癒着の温床と成ります。
 高値で発注して裏金をバックして貰うのは、明らかに背信行為であり、発覚すれば懲戒を免れません。
 しかしながら、この闇は意外と根深いものです。
 前職でも、この廉(かど)により、実際に何名かが会社を追われました。
 
 飲食を奢って貰ったり、お中元やお歳暮等を受け取るのもNGです。
 食事は割り勘、御届け物は速やかにお返ししましょう。
 「会社から禁じられていますので、お気持ちだけ頂戴しておきます。」
 そう言い切れば逆に、「しっかりした会社(社員)だ」と評価されます。

 元請会社は、適正な価格で仕事を発注し、契約に基づいて代金を支払う。
 下請会社は、適正な価格で見積を提出し、契約通りに仕事を遂行する。
 これ以上でも、これ以下でもありません。

 馴れ合い、なあなあ、ずぶずぶの関係では、施工に関する厳しい指導が出来難くなります。
 先述した様な心付けによって上乗せされた原価は、最終的にお客様の懐を直撃します。
 「あそこは高い」となれば、巡り巡って元請も下請も揃って仕事を失います。

 また、会社内での人事情報、営業情報等を、迂闊に喋ってはいけません。
 その人の口を通じて、競合相手やクライアントに伝わる恐れもあります。
 
 元請と下請の役割と、社員としての立場を認識した上で、ほどよい距離感を保ちましょう。 
 協力業者はあくまでも社外の人間です。

過信と慢心にブレーキ

 先ずは反省です。
 制限速度40㎞のところ19㎞オーバーでした。

 実は、毎月2,000㎞以上走行しながら、過去22年間はゴールド免許です。
 但し、その間一切違反していない訳ではありません。
 早朝の空いた道では、アクセルを踏み込み過ぎることもありましたし、ついうっかりも度々ありました。
 だから今回、違反で捕まったことは、必ずしも「運悪く」では無い訳です。

 いや、人生は常に今が最善。
 寧ろ、有り難く受け止めています。
 違反を指摘されなければ、この先、重大な事故を起こしたかもしれません。
 他人を傷つけたり、自分が傷ついたりした可能性もあったでしょう。
 今回は、自分の運転の過信と慢心に、文字通りブレーキをかけてくれたと思っています。

 さて、速度違反の減点と罰金は以下の通り。
 1~14㎞ 1点  9,000円
15~19㎞ 1点 12,000円
20~24㎞ 2点 15,000円
25~29㎞ 3点 18,000円

 それ以上は、一般道か高速道路かによっても異なりますが、免許停止や免許取消につながる重大な違反です。
 人間誰しも、間違いはあります。
 問題はその間違いを犯した時に、真摯に受け止め反省し、行動を改められるか否か。
 猛省したいと思います。

シックス・シグマ

 20世紀最高の経営者と評される、元GE会長ジャック・ウェルチ著「WINNING ~勝利の経営~」が、経営の参考書として秀逸であることは何度も書いてきた。
 規模はともかくとして、我がグループもコングロマリットであり、共通項も見出し易い。
 中でも、品質管理に言及した「シックス・シグマ」は、建設業である南洋建設にとって大いに参考に成る。

 - 引用 -
「シックス・シグマは、平均ではなくバラつきのことであり、それを顧客と貴方との間から取り除くことなのだ。
 シックス・シグマはサプライ・チェーン、流通の流れ、製品設計をすべてゼロから見直すことを要求する。
 その目的は、無駄、非効率の原因を洗い出すこと、そして当てにならないサービスにイライラする顧客を無くすことだ。 不愉快な予期せぬ事態、守れない約束を取り除くことだ。」

 過去の失敗事例に照らせば、課題は浮き彫りになる。
 
・ 属人性に依存し過ぎる
・ 手戻りやクレームが頻発する
・ 予算に食い込む
・ 信用を失う
・ 次の仕事に支障を来たす・・・

 根本的な原因追及、再発、未然防止を怠り、「誰かのせい」にしてきたツケであろう。
 もぐら叩きではなく、もぐらの穴を潰す必要がある。

 そして、建物は一人では作れない。 
 経営者、営業、設計、施工管理、協力業者がワンチームと成る、絆が大事だ。
 そのために、各自が他人事ではなく、自己責任で受け止める。
 もう、「誰かのせい」にするのはやめよう。

一家一台から一人一台

 ダウンタウンの松本人志さんが、マスコミ報道を批判しました。
 ご自身がMCを務めるTV番組が、低視聴率であったことを伝えるマスコミに対してです。
 
 自分が幼少の頃、TVは一家一台でした。
 見たい番組があっても、チャンネル権を有する父や姉が優先されます。
 この時代であれば、居間にあるTVが何を写しているかの「世帯視聴率」は正確だったのでしょう。

 しかし今は、一人一台の時代です。
 パソコンやスマホも有ります。
 また、見逃し配信や録画やYouTubeで見る方も少なくありません。
 正確に視聴率を計ることが難しい時代に成りました。

 即ち、世帯視聴率が高くても打ち切りになる番組もあります。
 そうしたミスリードを牽制したものです。

 それにしても、便利な世の中に成りました。
 見たい番組を、見たい時に、見たい場所で見ることができます。
 
 一方で、家族の分断は避けられません。
 居間に家族が集まって、同じ番組を見ながら、価値観を共有した時代が懐かしい限りです。
 個々人の主体性は、育まれ易いのでしょうけれど・・・。
 便利さや豊かさを享受する見返りに、少なからず失うものもあります。

勝ちに不思議の勝ち無し

 賃貸仲介業に携わって三十年に成りますが、未だに御客様ニーズの正解が掴めません。

 昨年、某所に竣工した木造アパート。
 竣工時期が真夏と、シーズンを外した物件だけに、入居付けに苦労しました。

 一年後の今年、同一敷地内に、弐番館を建築しています。
 同じ場所、同じ木造、広さも、タイプもほぼ同じ。
 ところがこの物件、竣工を待たずして申込が殺到しているのです。

 建物向きが異なるため、確かに眺望は弐番館の方が優れています。
 しかし、それ以外の決定的な要因が見出せません。
 プロ野球界のレジェンド、野村克也氏は、生前この言葉をよく引用していました。
 
 「負けに不思議の負け無し。
  勝ちに不思議の勝ち有り。」  肥前国第九代平戸藩主:松浦清

 いえいえ、ビジネスの世界に、結果オーライはありません。
 好不調の要因を分析し、悪い点は以後改め、良い点は水平展開し、そこに経営資源を集中投下します。

 入居者アンケート等を実施して、壱番館と弐番館の差を浮き彫りにしましょう。
 明日のために。 
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

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