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危機感と悲壮感

 折からのコロナ禍によって、苦境に立たされている企業も少なくありません。
 今から11年前、リーマンショックの渦中で、前職の会社が破綻した時のことが思い起こされます。

 ・ 姉歯一級建築士による構造偽装問題によって、ロープライスマンションの「安かろう悪かろう」イメージの蔓延
 ・ リーマンショックによって消費マインドが冷え込み、金融が萎み、分譲マンションの販売不振
 ・ 資金繰りのために、在庫マンションを安価でバルク売り 
 ・ 損切りによって膨らむ赤字幅
 ・ 起死回生を狙って関東圏の商業施設を請け負うものの、入金は数ヶ月先の手形払い
 ・ 入金を待つ間に起こる、クライアントの会社の波状的な破綻・・・。

 負の連鎖とはこのことです。
 社内的にも、様々なコスト削減に取り組みます。
 
 ・ 役員報酬の返上
 ・ 賞与支給の縮小
 ・ 社内研修の中止
 ・ 希望退職の募集
 ・ 製造部門から営業への配置転換
 ・ マンション管理会社の売却
 ・ 拠点の撤退・・・

 生き残りのために、ありとあらゆる取り組みを行うものの、事態は悪化するばかり。
 さしずめそれは、大河の激流に押し流されそうになる中、流れに逆らって泳ぐ様な空しさでした。
 
 危機感は、好業績時の引き締めを図る上では効果的です。
 真に危機的な状況下で発動する危機感は、悲壮感しか生みません。
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まさかの坂への備え

 コロナ禍により、世界経済が大きく落ち込んでいます。
 先日の日経新聞15面の見出しを見ますと、実感せざるを得ません。

 「JR東海 純利益85%減」
 「京セラ 純利益18%減」
 「三越伊勢丹が赤字転落」
 「第一三共 純利益57%減」
 「日東電 純利益14%減」
 「パナソニック 7%減収」
 「太陽誘電 一転25%減益」
 「積水化 純利益26%減」
 「スタンレー電気 最終赤字44億円」

 何れも大手上場企業の業績です。
 中小零細の業績は、推して知るべし。
 観光、宿泊、飲食、遊技場、等々、直撃された業種は枚挙に暇がありません。

 経営は、短期的な業績に一喜一憂するのではなく、コロナその後、或いは中長期的な展望を画策するものであることは百も承知しています。
 しかし、今日のメシが食えない企業に未来は訪れるでしょうか。

 経営には三つの坂があると、稲盛和夫氏が言っています。
 ① 上り坂
 ② 下り坂
 ③ まさか
 
 何度でも訪れる「まさか」の坂への備えは、財務的な内部留保、そしてリスクヘッジのための多角化。
 口にするのも、文字にするのも容易ながら、実行するのは極めて難しい。
 それが経営です。

ステイホームウィーク

 緊急事態宣言を受け、ゴールデンウィークは、ステイホームウィーク。
 東京に居る長男も、当然ながら帰省しません。

 先日の休日、一時休業中の次男を散歩に誘いました。
 地元民には天神様として知られる神社です。
 
 自分が子供の頃には、格好の遊び場でした。
 社会人に成ってからも、石工として手洗鉢等を設置したことが思い出されます。
 ところが、同じ地元で生まれ育った次男は、初めてだと言います。
 それだけ、子供の遊びも変わってきたのでしょう。

 百数十段程度ですが、運動不足の身体には堪えます。
 鈍った身体には良い運動です。
 やっとの思いで社殿に到達し、お参りを済ませました。

 その社殿の少し下に、展望広場が整備されています。
 時節柄、周囲に植えられた芝桜が見事に咲き誇っています。
 ベンチに座り、暖かな陽射しに包まれ、内子の町並みを見下ろすと、コロナ禍の日常を一時的にでも忘れられる気がしました。
 煌びやかな人工的な輝きとは違う、郷愁を誘う自然の美しさです。

 ステイホームには背いていますが、ここには誰もいません。
 いや、町並みを歩く観光客も、まったくいらっしゃいません。
 
 SNSで写真をupすると、東京や異国に住む同級生から、懐かしむコメントが相次ぎます。
 人はつながりが無いと生きていけない動物。
 改めて、本質に気付かされた一日でした。

水戸黄門の誤審

 この半年間、法律や定款や規則を読み込み、随分詳しくなりました。
 一方で、こうした難解な論法によって、相手を納得させることの難しさも知りました。
 
 先日ある方から教えられた話です。

 止まっている車に後ろから追突されたら、全面的に相手が悪い。
 でも、自らが飲酒運転なら、形勢は逆転します。
 ルールを守らない者は、ルールによって守られない。

 なるほど、これなら理解頂けるかもしれません。
 もっと判り易いのは、勧善懲悪です。
 即ち、相手がいかに悪いかを説き、我々が天に代わっておしおきするのだ・・・という図式。

 例えば水戸黄門。
 御代官様と越後屋が、密室で密接な悪だくみを行い、平民が虐められ、それをお銀と弥七が嗅ぎ付け、見るに見かねた黄門様が乗り出し、「曲者じゃ!皆の者出あえ、出あえ!」の掛け声の元に沢山の家来が駆け付け、一度に襲えばいいものを、礼儀正しく一人ずつ勝負を挑み、バッタバッタと切られていき、頃合いを見て格さんが「皆の者頭が高ーい!」と一喝して印籠を取り出し、途端に皆が土下座して平伏す・・・。

 でも、よくよく考えてみると、本当に御代官様は悪代官だったのでしょうか?
 越後屋は賄賂を贈って、私腹を肥やしたのでしょうか?
 確かに人相は悪そうだけど・・・。

 確証の提示は不十分だし、弁明の機会は与えられていなかった気がします。
 実質50分足らずの限られた時間の中で、毎週毎週沢山の悪事を裁き続ければ、一つや二つ冤罪はあったに違いありません。
 権力を発動する際は、余程気を付けないと間違います。

 そう、目線を下げて分かり易く言うと、そういうことです。

どうやって勝つか

 ミッションとバリューについて、改めて考えさせられた。

 ミッションは経営理念。
 バリューは行動規範。

 誠実・品質・卓越・サービス・敬意・・・ウェルチはこうしたバリューを陳腐なフレーズと呼ぶ。
 「誠実であることはゲームに参加する入場券みたいなものだ。」とも・・・。

 見た目はそれなりに整った文章であったとしても、会社名さえ変えればどこにも転用が効く様な理念では意味がない。
 大事なのは次の問い掛けへの答えだ。
 「私たちは、このビジネスでどうやって勝とうとしているのか?」

 某建設会社を客観的な目で見ていた2年前、経営理念の文言が、薄っぺらく映った。
 「ブランド確立により、元請比率を向上させ、安定した売上・利益抽出体質企業への脱皮を図る。」
 まさに、美辞麗句は踊っているが、実態は伴っていない。

 今期から、その会社の経営に参画し、当事者と成った。
 自分の力足らずと、多少なりコロナ禍の影響もあり、業績としては芳しくない。
 しかし、体質改善は確実に進んでいる。

 昨年までの設計施工自社商品比率は約30%。
 今年は65%にまで高まっている。
 これに伴い、粗々利率も2ポイント上昇した。

 主力商品は、遊休土地活用提案型の木造アパート。
 文字通り、この戦略商品で勝とうとしている。
 これまでの経験から、そこそこの自信はあるが、未だ確信には至っていない。
 
 勝負はこれから。
 今後、実践と実績を積み上げ、理念が画に描いた餅で無いことを証明したい。

公益法人の監事:後編

 監事が監事としての、役割と責任を全うする上で、認められている権限が以下の通りです。

 【 監事の権限 】
① 理事の職務執行の監査(法人法第99条第1項)
 監事は、理事の職務の執行を監査します。

② 事業の報告要求、業務・財産の状況調査(法人法第99条第2項)
 監事は、いつでも、理事及び使用人に対して事業の報告を求め、また、法人の業務及び財産の状況を調査することができます。

③ 計算書類等の監査(法人法124条第1項、第2項)
 各事業年度の計算書類及び事業報告は、監事による監査を受けなければなりません。

④ 理事会の招集請求(法人法第101条2項)
 監事は、理事への報告義務を果たすために必要があると認める時は、理事に対し、理事会の招集を請求することができます。

⑤ 理事の行為の差し止め請求(法人法第103条第1項)
 監事は、理事が法人の目的の範囲外の行為や、法令・定款に違反する行為をし、又はその恐れがある場合で、その行為によって法人に著しい損害が生じる恐れがある時は、当該理事に対して、その行為をやめるよう請求することができます。

 現在、⑤に該当する項目は散見されており、④の招集請求は半年間で二回発動されました。
 理事や監事が、こうした責任を果たせず、協会に損害を与えた場合には、当然に損害賠償責任を負います。
 また、場合によっては、刑事罰もあります。

■ 特別背任罪 7年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金または併科(法人法第335条)

 我々が、法律や定款や規程を違えている現執行部に対して、再三に渡って警告を発していることは周知の通りです。
 「紛争の中身はよく分からないが、同じ地区の〇〇さんから頼まれたので・・・」
 「会長が言われることなので、とりあえず賛成・・・」
 こんな軽い気持ちで同調していると、思わぬところで巻き込まれる可能性があることを、各自自覚して頂きたいと思います。

公益法人の監事:前編

 公益法人の監事とは何か。
 内閣府が明確な指針を出されています。

【 監事の心得 】
1. 地位に伴う職責を果たす
 公益法人の監事は、株式会社における監査役に相当する役員であり、その地位に伴う職責を果たさなくてはなりません。

2. 全ての監事に義務と責任
 全ての監事は、常勤・非常勤、報酬の有無に関わらず、監事としての義務と責任を負っています。

3. 国民からの信頼を裏切らない
 公益法人は、法律に基づき認定され、税制優遇を受けて活動する法人です。
 その監事は、国民からの信頼を裏切らないよう、常に自覚を持って職務を遂行することが必要です。

【 監事の義務・責任 】
① 善管注意義務(民法第644条)
 監事は、法人と委任関係(法人法第64条)ことから、「善良な管理者の注意」をもって、自らの職務を行う義務を負います。

② 理事への報告義務(法人法第100条)
 理事の不正行為やその恐れがあると認める時、又は法令や定款に違反する事実等があると認める時は、遅滞なくその旨を理事会に報告しなければなりません。

③ 理事会への出席義務(法人法第101条第1項)
 理事会に出席し、必要があると認める時は、意見を述べなくては成りません。

④ 総会における説明義務(法人法第53条)
 社員総会で、社員から特定の事項について説明を求められた時は、その事項について、必要な説明をしなければなりません。

⑤ 総会の議案等の調査・報告義務(法人法第102条)
 理事が総会に提出しようとする議案や書類等を調査し、法令や定款に違反する事項等があると認める時は、調査結果を総会に報告しなければなりません。

 御存じの通り、宅建協会の監事は無報酬です。
 であるにも関わらず、何と責任の重いことでしょう。
 自覚と責任と知識と、大きな志抜きには務まりません。
 
 一方、その責任に見合った権限も与えられています。      つづく 

プロパガンダ

 先日まで連載した、「正常化への道」上中下の三話で、協会内で何が行われてきたか、何が間違っているか、概ね御理解頂けたものと思います。

 これほどまで明白な定款違反や、規程違反がありながら、間違った採決と成った理由は何か。
 一つは、会長派が与党、反会長派が野党という位置付けの中で、多数派工作が有効であったからでしょう。
 もう一つは、プロパガンダです。

 プロパガンダとは?
 特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する意図を持った行為。

 魔女狩り的に粛清された二人の理事には、各々濡れ衣が着せられていました。
 但し当事者は、何れも嫌疑を否定しています。
 また、確証は一切示されていません。

 刑事裁判の原則は「疑わしきは罰せず」。
 それを「疑わしきは罰す」としている点が、今回の問題です。
 
 おまけに一人のケースは、宅建協会とは無縁の民間トラブルでした。
 仮にそれが事実なら、被害者は提訴・告訴すべきです。
 裁判官でも弁護士でも無い、法律も定款も規程も知り得ない素人が参集し、正義の味方気取りで人を裁くこと自体が間違っています。
 
 「こんな悪い奴なんだから処罰されて当然」
 こうしたプロパガンダに、一部の委員や理事の心は支配されました。
 
 更にこの情報が、委員会内だけに留まっていないことも問題です。
 百歩譲って綱紀委員会の存在を認めたとして、最低限、守秘義務は守られるべきでしょう。
 確証の無いトラブルを、まことしやかに吹聴した段階で、これは名誉棄損に当たります。

 法に基づく不動産業のプロ達が何故、こんな当たり前のことに気づき得なかったのか。
 甚だ残念でなりません。

キャッシュ・イズ・キング

 4月21日付日経新聞朝刊一面に、「コロナと世界」と題する記事が掲載されています。
 この日は、日本電産の永守重信会長。

 「今はキャッシュ・イズ・キング(現金は王様)。
 企業の買収価格が去年より3割下がっているとしても、現金の価値は5倍や10倍に高まっている。
 同じ一億円でも去年と今では価値は全く違う。
 先が見えるまで、安易な投資はしない方が良い。」

 経済の原則として、モノの値段を決定付けるのは需給バランスです。
 例えば、今のマスクの様に、需要が旺盛で、供給が追い付かなければ、価格は高騰します。
 逆に、今のガソリンの様に、需要がしぼみ、供給がダブつけば、価格は凋落します。
  
 現金も例外ではありません。
 宿泊業、観光業、飲食業、遊技場・・・。
 これまで、日銭の入っていたビジネスが、コロナ禍によって金詰りを起こします。
 
 企業にとってキャッシュは血液です。
 血液が止まれば、突然死を余儀なくされます。
 従って経営者は、運転資金を確保しようと躍起になります。

 我々不動産業界にとっても、大きな潮目と言えるでしょう。
 「新規投資は見合わせたい」とする需要減速の中で、「所有不動産を売却して現金化したい」という供給拡大が見込まれます。
 即ち暫くの間、不動産価格は下落します。
 
 それは不動産業界にとって暗黒の時代の訪れか?
 いえいえ、「人の行く裏に道あり花の山」。
 手元資金に余裕のある方にとってみれば、安くて良い物件を手にする絶好のチャンスです。

正常化への道:転

 それでも、協会の暴走は止まりません。
 規程によれば、「訴訟の処理」は理事会承認事項。
 ところが今年4月、会長は理事会にかけることなく弁護士に委任し、仮処分に対する反訴を申し立てたのです。
 理事会における公開質問状や、監事からの提案によって、度重なる警告を受けていたにも関わらず・・・。

 申立ては二件に及びます。
 ① 「保全異議申立事件」  
 ② 「仮処分執行停止申立事件」 

 実は、②について、申立てから一週間というスピードで却下されました。
 <主文> 
 1 本件申立てを却下する(協会の敗訴)
 2 申立費用は申立人(協会)の負担とする
 <理由>
 民事保全法27条1項の「保全命令の取り消しの原因となることが明らかな事情及び保全執行により償うことができない損害を生ずるおそれがあること」について疎明があったとはいえない。
 よって、本件申立てを却下することとし、主文の通り決定する。

 協会側の弁護士が提出した①と②の申立て理由は、概ね同じであることから、残された異議申立の判決がどうなるかは容易に推察できます。
 何より、この申立ては、協会として正式な手続きを踏んでいないため、現時点において無効です。
 規程に反し、会長独断で行い、既に敗訴してしまっている訴訟の処理を、事後承認できる程理事会のモラルは低くないものと信じています。
 
 二名の理事に不当な処分を科し、
 定款違反、規程違反を数々引き起こし、
 二回に渡ってやり直しさせる等、理事会を空転させ、
 定款違反の委員会を7回に渡って開催して費用を無駄遣いし、
 多額の弁護士費用を発生させ、
 将来に渡って慰謝料請求のリスクを拡大させた。
 
 連休明けの理事会において、その問責にけじめをつけない限り、その後の総会を迎えることはできません。
 自分も、3期6年の理事活動の最終章として、粉骨砕身取り組んで参ります。            

正常化への道:承


 余りの醜態に、たまりかねて自分も立ち上がります。
 「これが、二度も褒賞を受けられた方のご発言でしょうか?
 会長ご自身がパワハラではありませんか!」

 その答えは・・・。
 「はい、その通りでございます。
 その他にご意見はありませんか?」

 ざわつきは収まらず、騒然とする中行われる強行採決。
 「賛成多数で、本議案は可決されました!」

 悪夢の一日。
 こうして、正常化へ向けた戦いの火蓋は切られたのです。

 翌11月、某理事に「綱紀第三者委員会」から、招請状が届きます。
 
 内容は、取引や協会とは無縁の、民事上のトラブルについてのヒアリングです。
 そもそも、委員会の設立を認めていない某理事は、体調不良を理由に欠席しました。
 すると、間髪入れず、同日付で懲戒処分の文書が届きます。

 ・ 理事職務停止(事実上の解任)
 ・ 二期4年の被選挙権停止

 総会決議事項である筈の理事の解任、何人たりとも侵害し得ない筈の被選挙権の剥奪。
 弁明の機会も与えられず、確証も示されず、密室の中でこうした重大な処分が下されることは、恐怖政治以外の何物でもありません。

 もはや司法に訴えるしかない。
 12月、某理事は、理事職務執行権限および理事被選挙権地位保全を求め、松山地裁に仮処分の申し立てを行いました。
 そして今年3月、仮処分決定の判決が下されました。

  「当裁判所は債権者の申立てを以下の理由で相当と認め、債権者に担保を立てさせないで以下の通り決定する。」
 1 債権者が債務者(協会)の理事としての職務執行権限を有する地位にあることを仮に定める
 2 債権者が債務者において理事候補者選挙の被選挙権を有する地位にあることを仮に定める
 3 申立費用は、債務者(協会)の負担とする
 
 某理事の主張が全面的に認められています。
 翻せば、協会側の全面敗訴です。

 判決理由の中で、裁判所はこう述べています。
 「従前存在しなかった本件委員会という理事会や総会とは異なる組織が、適切に債権者の防御反論の機会を与える手続きを経ることなく、債権者に対して重大な影響を及ぼす不利益処分として本件処分を行ったのであり、本件処分は、定款28条1項、2項、33条2号、3号の趣旨に反し、無効なものと一応認められる。」

 即ち、「綱紀第三者委員会」の超法規的権限は、すべからく定款に違反しているため無効という判断です。
 公益法人の綱紀委員会の枠組みが定款違反とは、洒落にもなりません。

 この判決を受け、晴れて復権した某理事は、先般行われた理事選挙に出馬し、五選を果たされました。
 しかも、トップ当選です。
 
 「がんばって下さい! 応援しています!」
 予定されていた支持者とは違う、面識の無い会員の方々からの温かい声に、かけがえのない勇気を頂きました。
 この一票一票は、理事会正常化へ背中を押してくれる皆様からの、信任票と受け止めています。      つづく

正常化への道:起

 昨年10月開催の第二回理事会。
 それは青天の霹靂でした。
 事前告知も無く、手元資料も無く、突如として会長から発議された緊急動議。
 
 「これからの動議は、会長一任でお願いします。
 反対者は起立して下さい。
 ・・・
 着席多数、よって全員賛成。
 これから一切の質疑は禁止します。」

 あろうことか、審議内容を一切説明せず、会長一任を取り付け、後付けで内容を説明するというのです。
 呆気に取られて反応できない多くの理事達を尻目に、会長は専務理事を電撃解任し、会場からの退室を命じました。
 
 「出ていけ!」

 会場に響き渡る会長の罵声。

 ただならぬ展開、異様な雰囲気の中、マイクを通じても聞き取れない不明瞭な声で原稿を読み上げる会長。
 後日判明したことですが、ここで「綱紀第三者委員会」が設立されています。
 第三者とは名ばかりで、第三者は不在の委員会です。
 
 しかも、この委員会は、総会でなければできない「理事職務の停止」(事実上の解任)や、会員にとって当然の権利である被選挙権の剥奪まで可能とする、超法規的な権力を有しています。
 さしずめ、戦時下の特高警察です。
 
 騒然とする会場。
 意見や質問を求める理事達をよそに、強引に議事を進める会長の発言は耳を疑いました。

 「うるさい!」
 「黙っとれ!」
 「意見は言うなと言っただろ!」
 「判らないなら黙っとれ、馬鹿が!」・・・

 ハラスメント等の行いを糾す目的で設立される「綱紀委員会」動議における、これが会長の発言です。
 全発言が文字起こしされたこの日の議事録は、謄写請求から半年以上経過した今も、開示されていません。
 ちなみに、これも規程違反ですが、会長の権力によって闇に葬られました。             つづく

小事に拘わりて大事を忘るな

 タイトルは故事からの教えです。 

 目先の小事にこだわって肝心な大事を忘れてはならない。
 枝葉末節のために本来の目的から逸れてはいけないという戒め。

 この半年間、公益社団法人愛媛県宅地建物取引業協会の正常化に奔走して参りました。
 その目的は何でしょう。
 
 会長ファーストで無いことは当然です。
 理事ファーストでもないでしょう。
 会員ファースト・・・それも違う気がします。
 
 そう公益法人は公益が目的です。
 公益とは・・・社会一般のためになる、公共の利益。
 対義語は私益です。

 商売上の信用を得るため。
 自からの地位や名誉のため。
 旅費や日当等の小銭を稼ぐため。

 よもや、そんな私益を目的に理事を目指す方はいらっしゃらないでしょう。
 そう信じたいものです。
 しかしながら、信じ難い側面が見え隠れするのも、、悲しいかな現実です。

 4月27日の常務理事会。
 5月8日の理事会。
 5月27日の総会。

 残された40日の任期を通じて、あるべき姿に戻したいと思っています。

まさかの坂

 京セラ、KDDIの創業者であり、JALの再建にも当たった名経営者、稲盛和夫氏が、次の言葉を残しています。

 「人生には三つの坂がある。
 上り坂。
 下り坂。
 そして、まさか。」

 今回の、コロナショックは、正にその「まさか」でしょう。 
 2020年が明けた時には、東京オリンピック開催年として、夢と希望に満ちていました。

 飲食業、宿泊業、旅行業に携わられている方は直撃。
 知人達も、苦闘を強いられています。
 各々、理念に基づいて、中長期の計画を立て、戦略を練り、社員に周知し、お客様からの支持を受け、健全経営を続けていた会社であるにも関わらずです。

 その方々から仕事を頂いている方も、間接的に影響を受けます。
 勿論、我々も他人事ではありません。
 
 終息まで、1ヶ月なのか、3ヶ月なのか、半年なのか、一年なのか・・・。
 時間の経過と共に、淘汰される店や会社が増え続けていきます。
 
 こうした戦時下にも近い非常事態をも予測して、リスクに備えなければならないのか・・・。
 改めて経営は難しいものです。

すべて社長の責任

 会社で何が起きようとも、全ての責任者は社長です。

 「郵便ポストが赤いのも、電信柱が高いのも、すべて社長の責任である」 一倉定

 現場最前線の社員が悪いのかもしれません。
 直属の上司が悪いのかもしれません。
 役員の至らなさかもしれません。
 
 しかし、その役員や上司や社員を、採用したのも、登用したのも、配属したのも、教育したのも、管理しているのも、社長です。
 そう考えれば、人のせいにはできないでしょう。

 業績の良い時は自分の手柄。
 不都合なことが起きたら他人のせい。

 こうした姿勢で居られたら、社員はたまりません。
 信用も信頼も尊敬もできなくなります。
 だから人心が離れていくのです。
 
 これらの考え方は、リーダーシップの一丁目一番地。
 それが嫌なら、そのポジションに就かないことです。

未払費用=負債

 先日の拙文にあった、「弁護士に着手金を不正支出済み」という表現について、何名かの方からご連絡を頂きました。
 
 「確認したが、まだ支払いはしていないらしい。」
 
 有難い忠告です。
 但し、支払っているか否かは、この際問題ではありません。
 何故なら、未払費用に当たるからです。

 未払費用とは?
 「一定の契約に従い、継続して役務の提供を受ける場合、すでに提供された役務に対して、いまだその対価の支払が終らないものをいう。
 従って、このような役務に対する対価は、時間の経過に伴いすでに当期の費用として発生しているものであるから、これを当期の損益計算に計上するとともに貸借対照表の負債の部に計上しなければならない。」

 今回の場合、既に異議申し立ての手続きが完了しています。
 即ち、委任契約に基づく、受任者(弁護士)側の役務の提供は、終わっているということです。

 「まだ支払ってない」
 と声高に強弁したところで、それは遅かれ早かれ支払わないといけない負債・・・いわば借金なのです。
 
 加えて、仮処分執行停止の申立てについては、既に却下=協会側が敗訴しています。
 これに伴い、会員の会費から拠出された着手金は、一部にしろ返還されないことが確定しました。
 また、申立費用は申立人(宅建協会)の負担とすることが決定しています。
 これも会員の会費です。

 会長と一部の取り巻きの方々の判断によって、会員の納めたお金が不正に無駄遣いされている現実は、明らかに問責に値するものと確信します。

公益の私物化

 公益社団法人愛媛県宅地建物取引業協会。
 今やこの団体は、無軌道の象徴となってしましました。

 「訴訟の処理」は理事会決定事項。
 昨年12月、某理事からの仮処分申立を受けた際、本来であれば仔細を理事会にかける必要がありました。
 ところが、会長と一部の取り巻きの方だけで顧問弁護士に委任し、着手金33万円が不正支出されています。

 今年3月、某理事の主張が全面的に認められる形で仮処分決定。
 即ち協会側が敗訴。
 
 仮処分決定に対する異議の申立は、いわゆる「訴訟の処理」であり、やはり理事会承認事項です。
 これを、またしても会長と一部の取り巻きの方だけで顧問弁護士に委任しようとしていた動きを察知した私は、事務局および監事に警告。
 すかさず監事が動き、協会に対して理事会開催請求を行いました。

 ところが、監事の警告から二日後。
 異議申立が、松山地裁に起こされたことが判明しました。
 勿論、松山中央法律事務所に着手金が不正支出されています。
 
 度重なる規程違反。
 度重なる不正支出。
  
 会長と一部の取り巻きの方々は、ガバナンスを蹂躙し、監事の警告すらも無視し続けています。
 理事38名と監事3名は、その責任と自覚の元に目を覚ましましょう。
 これは赦しまじき公益の私物化です。

部下は上司の鏡

 良く耳にするのが、役職者の方の部下批判です。
 
 「あいつは、挨拶が成ってない!」
 「彼は、他人のせいにし過ぎだ!」
 「そもそも、謙虚さに欠ける!」
 「上司を嘗めるにも程がある!」

 まあ、そういうこともあるでしょう。
 しかし、それが生え抜きの社員であったら、そのままブーメランにも成ります。

 新入社員で入社してきた時は、希望に満ちた真っ白な素材だった筈です。
 挨拶、目上の方への言葉遣い、気付き、思いやり・・・。
 それを教えるのは、躾けるのは、上司の責任でしょう。
 
 何年か経って、「あいつは成ってない」とすれば、それは上司である貴方の指導が成ってないのです。
 また、貴方自身はどうでしょう。
 お手本となる言動ができていますか?
 部下は上司の鏡です。 
  
 部下が育っていないのは、自分の指導が行き届かなかったから。
 部下が希望を持てないのは、自分の夢やビジョンに魅力無いから。
 
 まずは自己責任で受け止めて、改善へ向けた一歩を踏み出しましょう。 

因果な性格

 木曜日、朝一、大洲で売買契約。
 松山に移動してすぐさま、市内回り。
 夜は、会合に出席。

 金曜日、朝5:00出発で倉敷出張。
 そのまま自宅に戻り、夜レポート作成。

 二日間デスクに戻れなかったツケは大きい。
 契約中であっても、出張中であっても、高速道路を運転中であっても・・・。
 ところが、どんどんかかってくる電話、どんどん送られてくるメール。
 比例して事務仕事が、山の様に溜まっていきます。

 土曜日、想定通りの休日出社。
 4:00に起きて5:00に出社して、10:00までに終わらせるつもりでした。
 ところが、なかなか進みません。
 
 更には、某御仁が来られて、自分を連れ出そうとします。
 はたまた、午後から集まれませんか、というお誘いも・・・。
 何と言われようと、きっぱりお断りしました。

 休日出社は事務仕事が捗る筈だったのに。
 13:00。
 やっと一区切りついて、この拙文をしたためております。
 それも、明日の分の予約投稿だったりして。

 心の中の悪魔は叫びます。
 「休みなんだから、休めばいいのさ」
 「明日のブログは、明日書けばいいじゃないか」

 それでも、仕事に追いかけられるのではなく、仕事を追いかけたい。
 先憂後楽。
 まったくもって因果な性格です。

農場の法則:後編

 少し違う角度から、見てみましょう。
 経営は、矛盾との闘いです。
 今日の飯を食いながら、将来の飯の種を撒いていく必要があります。

・ 新入社員の採用
・ 教育、研修
・ システム化、マニュアル化
・ 中長期ヴィジョンの構築
・ 経営計画書の策定
・ 丁寧な説明責任
・ 理念の唱和・・・
 
 これらは、短期の利益の最大化のためには、必ずしも必要ありません。
 寧ろ邪魔な位です。
 但し、これらをなおざりにすると、やがて大きなしっぺ返しを食います。

 目先の収穫ばかりに捉われて、種蒔きをしなければどうなるか?
 「放っておいても伸びるだろう」と高を括って、水やりを怠ればどうなるか?
 農場の法則に照らせば明確でしょう。

 社員は生き物です。
 悲鳴が上げることも、弱ることもあります。
 そのシグナルが出た時に、どれだけ真剣に向き合うか。

 完全にしおれてしまってからでは間に合いません。
 しおれた苗を取り除き、新たな苗を植えるのでしょうけれど、土壌が変わらなければまたしおれます。    以上

農場の法則:前編

 我が社の社員定着率は、ここ数年飛躍的に高まりました。
 要因は?と問われると、一言では言い切れません。
 一つひとつは小さな事象に過ぎなくて、それらの積み重ねの結果でしょう。

 とはいえ、創業後数年間の離職率は極めて高いものでした。

・ 上司(TOP)が尊敬できない
・ 給料が安い
・ 休みが少ない
・ 残業が多い
・ 自己成長が確認できない
・ 業界の将来に不安
・ 他にやりたい仕事ができた
・ 職場の人間関係
・ やり甲斐が感じられない・・・

 社員が辞める理由も様々です。
 結婚や健康上の理由等、止むを得ないケースもあるでしょう。

 離職に際して大切なことは、TOPや役員や上司が、自己責任で受け止められるか否かです。
 「誰かのせい」、「何かのせい」にしたい気持ちも判らないではありません。
 自分もかつてはそうでした。

 他責として棚に上げた段階で、改善への道が閉ざされます。
 何人辞めても改善されない会社に、社員は愛想をつかします。 
 そして、連鎖します。                           つづく

受注型と販売型

 モノづくりのビジネスは、二通りに分かれます。
 
1. 受注型産業(売ってから作る)・・・注文住宅
  
2. 販売型産業(作ってから売る)・・・建売住宅
 
 一般的に、販売型には、売れ残りのリスクがあります。
 売れ残ると、金利や宣伝広告費や税金といった、無駄な経費が必要です。
 また、出来上がった瞬間から刻一刻、日一日と価値が陳腐化します。

 一方、販売型の商品は、価格決定権が自社にあります。
 従って、想定通りに売れた場合には、大きな利益を手にできるでしょう。

 また、受注型の場合、営業が仕事をとってこない限り、設計や工務は仕事がありません。
 暇でも多忙でも、製造部隊の給料は待ったなしです。
 販売型には、繁閑によって製造工程を自分達でコントロールできるメリットもあります。
 
 会社を大きく飛躍させるには、主体性を以って攻める販売型が有効です。
 勿論、相応のリスクは覚悟しなければなりません。
 それでも、今期の目標を達成する、或いは来期の経営計画を構築する上で、売上を見込める案件材料が無いとすれば、リスクをとって攻めに転じる必要があります。

 リスクを極力小さくするのは、経営者にとって必要な心掛けでしょう。
 何もしなければリスクはない・・・。
 しかしそれは座して死を待つ様なものです。

正常性バイアス

 7都道府県に緊急事態宣言が発令しました。
 予想されていたこととはいえ、身が引き締まります。

 ゴールデンタイムの全TV局が、報道一色に染まったのは、東日本大震災以来でしょうか。
 あの頃、事の重大さを受け止められず、「つまらない」等と不謹慎発言をしていた次男も大人になり、神妙な面持ちで安倍総理の会見を聞いていました。

 自粛も良いが、経済も大事。
 少し前まで、こうしたジレンマもありました。
 しかし、欧米の惨状を目の当たりにしますと、命には代えがたいという認識が備わります。

 危機感を煽らなければ、国民の奔放な行動パターンは変えられません。
 私も含め、それほどまでに日本人は平和ボケしているのです。

 正常性バイアスとは。
 『自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。』
 
 四国の田舎に住んでいる我々は、まさにその心理状況と言えます。
 一方で、不安だけでなく、希望も見出していきたいものです。
 県内8人の感染者の追跡によると、家族等の濃厚接触者59人は、全員陰性であったとか・・・。

 一日も早い終息を願い、各々が自覚と責任を持ち、節度ある行動を心掛けたいものです。

必要とされる証し

 先週は、色々なことがあり、多忙な一週間でした。
 お休みを頂いた土日も、ゆっくりという訳ではありません。
 
 土曜日の朝一は、売買のお客様とカフェ商談。
 実はこの方、30年来の友人で、自宅も徒歩2分程の近しい方です。
 であるにも関わらず、ゆっくりお話ししたのは、数年前にJRで御一緒して以来。
 二人カフェは初めて。

 友人としてというよりも、経営者として尊敬できる方でもあります。
 仕事に真面目に、真剣に取り組んでいる方との時間は、実に有意義です。
 
 その後、社員に指示・指導の連絡。
 更に、取引業者の社長に連絡。
 宅建協会絡みの電話も頻繁にかかります。

 日曜日は、鼻の調子が悪く、5時に起きて花粉症の薬を飲んだため、二度寝入り。
 8:30頃、自宅にかかったお客様からの電話で起こされます。
 この方は数年前、借地契約の引継ぎで関わりのあった方ですが、昨年無料相談で偶然再会しました。
 御縁は異なものです。
 その後も、自宅のPCでメールチェックしたり、お客様への連絡を行ったり。

 忙しいということは、必要とされていることの証。
 当たり前ではなく、有難いこと。
 こう思えるようになったのは、最近のことです。

 あなたが居ても居なくても良い存在なら、きっと休日の連絡もありません。

終息と安寧を祈念

 ついに地元からコロナ感染者の一報が届きました。
 しかも、松前町在住の内子高校教諭。
 影響は少なくありません。

 普段なら「経済を回そう」と外食に出るところですが、先週は回せず。
 何とも水が差された感じです。
 勿論、感染者が悪いということではないでしょう。

 欧米では、酸素吸入器や人工心肺が不足しているそうです。
 回復する見込みの薄い重篤者の機器を外し、軽度の患者に付け替える。
 医療現場では、究極の選択が迫られています。
 愛媛でも、絶対数が不足しているとか。

 命を救うためのICUベッド数は、イタリアの十万人当たり12床に対して、日本は半分以下の5床。
 迫りくる、姿の見えない恐怖に脅える日々は続きます。

 一昨日、お客様との商談のために歩いて老舗のカフェへ。
 世間の不穏さとは縁遠く、抜けるように広がる青空。
 自宅前の川の流れは清らかで、路傍には春の草花が可憐に咲き誇っています。

 一日も早く終息し、安寧を取り戻すことを祈念せずにはいられません。 

老獪な大人と愚鈍な子供

 人間という生き物は、生れ落ちて間もない頃は、実に正直です。
 好きなものは好きと言い、嫌いなものは嫌いと言う。
 楽しければ笑い、機嫌が悪ければ怒り、悲しければ泣きます。

 ひとつ一つ歳を重ねる程に、感情にオブラートを被せる様になっていきます。
 いわゆる本音と建前の使い分けです。
 ある意味、それが大人に成っていくということかもしれません。

 見せかけの建前を信じ、本音に気付かず、欺かれることも度々あります。
 相手に憤り、自分を情けなく思ったりもします。
 それでも、そんな老獪な大人になる位なら、愚鈍な子供のままで結構です。

 不器用過ぎて、上手く世渡りできず、冷や飯食いであったとしても、本音で話せて心を許せる、友達や同志に囲まれた人生を選択したいものです。 

リーダーシップは行動

 社内会議中、久々に声を荒げました。
 叱責の中身を具体的に書くことは憚られるため、昔話を書きます。

 今から15年前、分譲マンション事業の担当常務を務めていた頃のお話です。
 一貫体制メーカーであったため、企画・設計・営業・施工・管理・・・どの分野のクレームでも、事業のTOPとしてお呼びがかかります。
 Aマンションは、管理で躓きました。
 
 「法令で定められたことが守られていない」
 休日の朝9:00に呼び出され、昼跨ぎで夕方まで、ノンストップで詰められるハードクレームです。
 しかも、何故か指摘されるポイントが鋭く、いちいち的を射ています。
  
 後々判ったことですが、相手方にはマンション管理士会の会長が付いていました。
 最終的に、その会長の会社にリプレイスされる事態となった訳です。

 プロである管理会社の社長よりも、アマである管理組合の役員の方が知識に長けていた現実は、恥ずべきでしょう。
 その屈辱をバネに、管理会社の社長・社員に呼び掛け、「マンション管理業務主任者」の資格取得を声掛け。
 鼓舞するだけでなく、自らも合格を宣言しました。
 結果はともかく・・・。
 
 リーダーシップは、地位や役職ではありません。
 そう、リーダーシップは行動です。

半年後のブーメラン

 空転を繰り返してきた宅建協会の理事会に、ようやく薄日が差し込んできました。 
 5月総会で新体制に引き継ぐまでに、正常化を見届け、理事としての責任を果たしたいと思います。

 さて、この半年間、大いに勉強させて頂きました。
 恥ずかしながら、初めて目を通した規定や定款も、何度も何度も繰り返し読み込む内、頭の中に刻まれていきます。
 御承知の通り大学も法学部も出ていない中卒の分際ですが、法律や訴訟の枠組みについてかなり詳しくなりました。

 悪夢の一日であった昨年10月4日、特別綱紀第三者委員会という、第三者不在委員会の委員長を名乗る方が、理事の前でこう発言されています。
 
 「公益法人は、そんないい加減なものではないのです。
 違反した場合、皆さんこれは刑事上の問題も、民事上も問題もあります。
 そのための公益法人ですから、もう少し皆さんしっかりとガバナンスを以って、職務上の義務違反をしては成らないということですので、自覚してやって頂きたい。」

 ごもっともな御高説です。
 先日の理事会で委員会の違法性や、定款違反の実態を指摘したところ、
 「法的なことを一々聞かれても即答できない」と逃げ口上に終始しました。

 日本は法治国家です。
 法律を守らなければならないことは小学生でも判ります。
 百歩譲って法律論を棚に上げても、定款や規則を守るのは公益社団法人として当然のことです。

 半年経った今、そっくりそのままお返ししましょう。
 公益法人は、そんないい加減なものではないのです。

最後に正義は勝つ

 公益社団法人は、年度内に来期事業計画および予算を成立させる必要があります。
 出来なかった場合は、公益認定取消事由に該当します。
 
 某協会は、3月17日に一旦、来期事業計画と予算を成立させました。
 ところが、この理事会に二名の理事を招請されていなかったことから、決議に瑕疵が残り、年度末ギリギリの3月31日にやり直しの理事会が行われた訳です。

 38名の理事と3名の監事を再び集める訳ですから、少なからぬ費用もかかります。
 当然、そうなった経緯は丁寧に説明する必要があるでしょう。
 我々は、理事10名で名を連ね、公開質問状を配布し、読み上げ、一問一答を迫ります。
 
 それでも、ろくろく説明しないばかりか、「検討中」という逃げ口上に終始。
 最終、一方的に審議を打ち切り、強行採決で幕引きを図りました。
 ところが、採決の結果はというと・・・。

 出席 32名
 賛成 16名
 反対 16名
 
 議長の一票をもって、辛くも可決しましたが、双方ここまで拮抗するとは思っていなかったのが本音です。
 高を括っていた現執行部も、肝を冷やしたに違いありません。

 しかも、来期事業計画および予算という、前回圧倒的多数で可決した議案が、賛否拮抗したということは、自ずと現執行部に対する批判票と理解して良いでしょう。
 確実にフォローの風は吹いています。
 最後に正義は勝ちます。

会員ファースト

 年度最終日の昨日、公益社団法人愛媛県宅地建物取引業協会の理事会が開催されました。
 これを含め、前期には5回の理事会が開催されたものの、その内2回は決議無効と成っています。

 2019年10月 4日 第2回理事会 定款違反
 2020年 1月14日 第3回理事会 上記定款違反により監事より招集
 2020年 3月17日 第4回理事会 全員の理事を招請せず無効
 2020年 3月31日 第5回理事会 上記無効によりやり直し開催

 この流れを見ただけでも、異常な事態と思われるでしょう。
 我々はこれまで、執行部の誤りを指摘し続けてきました。

 第二回では、「うるさい」「黙っとれ」「出て行け」「やかましい」「馬鹿が」・・・等々、暴言を吐く会長が行った強行採決に異議を唱えています。
 第三回では、「意見書」を配布の上読み上げ、リスクに警鐘を鳴らしたものの、「怪文書」「脅し」との批判を受けた挙句、「一意見」として流されました。
 しかし、先日松山地裁から下された「仮処分命令」は、その「意見書」の正当性と、協会の誤りを全面的に裏打ちするものです。

 第四回では、理事全員を招請していない理事会の有効性について、質問しています。
 結果、二週間後に再審議せざるを得ない状況に成りました。
 
 正しいことを正しく伝えているにも関わらず、法律も定款も規則も違えて走り続ける宅建協会。
 それはまるで、パトカーからの停止命令に耳を貸さず、交通違反を繰り返しながら走り続ける暴走車の様なものでしょう。
 このままでは、どこかで電柱に激突・大破するのではないかと憂慮致します。
 
 昨日の理事会は、これまでの誤りを自浄できる最後のチャンスでした。
 我々理事38名は、会長のために理事職を務めている訳ではありません。
 新たな年度は、会員ファーストに基づく是々非々の議論を祈念しています。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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