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場外から正規のリングへ

 先日申し上げた通り、問題が発生した場合、報連相によって解決策を導きます。
 問題が解決すれば、ほっと一息、安堵します。
 
 しかし、肝要なのはそこからです。
 再発防止 : 二度とそうした問題が起こらないようにする
 未然防止 : ここでこういう問題があるとしたら、他でも起こり得ないか

 この二つが完了して、初めて問題は解決します。
 そして、こうした取り組みを積み上げていくことで、徐々にトラブルの少ない、信頼される会社へと昇華していくのです。

 問題が起こる、問題をつぶす。
 また問題が起こる、また問題をつぶす。
 これを、「もぐら叩き」と言います。
 叩いても叩いても、もぐらはまた出てきます。
 
 現場で施主様からお叱りを受けた。
 「お前のやり方が杜撰だからだ!」
 「いや俺はしっかりやっていた!」
 繰り返される犯人探しと責任のなすり合い。
 
 真剣に取り組んでいれば、無責任な取り組みに腹が立って当然でしょう。
 しかし、誰が悪かったとしても、お客様には関係がありません。
 すべては会社の責任です。

 営業、設計、工務のコミュニケーション不足。
 これを解消すべく、工程会議の実施を決めました。 
 場外ではなく正規のリングです。
 そこで、思うことを率直にぶつけ合い、解決する。

 もぐらを叩くのではなく、もぐらの穴をつぶしましょう。
 すべてはお客様のために。
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問題を問題と認識

 ビジネスにトラブルはつきものです。
 
 トラブルが発生した時、何をしなければならないか。
 まずは、自分だけで抱え込んではいけません。
 都合が悪ければ悪いほど、大きな問題であればあるほど、速やかに報連相して下さい。

 報連相には順番があります。
1. 連絡 = 事実をありのままに・・・だからこそ迅速に
2. 報告 = 自らの考えも含めて・・・できれば文書(メール)で
3. 相談 = 上司の判断を仰ぐために

 ところが、阻害要因となるケースが二つあります。

① 鈍感 = 問題を問題と認識することができない
② 隠蔽 = 自分のミスと認識した上で隠そうとする

 前者の様な、鈍感な人間は必ず居ます。
 腹は立ちますが、本人に悪気はありません。
 気長に根気強く、教えていくしかないでしょう。

 問題は後者。
 判っていて隠そうとするのですから、悪質です。
 当然に注意も教育もしますが、これが続く様なら一緒に仕事はできません。
 ラインから外れて貰う他ないでしょう。

 何れにしても、問題をOPENにすることです。
 解決への道筋は、問題を問題と認識したところから始まります。

リーダーシップは行動

 某社の全体会議に参加しました。
 課題図書「WININNG」を読んでの感想を、各々発表します。
 今回のテーマは、「リーダーシップ」でした。

 感心したのは、十数人の発表を受けて、社長が一人ずつコメントされた点にあります。
 しかも必ず、「〇〇さんの言われた通りに・・・」という枕詞を添えて・・・。

 これは、簡単な様で、なかなかできることではありません。
 社長が、自分の考えを受け止めてくれる。 共感してくれる。
 それだけで、社員の自己重要感は満たされます。

 反対であればどうでしょう。
 レポートを書いても読んでくれない。
 意見を言ってもスルーされる。
 マザーテレサ曰く、愛情の対義語は無視することです。

 この会社、一年前には朝礼も、経営理念の唱和も、「WININNG」部会もありません。
 研修を経て、取り組むべき課題を列挙し、できない理由を排除し、できることから愚直に実践して来られました。

 そして今、少しずつではありますが、会社の雰囲気が変わりつつあります。
 一方、同じ研修を受け、気付いたけれど、ワークシートに書いたけれど、やらなかった会社も散見されます。

 そう考えますと改めて、リーダーシップとは理論でも言葉でもないことが判ります。
 そう、リーダーシップとは「行動」です。

命の次に大切な財産

 今から30年前。
 前職の会社は既に成長期に入っていましたが、建築現場のレベルはまだまだ未熟なものでした。

・ 完成見学会の際、現場周辺には、夥しい数の煙草の吸殻
・ 現場シートは汚れていて、しかもヨレヨレ
・ 神職や施主も立ち会う夏季の地鎮祭に、下着(ランニング)で出席しようとする監督
・ 引渡前に利用して、尚且つ流していないトイレ
・ 引渡前のキッチンのグリルに、煙草の吸殻
・ 現場事務所で監督がダイヤルQ2をかけまくり、月数十万円の電話代
・ 完成見学会の際、現場事務所を掃除すると、マンガ雑誌や花札だらけ・・・

 今思い返しても、惨憺たるものでした。
 「現場はショールーム」
 この現場を取り仕切るのが、現場監督(施工管理者)です。
 監督は文字通り現場の最高責任者として、協力業者を取りまとめ、無事工期内に引き渡す役割を担っています。

 そうした立場を勘違いして、業者の皆様に高圧的な態度を取る監督もいます。
 お客様をお客様と思わない言動によって、クレームを受けるケースも多々ありました。
 
 しかし、商流が公共から民間主体となり、お客様第一主義を打ち出したことで、監督の意識や現場の状況は一変します。
 お客様がいらっしゃらなければ、現場はありません。
 業者の協力が無ければ、現場は進みません。
 その至極当たり前のことに、気付いたのです。

 原則仕事は営業が取ってくるものですが、リピートの際、現場監督を指名して発注頂くことも多くなりました。
 クライアントからの信用を失墜し、仕事を減らしてしまう監督が居る一方で、仕事の取れる監督も台頭してきます。

 田坂社長率いる西条の建築会社「建将」は、前職の会社の中でも選りすぐりの施工管理者ばかりが集まって起こされた会社であり、その人的クオリティを武器に躍進を続けています。

 貴方にとっては、幾つかある現場の一つかもしれません。
 しかし、お客様にとっては、一生一度の、人生で最も高い買い物。
 いわば、命の次に大切な財産を、貴方は託されているのです。
 
 このことを肝に銘じ、責任と覚悟をもって、お客様以上の真剣さで日々の仕事に当たって下さい。

苦楽の分かれ道

 ある時は、不動産会社の社長。
 ある時は、グループ統括の経営企画。
 ある時は、宅建協会の役員。
 
 そして今、最も注力しているのが、建設会社の執行役員営業本部長職です。
 エンドユーザーへ向けての営業アプローチ。
 不動産業者からの土地情報の収集。
 契約書内容の見直し・・・等々。

 一連の仕事は過去、多少なりかじってきたものなので、現場の息吹を感じながら楽しくやっています。
 そして今週末、来週末と、個人住宅の完成見学会です。

 土日が出勤となるため、水曜日に振休を予定していました。
 好都合に火曜日が松山での飲み会なので、ゆっくりできます。
 ところが、アパートの新築契約が急転直下決定し、既存住宅解体前の荷物搬出が水曜に・・・。

 ここから、心の中の天使と悪魔との葛藤が始まります。
 【 悪魔 】
 「56歳のおっさんなんて、誰も当てにしてねえよ!」
 「行かなかったとしても、誰も責めやしないさ!」
 「土日出勤なんだから、水曜一日休んでも御釣りは無いじゃないか!」
 「おまけに前日の夜は飲み会だぜ!」

 【 天使 】
 「評論家の様に、正論を吐くだけでは、人はついてきませんよ。」
 「役職者が共に汗を流してこそ、信頼関係は深まります。」
 「リーダーシップは言葉ではなく、行動です。」

 結果・・・。
 いつも通り5:20に目覚め。 シャワーを浴び。 日経新聞を読み。 朝食を頂き。
 6:30に松山のホテルを出て、8:00前に内子に帰宅。
 
 作業着に着替えた後、泉Dさんと共に現場に駆け付け、7人の同僚と共に、荷物の搬出、家具の解体、積み込み作業を行った結果、4tのバケットは、瞬く間に満杯となりました。
 16~26歳までは毎日現場仕事でしたが、久々の肉体労働は流石に疲れます。
 
 しかし、実に健全で心地良い汗でした。
 世に楽と苦の分かれ道があるならば、後者を選ぶのが正しいチョイスなのかもしれません。

私も裁けません

 話し上手は、潤滑剤として、コミュニケーションを良好にします。
 飲み会の席ともなれば、それなりに盛り上げ役も必要でしょう。
 
 但し、「軽口」は頂けません。
 軽口とは・・・。
 「口が軽いこと。前後のみさかいなく何でもしゃべってしまうこと。またはそういう人。」

 精錬潔白は理想ですが、そう生きられないのが人間です。
 私も含めて、長く生きていれば、汚点も躓きもあります。
 そういう意味で人は、失敗する生き物です。

 失敗を悔い、改め、省み、戒める。
 それが人でしょう。
 また、禊を済ませた者の傷口を再び開くのは御法度です。

 しかし、共に聞き流した自分も同罪。
 盛り上がりに水を差してでも止めるべきでした。

 何度も引用する、姦淫の女の一節から。
 「あなた方の過去を振り返り、一切罪のない者から、この女に石を投げつけるが良い。」
 周囲の人々は次々と立ち去り、最後に残されたイエス曰く。
 「私もあなたを裁きません。どうぞお帰りなさい。」

 そう勿論、私も裁けません。

不都合な真実

 内閣改造で、初入閣を果たされた小泉進次郎環境大臣が、台風一過の千葉を視察された際、次の一言を残されています。

 「天災は忘れた頃にやってくる、というのは過去の話。
 今や天災は、常にやってくる。」
 
 本当に的を射た発言です。
 昨年7月、西日本豪雨の影響で大洲の街が冠水し、甚大な被害をもたらしました。
 全国から義援金が集まり、被災者にお届けした際、感謝の言葉も頂きました。

 しかし近年、大阪を台風が、熊本を地震が、北九州を大雨が、千葉を台風が・・・。
 天災のニュースは、枚挙に暇がありません。

 TVやラジオからは、「50年に一度」「今まで経験したことのない」といった、パニック映画さながらの表現が溢れます。
 ネットニュースでは、避難勧告や避難指示のニュースがリアルに表示されます。
 報道アナウンサーは、「命を守る行動を!」と、危機感溢れるフレーズを連呼します。

 2006年、アル・ゴア元アメリカ合衆国副大統領が主演する映画が公開。
 その後、「アル•ゴアの『不都合な真実』は事実誤認とデータの誇大化に満ち溢れている」とする反論が示され、人々は好むと好まざるとに関わらず、真実から目を逸らしてきました。
 しかし、過去の経験則がまるで通用しない今、誰もが気付いています。

 自分達の子孫のため、不都合な真実に向き合わなければならないことを・・・。

不動産フェア

 本日、9月23日は「不動産の日」です。
 昨日、宅地建物取引業協会の八幡浜&大洲支部合同「不動産フェア」を、アクトピア大洲で実施しました。
 
 不動産フェアは、宅建協会の県内十支部が、各々趣向を凝らして行います。
 八幡浜と大洲は地理的に近いこともあり、合同開催と成っています。
 開催場所と担当は、隔年交替です。

 大洲の支部長となって6年目。
 フェアも6回目です。
 
 御承知の通り、昨日から今日にかけては、大型の台風17号が接近中。
 思い返せば、一昨年の不動産フェアも台風に見舞われています。
 
 連続で台風に遭う確率は、どのくらい稀少か判りません。
 とにかくまあ、天気の子で無いことは確実でしょう。
 
 それでも商業施設内での開催とあって、ご相談の方も多数御来場頂いたようです。
 大洲・八幡浜の役員の皆さんや、税理士・金融機関担当者様とも情報交換できました。
 
 雨の三連休を、自宅でゴロゴロ過ごすより、とても有意義な一日だったと感謝します。
 皆さま、おつかれさまでした。

地価は上昇するか?

 2019年の基準地価が発表されました。
 「地価上昇 地方に波及」との見出しですが、決して日本全土が上昇基調という訳ではありません。

 『 地価変動率 』 住宅地(商業地) 
 【 主要上昇県 】        
 沖縄 6.3%(12.0%)
 東京 2.5%(6.8%)
 福岡 1.7%(4.0%)     
 愛知 0.9%(3.7%)
 大阪 0.4%(8.7%)

 【 主要下降県 】
 秋田 ▲2.0%(▲2.1%)
 福井 ▲1.6%(▲1.5%)
 三重 ▲1.5%(▲0.9%)
 愛媛 ▲1.5%(▲1.4%)
  
 我が県も、地価下落傾向は顕著です。
 しかし、愛媛県の中でも、格差があります。

 持田町 3.3%
 道後町 3.1%
 二番町 2.3%

 山鳥坂 ▲7.0%
 東大洲 ▲4.2%
 徳の森 ▲3.5%

 松山の中心市街地が上昇に転じる一方で、我が社の本社所在地である大洲市は、昨年の豪雨災害を受け、大きく値を下げています。
 厳しい現実ではありますが、目を背けてはいられません。
 こうしたトレンドを掴んだ上で、お客様に対峙することは、プロとして当然の義務です。

美味し過ぎてはいけない

 最近起きた電子決済システムの躓きで、やや陰りが見えるものの、コンビニ界のキングはやはりセブンイレブンです。
 競合するローソン、ファミマに比較しても、日販で約10万円の差があると言います。
 さて、その強さの秘訣はどこにあるのでしょうか?

 9月20日付日経新聞15面「ヒットのクスリ」に、興味深い言葉が紹介されています。
 「食べた記憶が薄ければ薄いほど、それだけ飽きがこない。」
 
 なるほど、至言です。
 インスタントラーメンの新商品を初めて食べた際、ガツンと来る味に満足する。
 しかし、必ずしも次に食べようとは成らない。
 食べたくなるのは、塩、醤油、味噌といった定番の味・・・。
 誰もが経験してきたプロセスでしょう。

 「食品はおいしすぎてはいけない。少し余韻を残すことによって再購入につながる。」日清食品創業者「安藤百福」氏 
 「高級料亭の料理も食べ続けると飽きる。」 セブンイレブンジャパン創始者「鈴木敏文」氏
 「決して奇をてらうようなことはしない。常に材料や製法を変えながら、じわじわと売上を伸ばす。」同社執行役員「高橋広隆」氏
 
 これは食品だけに留まらず、ビジネスの本流かもしれません。
 成功に奇策なし。
 一過性のブームではなく、お客様の生活の中で定番として根付く商品、サービスを心掛けたいものです。

凡事徹底

 イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏は、「凡事徹底」を説きました。

 辞書で「凡事」を引きますと、「当たり前、ありきたりなこと」とあります。
 会社の中における、凡事を挙げてみましょう。

・ 毎朝定時までに出社すること
・ 間違いを犯した際には素直に謝ること
・ 机上を整理整頓すること
・ 朝、おはようございます!と大きな声で挨拶すること
・ 会社の規則を守ること・・・

 これらは、取り立てて語るまでもない、社会人として当たり前のことです。
 やれと言われれば誰でもできる、些細なことでもあります。

 但し、誰にでもやれることであっても、それが実際にやれているかというと、必ずしもそうではありません。
 ましてや、「首尾一貫して徹底できているか?」と聞かれるとまた違います。
  
 「徹底」とは、「どこまでも一貫して行うさま」です。
 当たり前、ありきたりな「凡事」に「徹底」を付けると、意味合いは劇的に変わります。

 「すべからく凡事を貫き通せば非凡なり」

 例えば、休まず遅刻しないことは当たり前でも、一年間無遅刻無欠勤を貫けば非凡です。
 その行動は、それだけでその人の信用となり、ブランドとなります。
 
 一方、凡事すら徹底できない人(会社)は信用を失い、レッテルを貼られてしまいます。
 信用の無い人(会社)の意見は、幾ら正しくても説得力がありません。
 
 良い会社を創るために、戦略や戦術や戦法は大事です。
 しかし、当たり前のことを当たり前に、全社員が凡事徹底する。
 第一歩はそこから始まるものと確信します。

セールスストーリー:後編

 自動車セールスの達人は数多(あまた)いらっしゃいます。
 歴代世界一と称されるのは、ジョー・ジラード氏です。
 どれほどの実績だったかというと・・・。

・  1日の最高販売台数は18台
・  1ヶ月の最高販売台数は174台
・  1年間の最高販売台数は1,425台
・ 15年間の販売累計台数は13,001台 

 自動車のセールスを始めて引退するまで、1日平均6台販売した計算です。
 ちなみに、日本の自動車販売セールスマンの平均販売台数は、年間60台と言われています。
 もはや神の領域でしょう。
 
 ジョー・ジラード氏は、その卓越した販売のコツを、自著に書き下ろしています。

 「観覧車の席を埋めるように、常に見込客を発掘せよ。
 観覧車が1周回ると、そのお客様は下りて行く。
 その時までに、見込み客を見つけておいて、交代に乗って貰えば良い。」

 まさに、土を耕しながら、種を蒔きながら、培養しながら、収穫しながら、再び土を耕し種を蒔くのと同じです。
 高額商品を販売する行為は、とかく難しく捉えられます。
 しかし、ストーリーとして見れば、実にシンプルなものなのです。

セールスストーリー:前編

 セールスには、ストーリーが欠かせません。
 ダメ営業マンはストーリーを描けず、散発的な手段が目的化しがちです。 

 ネット配信のためのネット配信
 イベントのためのイベント
 業者訪問のための業者訪問

 月末月初に、二週連続で、戸建住宅の完成見学会を予定しています。
 フリーペーパーに広告を掲載する、手配りチラシを打つ、テントを張って待ち受けする・・・。
 一連の段取りも然ることながら、最終的な成果を見据えた、ストーリーの組み立てこそが肝です。

 ① 現地周辺の分譲宅地情報を収集する
 ② 周辺の賃貸マンションに向けてポスティングを行う
 ③ 過去の来場客や見込み客の誘引アポを取る
 ④ 来場者に向けて宅地情報を提供し、プラン依頼→商談→クロージングに持ち込む
 ⑤ 来場者をヒアリングして、ニーズのある土地を探す・・・

 即ち、土を耕しつつ、種を蒔きつつ、培養しつつ、収穫しつつ、再び土を耕し種を蒔く・・・。
 この農耕の原理こそが、セールスに欠かすことのできないストーリーです。

 今のポスティングは、今の広告作成は、今の見学会対応は、果たして、何のためにやっているのか?
 常に、狙いを定めることを忘れては成りません。

新たなステージ

 策定前研修から経営計画発表会、そして株主総会。
 経営企画室長としての、数か月間の取り組みに一定の区切りがつきました。

 今期経営計画策定における大きなテーマは、「脱カリスマ」。
 カリスマトップによる中央集権型では、百年の計が語れないことを、カリスマ自身も知っています。
 
 一方、カリスマの元で育つ人材は、イエスマンになりがちです。
 その体制が長ければ長いほど、部下は思考停止に陥り、腹心も育ち難くなります。
 
 カリスマのDNAを組織的に受け継ぐつもりで、二年前に総合企画に着任。
 この二年間は、ほぼ9割の時間をそこに注力してきました。
 まだまだ合格点ではありませんが、システムの構築や企業文化の浸透という意味において、それなりの成果は残してきたと自負しています。

 さて、個人的に掲げている今期のテーマは、「現場力の最大化」。
 仕組みも規則も大事ですが、会社は人です。
 売上を作るのも、利益を生むのも、すべて現場で働く人の力でしょう。
 
 そこで自分自身も、グループ所有の経営資源の一つとして、現場力を最大化するために再配置します。
 具体的には、三分の一は今まで通り経営企画、三分の一は不動産会社の社長、残りの三分の一は建設会社の執行役員。
 
 三足の草鞋を決して容易いことと考えている訳ではありません。
 起承転・・・。
 やり甲斐に満ちた新たなステージに突入します。 

義務を果たすのが先

 個人的に言わせて頂くと、飲み会の雰囲気は好きですが、お酒は得意ではありません。
 ビールは中ジョッキ一杯で充分。
 強いて挙げれば、ウィスキーの薄い水割りなら、一晩かけて数杯程度までです。
 
 加齢の影響か、週半ばに飲み会が入ると、かなり疲れます。
 先週はイベントが二回ありました。

 火曜日は株主総会。
 主催者として11:00から会場準備に取り掛かり、20:00の宴会終了まで司会を務め、その後、来賓の皆様をお連れして二次会へ。
 木曜日は接待で12:00まで。
  
 何れも翌日は、いつも通り6:00出社しています。
 「飲んだ翌日は這ってでも出社しろ!」
 誰に教えられたか忘れましたが、至言です。

 恒常的に遅刻する人間は、何を言っても説得力がありません。
 権利を主張するなら、先ずは義務を果たしてから。
 定時出社は、ビジネスマンとして当然の義務です。

進退を質に取る言動

 周囲から見ると自分は、穏かな性格に見えるようです。
 確かに、仕事中の感情は概ね安定しています。
 
 しかし、決して温厚ではありません。
 長く仕事をしている方にはバレていますが、どちらかというと情動的です。
 
 自分の短所に気付いているからこそ、感情をコントロールするよう心がけています。
 極力、穏便に済ませたいと思うからこそ。
 ところが、表向き大人しそうなので、なめられることもあります。
 
 大概我慢しますが、余り度を超すと黙っていられません。
 それでも、言ってよいことと悪いことは弁えているつもりです。

 これまで、何度も拙文で語ってきました。
 自分の進退を質に取る言動は慎むべきです。

 人間は誰しも職業選択の自由があります。
 会社を辞めるも辞めないも、個々人の自由です。
 しかし、感情に任せて、辞める気も無いのに「辞める」と言うべきではありません。
 そのカードが切り札と思っているとすれば、大きな間違いです。
  
 そして自分は経験から学んできました。
 周囲の引き留めが、本人の甘えを増長させます。
 もう二度と、引き留めてはなりません。

時計を作る

 昨日の日経新聞一面に、ヤフーによるZOZO買収の記事が掲載されています。
 興味深い発言や、表現を抜粋してみます。
 
・ 「僕の経営は感性に基づく。 それが失敗したこともあって反省している。」
・ これにより、前澤氏のワンマン経営から、集団指導体制に移行する。
・ ZOZOは、より安定的な経営を進めるため、データの分析や検証を重視し、「総合力やチームワークが問われている」として、ワンマン体制からの転換点にあると説明した。
・ 「ワンマン、トップダウンの経営から、現場一人ひとりが裁量を持ち、社長のように振る舞える組織に変わらなければならない。」

 ZOZOの社歴は浅く、誕生から20年余り。
 創業者の前澤氏は、女優との交際等、マスコミ露出も多く、目立つ存在であるため、批判も少なからずあります。
 しかし、僅か20年で年商1000億円超の会社を創り上げたことは、紛れもない事実です。

 その戦略が、属人的な感性によるものであるとすれば、紛れもなく天才でしょう。
 天才の閃(ひらめ)きに基づき、スピーディーでフレキシブルなカードを切り続けることで、会社は成長します。
 しかし、その閃きが鈍り、判断が誤ると、途端に成長は鈍化します。

 「時を告げるのではなく、時計を作る。」

 そう、時を知るために重要なことは、天才やスーパースターの招致ではなく、時計(組織・仕組み)を作ることです。

人格の踏み絵

 前職時代から通算して、約30年のお付き合いを頂いているクライアントの会長と、松山で会食しました。
 
 賃貸管理の仕事を始めて間もなく、初の管理受注を頂いたのもこの会長。
 十年前、会社を創設する際、事前に御報告に出向いたのも会長です。
 それ以来、毎年の様に不動産を購入頂き、会社所有の賃貸物件10棟も、駐車場も総て管理させてさせて頂いています。

 また、有休土地へのアパート建築提案も、通算4棟成就しました。
 昨夜は、来春完成のアパートの御成約を受けて、我々が御招待させて頂いたものです。

 これまで会長とは、何十回も会食しています。
 自分の記憶の限り、接待したのは初めてかもしれません。
 不動産会社の社長として、明らかに常識はずれです。

 原則、接待の考え方はこうでしょう。
 「これだけ儲けさせて貰ったのだから、接待しないといけない。」
 「これだけ儲けさせてやっているのだから、接待されて当然。」

 会長の場合は違っています。
 「良い土地を紹介して貰った。今度会食しよう。」
 そう、30年の長きに渡って、お仕事を頂く度に逆接待を受けていた訳です。
 
 一般論として、ものを売る時に、頭を下げるのは当たり前。
 一方、ものを買う時は、無意識に横柄に成ったりします。 
 しかしその、ものを買う時こそが人格の踏み絵です。

 昨夜の会長は、とても饒舌で、上機嫌でした。
 こんなに飲んだ会長も初めてです。

 日付が変わりかける頃、タクシーで御自宅までお送りして、マンションの自動ドアの向こうに消える背中を見送りながら、30年間の出来事が走馬灯のように過ります。
 改めて、ありがとうございました。
 そして、これからも末永いお付き合いを宜しくお願い申し上げます。

アウェーからのホーム

 グループを総括するポジションを兼務して、早や二年が経ちます。

 経営計画、研修、グループ会議、通達文書、課題図書・・・。
 資本家と各グループ会社との間に立ち、様々なアプローチを試みてきました。
 
 現場からの批判も、摩擦も、軋轢も、避けて通ることはできません。
 先日の株主総会は、ある意味、自分の二年間の活動の集大成です。

 グループを創業時から支える幹部の方から、次の御言葉を頂きました。
 「総合企画発足当時の、社員の支持率は100対0。
 研修についても否定しかなかった。
 しかし、参加してみて、改めてグループにとって必要なことだと確信した。
 創業者の舵取りの熱意と能力を、そのまま二代目に引き継ぐことはできない。
 であるとすれば、そのDNAを組織として受け継いでいく必要がある。
 それが総合企画の存在意義だと思う。」

 また、我が社の幹部社員は、こう言います。
 「社長が総合企画を兼務する様になった当初、正直、グループ社員の声は冷ややかなものでした。
 二年経った今、その見方は180度変わっていますし、社員としてそのことを誇りに思います。」

 皆さんの温かい社交辞令に、手放しで浮つくつもりはありません。
 ただ二年前、バラバラに近かったグループ会社のベクトルが合致しつつあることや、圧倒的にアウェーであった雰囲気が、劇的にホームに変貌したことは、しっかり肌で感じ取れます。

 それは自分にとって、何物にも代えがたい、目に見えない報酬です。
 総会後の懇親会では、自己重要感の器が溢れる程満たされました。
 そうした役割と責任と機会を与えて頂いた資本家に、この場を借りて改めて感謝申し上げます。

社長の醍醐味

 昨日、グループ15社の合同定時株主総会を執り行いました。

 今回の役員改選で、新たに代表取締役に選任された方が何名かいらっしゃいます。
 各々、重い責任と、かけがえのないやり甲斐を手にしました。

 自分はこれまで、地方ではそこそこ大きな会社の役員を歴任しています。
 しかし、やはり社長というポジションは特別です。 

 賃貸マンション、住宅、リフォーム、分譲マンションと四事業に加え、人材育成の部署まで管掌していた頃は、数百名の部下が居て、社内外から評価もされていましたし、それなりに処遇もされていました。
 一方で、重層化されたラインのTOPというポジションに、靴の上から足を掻くようなもどかしさを感じたのも事実です。

 その後、社長と呼ばれる様になって、十年以上が経過します。
 社長は、組織の大小に関わらず、一国一城の主です。
 責任も、成果も、ダイレクトに体感できます。
 
 「郵便ポストが赤いもの、電信柱が高いのも、すべて社長の責任。
 世の中に、良い会社と悪い会社がある訳ではない。 あるのは良い社長と悪い社長だ。」     一倉定

 この言葉に象徴される様に、誰かを責めていれば何とかなった昨日と、今日の立場は違います。
 プレッシャーも多大ですが、そのプレッシャーを跳ね返していくのも、社長の醍醐味です。

 自分の拙(つたな)い経験からすると、どんな大企業の重役も、中小企業の社長の意識には及びません。
 新たに社長と成られた同志の皆様、共に戦っていきましょう。

株主総会の重要性

 本日は、グループ会社全15社合同の定時株主総会です。
 本来、株主総会は、一社毎に行われるべきものですが、昨年から合同の形式を取ることに成りました。

 さて、ウィキペディアによれば株主総会とは。
 「株主を構成員とし、株式会社の基本的な方針や重要な事項を決定する最高意思決定機関。」

 役員の改選人もここで行われます。
 実際に、社長が解任されて、ただの人に成ってしまうこともあったりします。
 平たく言うと、会社の中で最も大切なイベントと言えるでしょう。

 役員であれば、熱があっても、這ってでも出席すべき会議です。
 仮に娘の婚礼なら、「株主総会と日が被っているから婚礼をずらしてくれ」と対応すべきです。
 親の葬儀なら・・・、こればかりは仕方ない。
 参加される方は、その位の気構えで臨んで頂くべきでしょう。

 一般社員が参加の権利を得たとしたら、それは名誉なことです。
 業務都合でのドタキャン等、ビジネスマンとしてはあり得ないこと。
 
 満杯の壷の話を思い出して下さい。
 優先順位を間違えると、大きな岩は入りません。

所変われば

 グループ内には、建築・不動産関連の会社が4社あります。
 先日、その一社の役員のお父様が永眠されたことを受け、二人の社長と共に葬儀に参列しました。

 冠婚葬祭は、地域によって様々なやり方があります。
 特に東予の葬儀は、形が違う様です。

 我々が中南予で見てきた一般的な葬儀は、以下の通りです。
 開式 → 僧侶入場 → 読経 → 引導 → 弔辞・弔電 → 焼香 → 僧侶退場 → 遺族挨拶 → 閉式
 
 そして、一般の会葬者は、少なくとも閉式を見届けます。
 この後も、司会がこう続けます。
 「これよりお別れの準備を致します。
 会葬の方も、最後のお別れをと思われる方は、お時間の許す限りその場でお待ち下さい。」

 職員の方々が、仏前の花を手折り、会葬者に配り、一人ひとりが亡骸(なきがら)に手を合わせます。
 やがて棺は閉じられ、家族の手によって運ばれ、霊柩車が見えなくなるまで見送ります。
 この間、約1時間です。
 焼香まで、もしくは遺族挨拶までで帰られる方もいらっしゃいますが、周囲からは何となく薄情に思われる雰囲気があります。
 
 ところが東予式は違います。
 僧侶の読経は、開式から約10分間。
 それを終えると、すぐに焼香。
 焼香を終えると、一般会葬者は、続々と帰って行きます。

 過去、新居浜の葬儀も、今回の周桑の葬儀もそうでした。
 どうやら、一般会葬者はそこまで、その後は親族で、という線引きができているようです。
 それが東予流の、会葬者に対する心遣いかもしれません。

 所変われば品変わる。
 56歳を過ぎても、毎日勉強です。

文字通り総決算

 今日は、グループ会社の二人の社長と共に、葬儀参列致します。
 その出発前、明後日に迫った株主総会の準備を行う予定です。
 
 昨日までに、グループ15社分の配布資料と、手元読み上げ資料は整い、各社にバックしました。
 事前にフォーマットを送付し、フォントや表現方法の統一をお願いしたものの、個々人に徹底することは難しいものです。

 ・ 単純な数値の間違い
 ・ 数値単位「千円」の抜け落ち
 ・ 半角と全角のバラつき
 ・ ですます調の不徹底
 ・ 文章の長い、短い
 ・ 誤字脱字・・・

 各社の担当者の間違いであったとしても、一旦受け取って株主に配布する以上、こちらの責任です。
 また、文体や体裁の統一感も求められます。
 いわゆる、簡潔かつ整然とした書類が理想でしょう。
 
 一つ一つの難易度は高くありませんが、四種類の資料の整合性を、15社に渡ってチェック校正するのは、なかなかのエネルギーを要します。
 先週一週間は、この作業に忙殺されました。

 ところが今日現在、総合司会を務める自分自身の進行表が、まだ手つかず。
 休日出社の今日、これを仕上げます。

 経営企画室として、経営計画書を共に作り上げ、その達成への行程をウォッチし続けた、結果指標とも言える決算書。
 そして、一年間の経営管理の集大成とも言える、「グループ15社合同株主総会」。
 自分の役割としても、文字通り総決算を迎えています。

部署としての宿題

 グループ会社、某役員の御尊父様が永眠されました。
 長く療養中で、高齢でもあったため、覚悟はされていたようです。
 明日の葬儀に参列させて頂きますが、心よりお悔み申し上げます。

 さて、訃報時の会社としての対応は、慶弔規定に定められています。
 しかし、グループ会社を跨いでの規定は未整備でした。

 従って、こうした連絡を受けた時、場当たり的な対応を求められます。
 「弔電は送った方が良いか」
 「供花は一基か二基か」
 あちこちから相談を受け、あちこちに連絡し、実に慌ただしい時間が過ぎました。

 ことが起こる度に右往左往するのは、企業としていただけません。
 また、対応に個人差が出たのでは、公正さに欠けます。

 実際に、過去の事例を振り返りますと、かなり属人的な対応で、バラつきがあります。
 また、その時毎の対応の足跡と思われる手書きメモが、慶弔規定に残されてもいます。
 
 そこで、常識的かつ恒久的かつ網羅的な規定を協議しました。
 規定がありますと、都度対応に悩むことはありません。
 
 改めて、就業規則をめくるとと、未整備事項が散見されます。
 既定の整備は、グループ会社を総括する部署としての宿題です。

水面下の労苦

 宅建協会の各支部において、定期的に研修会を行っています。
 昨日、初めての試みで、宇和島・八幡浜・大洲の三地区合同の研修会を、西予市文化歴史博物館研修室で行いました。
 今回のお世話役は、我が大洲支部です。

 日程・時間の調整。
 講師への依頼。
 会場の確保。
 
 手配をされた事務局には、敬意を表します。
 また、今回は資料の印刷が百頁近くに及んでいますので、さぞかし大変だったことでしょう。

 当日は、約一時間前に会場入り。
 台車を借りに行き、全員分の資料とお茶を運搬。
 会場設営。
 参加者の受付。

 事前準備に奔走していますと、「エアコンの効きが悪い」とクレームが入ります。
 研修用DVDの再生も上手くいきません。
 また、嬉しい悲鳴とは言いながら、予定よりも参加者が多く、席が不足する事態となり、急遽隣りの研修室を開放することに。

 研修開始後も、マイクの調子が悪く、ハウリングが連発。
 DVD研修開始後も私語が収まらず、参加者の方から周知不足を指摘されることに成りました。
 この場を借りて、不手際の数々、お詫び申し上げます。

 研修会は、人材育成委員会が主幹を務めます。
 研修会だけでなく、法定講習会、宅建試験等々、公的行事が目白押しです。
 そして、基本的に一連の行事は、委員会メンバーのボランティアで下支えされています。

 参加する立場の皆様も、そうした水面下の努力を認め、労苦を労う姿勢を失って頂きたくないものです。
 末筆となりましたが、司会と段取りを一手に引き受けられた山本さん、御苦労様でした。 

業績と定着率

 我が社は今年、滝井専務と経理担当の女性と自分の二人で立ち上げてから丸十年と成ります。
 
 僅か一年二ヶ月という短期間の内に、大洲・松山で四店舗展開するなど、創業直後は随分と駆け足でした。
 社風も仕組みも方針も、充分に整わない状態での拡大は、社内に歪みを生みます。
 
 退職社員の沢山の背中を見送りました。
 改めて紙に書き出しますと、思いつくだけで22名。
 それも7年目までに集中しています。

 単純計算でも、その間の離職率(社員数÷一年間の退職数)は30%前後。
 少なくとも、社員の定着率の悪い会社は、良い会社とは言えません。
 理由は各々様々ありますが、一言で言えば社長の力足らずです。
 
 社員が辞めるという事象の意味について、ステークホルダー別に列記してみます。
・ 社員  = 現状に満足していない、将来に希望が持てない
・ お客様 = 担当者が居なくなってしまう
・ 業者 = 業務取引の継続性が損なわれる
・ 会社 = 教育に要した時間が無駄になる

 つまり、win-winならぬlose-lose・・・皆が負けです。
 そんな状況で利益が出る筈がありません。
 利益が出なければ、賞与も出せないし、昇給も叶わない。
 更には、事業規模の縮小も余儀なくされます。

 思い返せば、文字通り、悪戦苦闘の連続でした。
 しかし、直近の3年間に限って見ますと、退職社員は1名のみです。
 面白いことに業績も、定着率に比例しています。
 
 玉子が先か、鶏が先か。
 業績と定着率は、企業がウォッチすべき重要な指標と言えるでしょう。

言葉は言霊

 会社での出来事を家庭で話すか。
 このテーマについて、同僚の方々と、昼休みにお話ししました。

 個人的に言えば、前職の会社が好調な時は、包み隠さず話していたと思います。
 たまたま出会った際、「ああ、あなたがHちゃんね。」と話す家内に、初見の社員が驚くほどです。
 この様に、登場人物が判る位まで話していると、仕事に対する理解も深まります。

 しかし、話せていたのは会社の状況が良い時だけです。
 本来、苦しい時こそ共有して助け合うのが家族でしょう。
 しかし、資金繰りに奔走したり、リストラの嵐が吹き荒れる状況は、とても話せません。
 
 自分ひとりで抱えるのではなく、愚痴や不平や不満を周囲の誰かに吐き出せば、少し楽になるような気もします。
 一方、人間は自分の声と言葉に、最も影響を受けると言います。
 言葉は言霊。
 怒りや憤りやネガティブな言葉を口にすると、その言葉によって自らを洗脳してしまうとも教えられました。
 
 確かに会社の中での出来事も、楽しいことは極僅かしかありません。
 それでも、その僅かな楽しみや、他人の良い所にフォーカスして生きられたら、不平不満に埋め尽くされる人生よりも、健やかで幸せなんじゃないかと思う次第です。

十中八九は辛抱

 休日のワイドショーに、芸人の三瓶さんが出演されていました。

 地元芸人として、福島県に移住しながらも、スタッフとの折り合いが悪く、一年で根を上げたこと。
 サッカー長友選手の料理人見習いとなるべく、十六年間務めたレギュラー番組を卒業し、トルコに移住しながらも、僅か2ヶ月で帰国したこと。
 その本音を話すという、本人には針の筵(むしろ)の演出です。
 コメンテーターとして出演されていたジャニーズ事務所の中居さんが、こう諭します。

「世の中は、気持ちよいことなんて、十あれば一つあるかないかでしかない。
 残りの九は我慢や辛抱。
 逃げ癖がついちゃうと、同じことを繰り返してしまうんじゃないか。」
 
 実に的確な助言です。
 SMAPの解散。
 三人のメンバーの離脱。

 明るいキャラを保ち、立ち振る舞い、本音は何も語りませんが、彼なりの葛藤も、人に言えない辛抱もあったに違いありません。

 十中八九は辛抱

 それを当たり前と思えば、今の悩みも大したことではありません。

小火で消し止める術

 業務に携わっている限り、トラブルやクレームはつきものです。
 誰しもゼロにしたいと思っていますが、それも難しい。
 回避したいのであれば、仕事を止めるしかありません。

 トラブルが発生した際、信頼回復の手順は以下の通りです。

1. まずは目の前の火が延焼しない様に食い止める
2. ご迷惑をおかけしたお客様に誠心誠意謝罪する
3. 出来る限り速やかに被害箇所を復旧させる
4. 従前以上を目標にお客様との信頼関係を取り戻すべく尽力する
5. 再発防止、未然防止を構築する

 プロセス以上に大事なのは、思考習慣でしょう。

 まず、逃げてはいけません。
 逃げれば、更に傷口は拡がります。
 
 そして何より、迅速であること。
 今、すぐに対応すれば、ただちに消し止められる筈の小火(ぼや)であっても、時間をおけば取り返しがつかないほどに燃え広がることもあります。
 
 巧遅は拙速に如かず、時は金なりです。

一方通行の応酬

 隔週で行われる、社内会議の議事録を拝見しています。
 
 某社は総じて、若手社員が積極的で、率直な発言が目立ちます。
 具体的には差し控えますが、真剣が故に湧き起こる、会社に対する問題提起です。
 
 摩擦や軋轢を恐れることなく、自由闊達に議論する。
 実に素晴らしい風土と言えるでしょう。
 
 ところが、それを受けての役員やTOPのコメントが、ことごとく残念。
 いや、そもそも意見を受け止めてもおらず、会話自体が成立していません。

 勇気を出して部下が発言しているにも関わらず、上司はその発言をスルーする。
 そして、部下の意見を無視して、自分の言いたい話を滔々と喋る。

 「愛情の対義語は無視することです。」    マザー・テレサ

 一方通行の応酬は、ロイヤリティを育む上での最大の障害と危惧します。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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