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場外から正規のリングへ

 先日申し上げた通り、問題が発生した場合、報連相によって解決策を導きます。
 問題が解決すれば、ほっと一息、安堵します。
 
 しかし、肝要なのはそこからです。
 再発防止 : 二度とそうした問題が起こらないようにする
 未然防止 : ここでこういう問題があるとしたら、他でも起こり得ないか

 この二つが完了して、初めて問題は解決します。
 そして、こうした取り組みを積み上げていくことで、徐々にトラブルの少ない、信頼される会社へと昇華していくのです。

 問題が起こる、問題をつぶす。
 また問題が起こる、また問題をつぶす。
 これを、「もぐら叩き」と言います。
 叩いても叩いても、もぐらはまた出てきます。
 
 現場で施主様からお叱りを受けた。
 「お前のやり方が杜撰だからだ!」
 「いや俺はしっかりやっていた!」
 繰り返される犯人探しと責任のなすり合い。
 
 真剣に取り組んでいれば、無責任な取り組みに腹が立って当然でしょう。
 しかし、誰が悪かったとしても、お客様には関係がありません。
 すべては会社の責任です。

 営業、設計、工務のコミュニケーション不足。
 これを解消すべく、工程会議の実施を決めました。 
 場外ではなく正規のリングです。
 そこで、思うことを率直にぶつけ合い、解決する。

 もぐらを叩くのではなく、もぐらの穴をつぶしましょう。
 すべてはお客様のために。
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問題を問題と認識

 ビジネスにトラブルはつきものです。
 
 トラブルが発生した時、何をしなければならないか。
 まずは、自分だけで抱え込んではいけません。
 都合が悪ければ悪いほど、大きな問題であればあるほど、速やかに報連相して下さい。

 報連相には順番があります。
1. 連絡 = 事実をありのままに・・・だからこそ迅速に
2. 報告 = 自らの考えも含めて・・・できれば文書(メール)で
3. 相談 = 上司の判断を仰ぐために

 ところが、阻害要因となるケースが二つあります。

① 鈍感 = 問題を問題と認識することができない
② 隠蔽 = 自分のミスと認識した上で隠そうとする

 前者の様な、鈍感な人間は必ず居ます。
 腹は立ちますが、本人に悪気はありません。
 気長に根気強く、教えていくしかないでしょう。

 問題は後者。
 判っていて隠そうとするのですから、悪質です。
 当然に注意も教育もしますが、これが続く様なら一緒に仕事はできません。
 ラインから外れて貰う他ないでしょう。

 何れにしても、問題をOPENにすることです。
 解決への道筋は、問題を問題と認識したところから始まります。

リーダーシップは行動

 某社の全体会議に参加しました。
 課題図書「WININNG」を読んでの感想を、各々発表します。
 今回のテーマは、「リーダーシップ」でした。

 感心したのは、十数人の発表を受けて、社長が一人ずつコメントされた点にあります。
 しかも必ず、「〇〇さんの言われた通りに・・・」という枕詞を添えて・・・。

 これは、簡単な様で、なかなかできることではありません。
 社長が、自分の考えを受け止めてくれる。 共感してくれる。
 それだけで、社員の自己重要感は満たされます。

 反対であればどうでしょう。
 レポートを書いても読んでくれない。
 意見を言ってもスルーされる。
 マザーテレサ曰く、愛情の対義語は無視することです。

 この会社、一年前には朝礼も、経営理念の唱和も、「WININNG」部会もありません。
 研修を経て、取り組むべき課題を列挙し、できない理由を排除し、できることから愚直に実践して来られました。

 そして今、少しずつではありますが、会社の雰囲気が変わりつつあります。
 一方、同じ研修を受け、気付いたけれど、ワークシートに書いたけれど、やらなかった会社も散見されます。

 そう考えますと改めて、リーダーシップとは理論でも言葉でもないことが判ります。
 そう、リーダーシップとは「行動」です。

命の次に大切な財産

 今から30年前。
 前職の会社は既に成長期に入っていましたが、建築現場のレベルはまだまだ未熟なものでした。

・ 完成見学会の際、現場周辺には、夥しい数の煙草の吸殻
・ 現場シートは汚れていて、しかもヨレヨレ
・ 神職や施主も立ち会う夏季の地鎮祭に、下着(ランニング)で出席しようとする監督
・ 引渡前に利用して、尚且つ流していないトイレ
・ 引渡前のキッチンのグリルに、煙草の吸殻
・ 現場事務所で監督がダイヤルQ2をかけまくり、月数十万円の電話代
・ 完成見学会の際、現場事務所を掃除すると、マンガ雑誌や花札だらけ・・・

 今思い返しても、惨憺たるものでした。
 「現場はショールーム」
 この現場を取り仕切るのが、現場監督(施工管理者)です。
 監督は文字通り現場の最高責任者として、協力業者を取りまとめ、無事工期内に引き渡す役割を担っています。

 そうした立場を勘違いして、業者の皆様に高圧的な態度を取る監督もいます。
 お客様をお客様と思わない言動によって、クレームを受けるケースも多々ありました。
 
 しかし、商流が公共から民間主体となり、お客様第一主義を打ち出したことで、監督の意識や現場の状況は一変します。
 お客様がいらっしゃらなければ、現場はありません。
 業者の協力が無ければ、現場は進みません。
 その至極当たり前のことに、気付いたのです。

 原則仕事は営業が取ってくるものですが、リピートの際、現場監督を指名して発注頂くことも多くなりました。
 クライアントからの信用を失墜し、仕事を減らしてしまう監督が居る一方で、仕事の取れる監督も台頭してきます。

 田坂社長率いる西条の建築会社「建将」は、前職の会社の中でも選りすぐりの施工管理者ばかりが集まって起こされた会社であり、その人的クオリティを武器に躍進を続けています。

 貴方にとっては、幾つかある現場の一つかもしれません。
 しかし、お客様にとっては、一生一度の、人生で最も高い買い物。
 いわば、命の次に大切な財産を、貴方は託されているのです。
 
 このことを肝に銘じ、責任と覚悟をもって、お客様以上の真剣さで日々の仕事に当たって下さい。

苦楽の分かれ道

 ある時は、不動産会社の社長。
 ある時は、グループ統括の経営企画。
 ある時は、宅建協会の役員。
 
 そして今、最も注力しているのが、建設会社の執行役員営業本部長職です。
 エンドユーザーへ向けての営業アプローチ。
 不動産業者からの土地情報の収集。
 契約書内容の見直し・・・等々。

 一連の仕事は過去、多少なりかじってきたものなので、現場の息吹を感じながら楽しくやっています。
 そして今週末、来週末と、個人住宅の完成見学会です。

 土日が出勤となるため、水曜日に振休を予定していました。
 好都合に火曜日が松山での飲み会なので、ゆっくりできます。
 ところが、アパートの新築契約が急転直下決定し、既存住宅解体前の荷物搬出が水曜に・・・。

 ここから、心の中の天使と悪魔との葛藤が始まります。
 【 悪魔 】
 「56歳のおっさんなんて、誰も当てにしてねえよ!」
 「行かなかったとしても、誰も責めやしないさ!」
 「土日出勤なんだから、水曜一日休んでも御釣りは無いじゃないか!」
 「おまけに前日の夜は飲み会だぜ!」

 【 天使 】
 「評論家の様に、正論を吐くだけでは、人はついてきませんよ。」
 「役職者が共に汗を流してこそ、信頼関係は深まります。」
 「リーダーシップは言葉ではなく、行動です。」

 結果・・・。
 いつも通り5:20に目覚め。 シャワーを浴び。 日経新聞を読み。 朝食を頂き。
 6:30に松山のホテルを出て、8:00前に内子に帰宅。
 
 作業着に着替えた後、泉Dさんと共に現場に駆け付け、7人の同僚と共に、荷物の搬出、家具の解体、積み込み作業を行った結果、4tのバケットは、瞬く間に満杯となりました。
 16~26歳までは毎日現場仕事でしたが、久々の肉体労働は流石に疲れます。
 
 しかし、実に健全で心地良い汗でした。
 世に楽と苦の分かれ道があるならば、後者を選ぶのが正しいチョイスなのかもしれません。

私も裁けません

 話し上手は、潤滑剤として、コミュニケーションを良好にします。
 飲み会の席ともなれば、それなりに盛り上げ役も必要でしょう。
 
 但し、「軽口」は頂けません。
 軽口とは・・・。
 「口が軽いこと。前後のみさかいなく何でもしゃべってしまうこと。またはそういう人。」

 精錬潔白は理想ですが、そう生きられないのが人間です。
 私も含めて、長く生きていれば、汚点も躓きもあります。
 そういう意味で人は、失敗する生き物です。

 失敗を悔い、改め、省み、戒める。
 それが人でしょう。
 また、禊を済ませた者の傷口を再び開くのは御法度です。

 しかし、共に聞き流した自分も同罪。
 盛り上がりに水を差してでも止めるべきでした。

 何度も引用する、姦淫の女の一節から。
 「あなた方の過去を振り返り、一切罪のない者から、この女に石を投げつけるが良い。」
 周囲の人々は次々と立ち去り、最後に残されたイエス曰く。
 「私もあなたを裁きません。どうぞお帰りなさい。」

 そう勿論、私も裁けません。

不都合な真実

 内閣改造で、初入閣を果たされた小泉進次郎環境大臣が、台風一過の千葉を視察された際、次の一言を残されています。

 「天災は忘れた頃にやってくる、というのは過去の話。
 今や天災は、常にやってくる。」
 
 本当に的を射た発言です。
 昨年7月、西日本豪雨の影響で大洲の街が冠水し、甚大な被害をもたらしました。
 全国から義援金が集まり、被災者にお届けした際、感謝の言葉も頂きました。

 しかし近年、大阪を台風が、熊本を地震が、北九州を大雨が、千葉を台風が・・・。
 天災のニュースは、枚挙に暇がありません。

 TVやラジオからは、「50年に一度」「今まで経験したことのない」といった、パニック映画さながらの表現が溢れます。
 ネットニュースでは、避難勧告や避難指示のニュースがリアルに表示されます。
 報道アナウンサーは、「命を守る行動を!」と、危機感溢れるフレーズを連呼します。

 2006年、アル・ゴア元アメリカ合衆国副大統領が主演する映画が公開。
 その後、「アル•ゴアの『不都合な真実』は事実誤認とデータの誇大化に満ち溢れている」とする反論が示され、人々は好むと好まざるとに関わらず、真実から目を逸らしてきました。
 しかし、過去の経験則がまるで通用しない今、誰もが気付いています。

 自分達の子孫のため、不都合な真実に向き合わなければならないことを・・・。

不動産フェア

 本日、9月23日は「不動産の日」です。
 昨日、宅地建物取引業協会の八幡浜&大洲支部合同「不動産フェア」を、アクトピア大洲で実施しました。
 
 不動産フェアは、宅建協会の県内十支部が、各々趣向を凝らして行います。
 八幡浜と大洲は地理的に近いこともあり、合同開催と成っています。
 開催場所と担当は、隔年交替です。

 大洲の支部長となって6年目。
 フェアも6回目です。
 
 御承知の通り、昨日から今日にかけては、大型の台風17号が接近中。
 思い返せば、一昨年の不動産フェアも台風に見舞われています。
 
 連続で台風に遭う確率は、どのくらい稀少か判りません。
 とにかくまあ、天気の子で無いことは確実でしょう。
 
 それでも商業施設内での開催とあって、ご相談の方も多数御来場頂いたようです。
 大洲・八幡浜の役員の皆さんや、税理士・金融機関担当者様とも情報交換できました。
 
 雨の三連休を、自宅でゴロゴロ過ごすより、とても有意義な一日だったと感謝します。
 皆さま、おつかれさまでした。

地価は上昇するか?

 2019年の基準地価が発表されました。
 「地価上昇 地方に波及」との見出しですが、決して日本全土が上昇基調という訳ではありません。

 『 地価変動率 』 住宅地(商業地) 
 【 主要上昇県 】        
 沖縄 6.3%(12.0%)
 東京 2.5%(6.8%)
 福岡 1.7%(4.0%)     
 愛知 0.9%(3.7%)
 大阪 0.4%(8.7%)

 【 主要下降県 】
 秋田 ▲2.0%(▲2.1%)
 福井 ▲1.6%(▲1.5%)
 三重 ▲1.5%(▲0.9%)
 愛媛 ▲1.5%(▲1.4%)
  
 我が県も、地価下落傾向は顕著です。
 しかし、愛媛県の中でも、格差があります。

 持田町 3.3%
 道後町 3.1%
 二番町 2.3%

 山鳥坂 ▲7.0%
 東大洲 ▲4.2%
 徳の森 ▲3.5%

 松山の中心市街地が上昇に転じる一方で、我が社の本社所在地である大洲市は、昨年の豪雨災害を受け、大きく値を下げています。
 厳しい現実ではありますが、目を背けてはいられません。
 こうしたトレンドを掴んだ上で、お客様に対峙することは、プロとして当然の義務です。

美味し過ぎてはいけない

 最近起きた電子決済システムの躓きで、やや陰りが見えるものの、コンビニ界のキングはやはりセブンイレブンです。
 競合するローソン、ファミマに比較しても、日販で約10万円の差があると言います。
 さて、その強さの秘訣はどこにあるのでしょうか?

 9月20日付日経新聞15面「ヒットのクスリ」に、興味深い言葉が紹介されています。
 「食べた記憶が薄ければ薄いほど、それだけ飽きがこない。」
 
 なるほど、至言です。
 インスタントラーメンの新商品を初めて食べた際、ガツンと来る味に満足する。
 しかし、必ずしも次に食べようとは成らない。
 食べたくなるのは、塩、醤油、味噌といった定番の味・・・。
 誰もが経験してきたプロセスでしょう。

 「食品はおいしすぎてはいけない。少し余韻を残すことによって再購入につながる。」日清食品創業者「安藤百福」氏 
 「高級料亭の料理も食べ続けると飽きる。」 セブンイレブンジャパン創始者「鈴木敏文」氏
 「決して奇をてらうようなことはしない。常に材料や製法を変えながら、じわじわと売上を伸ばす。」同社執行役員「高橋広隆」氏
 
 これは食品だけに留まらず、ビジネスの本流かもしれません。
 成功に奇策なし。
 一過性のブームではなく、お客様の生活の中で定番として根付く商品、サービスを心掛けたいものです。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

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