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分業の是非:前編

 賃貸仲介・管理業は、やるべきことが多岐に渡り、文字通り煩雑な業種です。

① 物件調達 (オーナー様から、商品をお預かりする) 
② 物件入力 (ネット掲載するために情報を打ち込む)
③ 物件確認 (経路や環境も含め、実際のお部屋を確認する)
④ 美観保持 (いつご案内しても良い様に、お部屋の美観を保つ)
⑤ 反響対応 (反響に対し速やかに返信して、来店を促す)
⑥ 物件案内 (来店したお客様をご案内する)
⑦ 仲介営業 (クロージングを行い、申込を頂く)
⑧ 書類作成 (重要事項説明書、契約書等の書類を作成する)
⑨ 賃貸契約 (お客様に重要事項を説明し、契約書に押印頂く)
⑩ 苦情対応 (365日24時間クレーム対応)
⑪ 滞納督促 (家賃滞納の入居者への督促および法的措置)
⑫ 家賃送金 (集金した家賃の明細を添え、オーナー様に送金する)
⑬ 管理営業 (管理をお任せ頂くために、オーナー様を訪問する)・・・

 列挙した主要な13項目以外にも、さらに細かく、雑多な仕事が数多くあります。
 業務改善を検討する際、必ず「分業化」というキーワードが出てきます。

 確かに、分業化をすれば、業務に集中でき易くはなります。
 仮に、一人がこなす仲介件数が月10件であった場合、分業専念すれば12件に成るかもしれません。

 しかし、問題は生産性そのものが向上するか否かです。
 仮に営業3人の店舗で、管理と仲介を分業し、先述の通り一人当たりの契約が2件増えたとします。

 契約数の増加合計は3人で6件。
 一件当たりの単価が6万円とすれば、合計36万円。 
 給料と社会保険料等の経費まで計算すれば、これでは見合いません。
 
 また、仮に反響来店率を30%、来店決定率を60%とした場合・・・。
 契約6件 ÷ 来店決定率60% ÷ 反響来店率30% = 33件
 即ち、月間33件の反響が増えなければ、6件の契約増は成就しないのです。
 会社の地名度も、店舗の店構えも、何も変わらない中で、本当に33件の反響増は見込めるでしょうか?
 
 実際世の中には、我が社より管理戸数、仲介件数が多い会社は沢山あります。
 ところが、社員一人当たりの生産性(売上)という基軸で比較した場合に、必ずしも高くないのが実情です。
 そうした最終的な生産性の観点から、分業の是非は検討されなければなりません。      つづく
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幸福感溢れる休日出社

 世の中は、十連休真っ只中ですが、今日も休日出勤しています。
 一昨日、そして明後日も出社予定なので、一日置きの出社。
 休養も必要ですが、自分にとっては、丁度良いペースです。
 
 休日出社は、誰からも邪魔されることなく、事務仕事に集中できるのが最大の恩恵。
 早朝出社を習慣づけていることにも、相通じます。

・ 4月に行われた二回の研修の事後レポートのまとめ
・ 5月に行われる二回の研修の事前課題のチェック
・ 連休明けに提案する新築アパート計画の擦り合わせ
・ 電子決済稟議の上申
・ 一棟売りマンション契約書類の段取り
・ M&Aプロジェクトの確認
・ 業績管理推進マニュアルの見直し・・・

 自らが責任を担う、課題、宿題が山積しています。
 しかしそれらは、己が必要とされていることの証し。
 居ても居なくても良いと思われるよりは、ずっと幸せなことです。

絵空事の研修

 当たり前の話ですが、講師は受講生の父親ではありません。
 では、受講生にとっての父親は誰かと云えば紛れもなく、直属の上司および所属会社の社長です。

 父親は、我が子を成長させようと思い研修に送り出した。
 その間の業務を他の社員にシェアさせて。
 少なからぬ受講料も捻出して。
 であるならば、研修から帰った際、子供は父親に、御礼と報告をすべきでしょう。

子供 : この度は、貴重な研修の機会を頂きありがとうございました。
父親 : おつかれさま。 どうだった?
子供 : はい、大変勉強になりました。
父親 : そうか良かったな。 それをこれからに活かして頑張れ。

 こうしたやり取りが、一般的な礼節としたものです。
 しかし、嘆かわしい実態も散見されます。
 
 ・ 部下は一切報告をしない
 ・ 上司は全く気にしない
 ・ 研修を終えてのレポートも読んでいない

 まさしく、どっちもどっち。
 これでは、折角の研修の学びも気付きも絵空事です。 

 受講生は帰社した際、上司に御礼と報告を行って下さい。
 上司の方は是非、「どうだった」と一声かけてやって下さい。
 それこそが、コミュニケーションを良好にするための第一歩です。

それでも地球は動く

 暦通りに働く方は、今日から十連休です。
 待ち遠しかった方、暇を持て余しそうな方、受け止め方は様々のようです。
 
 10日間休みとなると困るのが金融機関。
 かつて、某菓子店の店長をしていた頃は、金種別に分けた一日十数万円分の釣銭を袋に入れて用意します。
 10日分ともなると、百万円を超えます。
 当然、入金もできないため、数百万円の現金を自宅で保管せざるを得ません。

 金融機関窓口は、連休前も、連休明けも大変混雑します。
 一時間以上待たされることも、度々ありました。

 最近では、キャッシュレス化も進み、コンビニにもATM機能を備えていますので、以前の様なことは無いでしょう。
 巷では、コンビニの24時間営業が見直される機運が高まっています。

 今でこそ、365日24時間営業がデフォルトのコンビニも、かつては深夜2時までとかでした。
 正月休みもあった様な気がします。
 
 神様であるお客様の利便を追求し、外食や物販といった業種のコンビニ化が進行。
 結果、働き手に負担がかかり過ぎてしまった訳です。
 
 先日の研修で、ある社員がこう書いていました。
 「満足していない社員に、お客様満足を追求できる筈がない」
 その通りです。
 「働き方改革」「働き手不足」が追い風となって、気運も高まっています。
 
 しかしながら、御客様にお役立ちして、必要とされない会社が淘汰されるという、原理原則は変わりません。
 「それでも地球は動く」
 くれぐれも、天動説論者だけには成らない様にしましょう。

木を見て森を見ず

 研修のレポートが続々と届いています。
 総体的に見て、内容は素晴らしいものばかりです。
 
 当然ながら、経験の浅い社員は、日常の業務に追われ、目線は自身の手元、足元に向けられています。
 今回の研修の目的は、その目線を上げて貰うことでした。

 足下に側溝があれば、淀んだ流れしか見えません。
 小高い丘に登って、町全体を俯瞰して見ると、新緑の森も、清らかな川もあります。
 嫌悪設備として不要に思えた側溝も、生活排水処理経路として必要であることも判ります。 

 だからこそ、講師やコーディネーターは、近視眼的な議論となるタイミングで、議論に割って入り、全体像を示して軌道修正を図る訳です。
 研修を終え、その目線の高さの差は、一層差がついたようです。
 
 高所から俯瞰して、違う景色を見ている人。
 未だ手元、足元だけを見ている人。

 木を見て森を見ず。

 その意味を、もう一度噛み締めて頂きたいと思います。

どう受け止めるのか

 現在取り組んでいる研修は、若手編、チーフ編を終えました。

 今回のスローガンは以下の通り。
 ・ 理論から実践へ
 ・ 評論家から実務家へ
 ・ 言葉から行動へ

 若手社員の立場からすると、経営者や管理職に対する意見や要望は、多々あります。
 そこに気付くのは、真剣が故です。
 しかし、問題提起だけに留まってしまうと、単なる批判家に過ぎません。

 貴方が経営者ならどうするのか?
 その代替案を提示できてこそ実務家です。

 人が足らないから採用する・・・しかし、人件費が増えると赤字になってしまう。
 人を集めるためにもっと賞与を厚くすべきだ・・・しかし、その原資はあるのか。
 これ以上社員に無理はさせられない・・・しかし、今のままだと目標は達成できない。

 こうした矛盾に直面し、何とかかんとか折り合いをつけていく作業が経営です。
 今回受講された若手社員の皆様も、少しはその難しさに気付いたのではないでしょうか。

 さて、研修は更に、連休明けの幹部編、経営者編へと続きます。
 正直言うと我々は、若手社員からアウトプットされたワークシートを見て、問題意識の高さや的確さに、驚きを禁じ得ませんでした。

 これから研修に臨む役員級の皆様は、部下の提案をどう受け止め、どう回答するのか?
 大いに注目が集まるところです。

会社のために何ができるか

 第二回「勝利の経営塾 2019」、チーフ編が開講しました。
 
 チーフとは・・・
 組織や団体の首席・首領など、長の位置にある人。

 部門毎の独立採算制を敷く我がグループにおいてチーフは、事業最小単位の責任者を指します。
 実働部隊の要として、チーフは重要なポジションです。

 但し、身分としては一般社員であり、役員ではありません。
 一方でチーフは、お客様と最も近く、リアルに市場を理解できています。
 
 現場を知る人たちが、各々目線を上げ、組織を高所から俯瞰すれば、きっと見える景色が違ってきます。
 新鮮で、画期的なアイディアが生まれてくるかもしれません。
 いや、寧ろそのために本研修はあります。
 
 チーフ級の皆さんの思考と行動が、中小企業の経営者の如く、鋭敏に研ぎ澄まされたなら、成長発展は約束されたも同然です。

 J・F・ケネディの、有名な演説を引用します。
 『会社が何をしてくれるかではなく、会社のために何ができるかを問おう』

 その姿勢こそが、やがてキャリアを押し上げ、待遇を改善し、自らの市場価値を高めてくれる筈です。 

言われなくてもやる

 人の評価は、様々な角度から成されます。
 今日の話は、その一例です。

A 言われなくてもやる
B 言われてからやる
C 言われてもやらない

A やった方が良いことをやる
B やるべきことをやる
C やるべきこともやらない

 例えば、本を渡す。
 上司は貴方にとって有益だと信じて、読ませたいと思って、成長を期待して、本を渡す訳です。

A 速やかに読んで感想文を提出する
B 読むのは読むけれど感想文は出さない
C 一週間かかっても、一ヶ月かかっても読み終えない

 当然ながら私は、Aタイプの人材を評価します。
 Cタイプには、以後期待しません。

 御客様からのニーズに応えられるか否かも同じでしょう。
 期待を超える行動を心掛けたいものです。

楽とは違う楽しさ

 ジャック・ウェルチは問いかけます。

 「あなたは、仕事を楽しいと思っていますか?」

 若手社員は一様に、「楽しいと思えない」と答えます。
 そして、楽しくない=天職ではない、と解釈します。
 それは間違いです。

 まずもって、会社は楽しいところではありません。
 もし仮に、会社が楽しいところなら、ディズニーランドの様に入場料を納めるべきです。
 給料を貰うのは、その対価です。

 但し、仕事を楽しいと思っている人は、少なからずいらっしゃいます。
 友達とだべったり、ゲームに興じたりすることと、仕事とでは、「楽しさ」の質が違います。

 その違いの大きなファクターは「責任」です。

 「収入は得たいけれど、責任は回避したい。」

 そんな都合の良い話は無いですし、責任の伴わない楽しさのスケール感はちっぽけなものです。
 「楽しい」は「楽」とは違います。

タイよりマス

 今回の研修では、一枚のワークシートをまとめます。
 自社、自部門の課題を抽出・分析し、改善の方向性を探る訳です。
 
 事前の講義で、「抽象的ではなく具体的に」と呼びかけます。
 記載例も別紙で用意します。
 今日から、手・足・口が動く内容でと、念押しもしました。

 受講者は皆聡明で、課題についてはしっかりと抽出・分析できています。
 ただ、行動が伴いません。
 
 課題 : 資格者・技術者が高齢化しており、退職してしまうと資格要件が満たされない。
 対策 : 資格者を雇用する。

 まさしく、他力依存です。
 本来であれば、自らが目指すべき資格が目標として設定されるべきでしょう。

・ 専門学校に通う
・ 参考書・問題集を購入する
・ 一日〇時間勉強する

 これでこそ今日から、自らの手・足・口を動かすことができます。
 参加者の殆どが、こうした自力解決の答えを見出せずにいました。
 いや、気づきながらも、敢えて目を背けたのかもしれません。

 それは、人間の弱さでしょう。
 文字にしたら証拠を残します。
 
 やらないといけないことは理解しているが、本音としてはやりたくないし、やらないといけなくなるのが嫌。
 それでも、そうしたプレッシャーをかけないと、頑張れないのが人間でもあります。

 タイよりマス。
 
 「〇〇しタイ」という願望よりも、「○○しマス」の宣言を選択することで、人生は大きく拓かれる筈です。

大洲宅建協会総会

 大洲宅建協会総会の御案内を申し上げましたところ、多数ご出席賜りましたこと厚く御礼申し上げます。
 また大洲市の谷川部長、西田先生、岡田先生、御多忙中にも関わりませず、ご出席ありがとうございます。

 さて本日は、新年度のスタートに相応しい初夏の如き陽射しに包まれました。
 ただ、自然というものは気まぐれでして、時に厳しい表情を見せます。
 
 2018年7月7日。
 折からの豪雨は、西日本全域に甚大な被害をもたらしました。
 冠水住戸は、大洲市全体で4,600世帯。
 かつて東大洲一帯を湖と化した、1995年7月時と比較すると約五倍という、未曾有の大災害です。

 会員の皆様の中にも、会社や御自宅が被災された方も少なくありません。
 改めて、御見舞申し上げます。

 人が生活する上で、衣食住は最も大切です。
 文字通り一夜にして、その住まいから投げ出され、避難所生活を余儀なくされる。
 命の水が途絶える。
 食べ物も、着るものも、入浴もままならない。

 豊かさと便利さを謳歌してきた私達は、それらが当たり前では無いことに気付かされました。
 当たり前の対義語は有難い・・・だからこそ感謝の言葉は「ありがとう」なのです。

 そして、我々が生業としている不動産業の責任の重さも再認識させられた災害でもあります。
 自然の驚異にひれ伏す訳にはいきません。
 業界の使命を全うし、全会員が協力して、力強い復興を進めていきましょう。

 その決意を述べて、ご挨拶に代えさせて頂きます。
 本日はありがとうございます。

脱 評論家


 おつかれさまです。
 「勝利の経営塾2019」若手編、無事閉講致しました。

 今回のスローガンは、「理論から実践へ、評論家から実務家へ、言葉から行動へ」。
 社員は一様に、会社や組織の課題としたものは認識しています。
 しかし、その視野の狭さから、「会社が悪い」「上司が悪い」と、単なる批判家に成り下がってしまう傾向が否めません。
 無責任な批判や評論は、誰でも言えます。

 本研修では、他責の文化を戒め、その課題を改善するために貴方は何ができるのか?と問い質すことが狙いでした。
 そもそも、経営者と一社員とでは、立場も責任も視点も違います。 
 
 ・ 業務が多忙過ぎるので人を採用する ・・・・・・・・・ 人を採用したら人件費が嵩み赤字に成ってしまう
 ・ ストレッチを与えてこそ人材の能力は開花する ・・・・ ストレッチを与え過ぎると人材を潰してしまう
 ・ 短期の利益を最大化するために即戦力を採用する ・・・ 中長期的には新卒を採用しないと中堅層が空洞化する

 こうした相反する課題の折り合いをつけながら、発展・成長・永続を目指すのが経営です。
 課題作成からディスカッションを経て、若手社員の皆様も、少しは経営の難しさに気付いたことでしょう。
 手書きの小さな文字で、ビッシリと埋められたワークシートを見れば、その意識変革振りは伝わってきます。

 当初、課題の内容が難解で、若手にはハードルが高過ぎるのではないかとする懸念もあったものの、研修を終えた今、確信をもって総ては杞憂でした。
 若手社員達は皆優秀で、正しい情報と機会さえ与えれば、しっかりと考えられるだけの能力を有しているようです。

 一週間後の〆切までに、最終のシートを提出頂きます。
 各社の代表の皆様は、是非その内容を確認してやって下さい。
 そして、シートの出来以上に大事なことは、そのシートに書かれた、行動計画を完遂できるかどうかです。
 
 百万言の理論よりも一歩の行動。

 研修に参加した社員の皆様が近未来、会社の牽引役と成って頂くことを祈念申し上げます。 

愛情の対義語

 今回の研修を実施するに当たり、スタッフ全員で一人ひとりのシートを読み込み、
 「何を考えて貰うべきか」
 「どういう着地を目指すべきか」
 大いに時間を費やし、大いに悩みました。

 研修中、苦言も呈します。
 良い着眼点は褒め称えもします。
 口角泡飛ばし、激論も交わします。
 何とか正しい方向に導こうとするからこそです。

 研修前に、某社長から連絡がありました。
 「明日からの研修で、うちの社員がお世話になります。
 我が子を送り出す様なものなので、気に成るものですから、オブザーバーとして見学に行っても宜しいですか?」

 勿論、大歓迎である旨、お返事したのは言うまでもありません。
 マザーテレサは言いました。
 愛情の対義語は無関心です。

刃を研ぎ学び修める

 我がグループの社員教育プログラムの柱である、「勝利の経営塾2019」が本日開講します。
 
 ジャックウェルチ著「WINNING 勝利の経営」を教本に、自分が経営者であったらどうマネジメントするか?をテーマに、一枚のワークシートを仕上げることを着地点としています。
 
 事前に提出頂いたワークシートは、大変重い宿題でした。
 各々時間をかけ、知恵を絞った労作ばかりです。

 若手とは思えない、鋭い現状認識に、感心させられるものも少なくありません。
 一方で、認識の浅い方や、事実を取り違えている方も散見されます。
 
 その差は何処から生まれるのでしょうか。
 一言で言えば、教育環境の差です。

 日頃から「WINNING」をバイブルとして、読書→感想文→会議での発表→フィードバックを積み上げてきた会社の社員は、総じてレベルの高い見識が見えます。
 一方、そうした学習がおざなりにされた社員は、問題の改善意識以前に、何が問題かすら気付きません。

 それはまるで、刃先の丸くなった鋸で、休みなくせわしなく木を切ろうとする、「勤勉なきこり」と同じ。
 研修とは、刃を「研」ぎ学び「修」める機会です。

心訓

 紙幣刷新が話題と成っています。
 以下は、現在の壱万円紙幣の肖像、「福沢諭吉」氏の説いた教えです。

一 世の中で一番楽しく立派な事は一生涯を貫く仕事を持つと云う事です

一 世の中で一番みじめな事は 人間として教養のない事です

一 世の中で一番さびしい事は する仕事のない事です

一 世の中で一番みにくい事は 他人の生活をうらやむ事です

一 世の中で一番尊い事は 人の為に奉仕して決して恩にきせない事です

一 世の中で一番美しい事は すべての物に愛情を持つ事です

一 世の中で一番悲しい事は うそをつくことです

 世界の人々がすべて、この心訓に従って行動するならば、世の中はどれほど平和に成るでしょう。
 常に楽して儲かる方法を探し、自分最適の考え方で、他人をうらやみ、時に欺き、見返りを求める・・・。
 世間の動静は、まるで真逆です。
 
 紙幣の刷新以上に、心の浄化こそが肝要でしょう。

既に始まっている研修

 満を持して今週から始まる研修は、昨年行われた「勝利の経営塾」の続編です。
 続編とは言いながら、一泊二日の宿泊研修であること、ジャックウェルチ著「WINNING」が教本であることを除き、内容は全く違います。
 
 昨年の研修は、講義を骨格としており、事前の宿題も、事後の成果物も、単なる感想文でした。
 いわゆる、受け身で参加しても何とかなる内容です。 
 本に学び、講義に学び、勉強に成った・・・という気に成る。
 しかし、日常の業務にそれらの知識や経験が活かされているかというと、甚だ懐疑的です。

 そこで今年は、教本を10のカテゴリーに分け、ジャックウェルチの問い掛けに答える形で、自社もしくは自部署の現状や問題点を列記し、「自らが経営者ならどうする」という視点から改善点を探ります。

 正直、今回の事前シートのテーマは、若手社員にとって大変重く、難解です。
 説明不足との指摘もありますが、全く同じタイミングで、同じ内容の発信を受け、同じ〆切だったにも関わらず、提出された宿題は天と地ほどの開きがあります。
 
 まず、提出期限に遅延した人が何名かいらっしゃいました。
 ブランクだらけのシートや、「特になし」を連発しているシートも散見されます。
 一方で、びっしりと埋めてきたシートや、内容的に感心させられるシートも少なくありません。
 
 送り出し側の会社の姿勢も千差万別です。
 企画書の内容を理解頂き、受講者のフォローをして下さった社長がいらっしゃる一方で、企画書のメールを転送しただけの社長もいらっしゃいます。
 
 この流れは研修の話ではありますが、まさしく仕事そのものと言えるでしょう。
 本番は今週水曜日からですが、先述のプロセスも含め、既に研修は始まっています。

辞めない社員

 どんな社員を育成すべきか、社員教育の一つのあるべき姿は以下の通りです。

 「他社から今以上の給料で引き抜かれるけれど、その引き抜きに応じない社員」
 年収400万円の社員が、他社から500万円でヘッドハンティングされる。
 けれども彼は、この会社を辞めない。

 「そんなことはない」と思う方もいらっしゃるでしょうが、実はこうした事例は少なくありません。
 大事なのはその理由です。

 ・ 会社に対する帰属意識 
 ・ 上司との信頼関係 
 ・ 同僚との人間関係
 ・ 組織人としての責任感

 実は会社というものの実態は、甚だ不確かなものです。
 理念や方針が浸透していて、その会社独自の社風が定着していれば、否が応でも帰属意識は高まります。
 また、上司や同僚や部下も含めた人間関係は、辞める辞めないという局面を迎えた際、判断上の大きな要素でしょう。
 
 「この上司に育てられた」という認識があれば、簡単には親を見捨てられません。
 「自分が育てた」という自負のある部下が多ければ多い程、我が子を放り出し辛くなります。
 
 先日、ある社員から、「誰もが満足できる待遇を実現すれば社員は辞めない」という持論を聞きました。
 果たしてそうでしょうか。
 
 金で釣った社員は、金で逃げていきます。
 古臭い言い方になりますが、地を這い泥を舐め、苦楽を共にすること以外に、組織の絆を高める方法はありません。

組織人失格

 組織の原則は上意下達です。

 上司が決定して、部下に指示する。
 部下が指示に従わない場合は、上司が正す。
 これが組織の健全な姿です。

 勿論、何があっても上位者に従えということではありません。
 法令や規定に背く指示であれば、拒絶することもあります。
 意見があれば意見をぶつければ良いし、納得いかないのであれば納得できるまで食い下がる情熱も必要です。
 
 とはいえ、礼を失してはいけません。
 百歩譲って、例え受けた指示が理不尽だったとしても、上司に対して不遜な態度を取ったり、感情的な言葉を発するのは論外。
 そして、冷静になって間違いに気付いたならば、ただちに謝罪すべきです。
 
 「過ちて改めざる、これを過ちと謂う」
 
 敬いを忘れ、意地を張って押し通すならば、組織人失格です。

虚無的な個人主義

 最近の若い者は・・・と言い始めると年寄りの始まりと言われます。
 しかし、看過できないこともあります。

 昨今の風潮として、仕事に対して燃えることや、研修に積極的に取り組むことが、ダサいと捉える向きがあるようです。
 会社は会社、個人は個人、きっちり線を引いて、踏み込み過ぎないのがクールと考えられるようです。 

 価値観の多様化は認めざるを得ません。
 また会社が、個々人の脳の中まで干渉することもできません。

 ここからは、一般論としてのお話しです。
 人生80年とした中で、仕事をする期間は20〜60歳までの40年間。
 心身共に充実した、人として最も楽しい貴重な時間と言えるでしょう。
 
 更にその40年間の中で、家庭よりも長い時間を過ごすのが会社。
 家族よりも、恋人よりも、長い時間を共にするのが同僚です。

 同僚と気が合って、上司が尊敬できて、会社が好きであれば、過ごす時間は天国に成ります。
 やる気が漲(みなぎ)り、成果を残せば、評価されて待遇が改善されます。
 そうした社員が多く集う社内は、笑顔に溢れ、会社は発展成長すること間違いありません。

 一方、個人主義の虚無的な人間の集まりであれば、仕事時間はさながら地獄です。
 やる気も起きず、成果もあがらず、評価もされないから、待遇も良く成らない。
 そんな社員ばかりだと、不平・不満・愚痴が渦巻き、会社は縮小を余儀なくされるでしょう。

 そして、開かれた会社は、経営計画の策定にも参画できます。
 自らの意見で、提案で、悪しき点を改善し、愛すべき会社を創造することもできます。
 愛社精神と聞いて、右傾化やシビリアンコントロールを連想するのは、余りにも偏った考え方です。

長たる者の8つの資質

 稲盛和夫氏が、幹部に送ったメッセージだそうです。
 長(おさ)と名の付く方は是非、備わっているか否かセルフチェックしてみて下さい。

『長たる者の8つの資質』

1 自分の担当した部門に対し、夢、理想を持った人

2 理想を実現させるための強い信念、勇気、情熱を持った人

3 自分の担当する職務を達成するために、必要なそれぞれの職務を分解しまとめ上げられる人

4 職務達成の為、細心の神経を持ち"ビビル人"

5 職務達成の為、自分の分身を職務別に配置できる人

6 自分の分身の信頼を常に確認する人

7 部下の信頼を得られる人

8 命題に対し、チャレンジする人

 私はというと・・・。
 当然に、まだまだです。

 会社は社長の器以上に大きくならない。
 大いに反省致します。

対価に相応しい議論

 会社の中で認められる経費に、会議費があります。
 社内コミュニケーションを促すべく昨年新設された制度です。

 昼跨ぎの会議の際、昼食の弁当を支給する、または、近くの飲食店でランチを取るのが一般的です。
 更に活発な利用を推進すべく、夜の時間帯も認めました。
 経営計画策定等の長時間に渡る会議で、侃々諤々の議論の後、決起集会的に酒を酌み交わす場合が想定されます。
 
 導入から数ヶ月が経過しましたが、やや運用に誤解が生じているようです。           
 会議としての内容が薄く、単なる飲み会の補助制度に成り下がっている印象が否めません。

 飲みにケーションの有効性は認めつつも、会社の経費を使うからには、業務との関連性が必須です。
 そこで今後は、議事録の提出を求めたいと思います。
 いわずもがな、会議を実施する際に、議事録を残すのは当然です。

 「議事録提出は面倒」、「堅苦しい」
 そう考えるとしたらそれはきっと、経費を使うに値しない会議と言えるでしょう。
 今後も、社内コミュニケーションを活発に行って頂くと共に、対価に相応しい、中身の濃い議論を期待しています。

上司の務め

 グループ統括の仕事を兼任して、20ケ月が経過しました。
 NYホームの業績も好調に推移し、「社長が居ない方が良いんじゃないの」と軽口も出て参ります。 
 実際問題、社長に依存する会社は危ういものです。

 草創期には、影響力の強い社長が切り込み隊長となり、マンパワーで会社を牽引する。
 成熟期には、社長が自らの影響力を薄めていき、居なくても廻る組織を作る。
 これが、組織の目指すべき姿です。

 ところが最近、少しだけ綻(ほころ)びも見えます。
 クレームや重点項目の進捗において、社長の出番も増えてきました。

 管理職の方々の、自ら解決するという意欲や責任感は頼もしく思います。
 但し、自らの力で解決できない時には、上司や社長の判断を仰ぐ必要があります。
 問題は、その事案が、その時機が、相談しなければならないか否かの判断力です。

 クレームの事象を時系列で遡(さかのぼ)ると、「ここで相談してくれていたら・・・」と臍(ほぞ)を噛むことが少なくありません。
 しかし、その判断は、先天的に備わったものではなく、経験が教えてくれるものです。
 その教育も、上司の務めと自覚しています。

どうやって売るか

 昨年逮捕されて以降、連日報道されている「カルロス・ゴーン」氏。
 晩節を汚した感はあるものの、瀕死の日産自動車を立て直し、三菱自動車に手を差し伸べ、強大な三社連合を作り上げた功績は語り継ぐべきです。

 振り返ってみて、トヨタと日産の違いは何だったのでしょうか?
 日産のキャッチフレーズは、「技術の日産」。
 その言葉の通り、生産を中心に経営したのがゴーン前の日産です。
 
 高度成長期、人口は増え続け、経済も発展し続けました。
 モノを作れば売れる時代。
 「技術の日産」内部には、「良いモノを作れば売れる」という妄信が蔓延し、売れようと売れまいと生産を続けたのです。

 売れ行きが芳しくないと、在庫が増え、財務を圧迫します。
 すると、値引きが恒常化します。
 結果、利益が出ない・・・実にシンプルな公式です。

 一方、ライバルだったトヨタはというと、営業が主体でした。
 「ジャスト・イン・タイム」「カンバン方式」。
 在庫を持たないための、強固なシステムが構築されます。
 
 「作ってから売る」日産。
 「売れてから作る」トヨタ。
 
 その違いが、企業の栄枯盛衰を決定付けたのです。
 さて、先日の会議で似た様なやり取りがありました。

Q 「清掃をシルバー人材に依頼する件はどうなったのか?」
A 「今の業務量であれば内製化でこなせる。 仕事が増えたらシルバー人材に・・・。」
 
 いやはや、この回答は本末転倒です。
 誰にでもできる業務をシルバー人材に振り、社員が付加価値の高い営業をして業務量を増やすのが正解。
 「どうやって売るか」は中小企業存命のための、一丁目一番地です。

相手を尊重する姿勢

 ビジネスマンにとって必要なファクターは様々あります。
 中でも重要なのは、傾聴力でしょう。

 クレームは、重ければ重い程、感情的に話されます。
 途中でその話の腰を折ったり、一つ一つ反論したのでは、更にヒートアップします。
 
 まずは、相手の言い分をしっかりと聞くこと。
 しっかり傾聴していれば、言いたいことを全て言い終えた後の相手の感情は、既にかなり治まっているものです。

 良好なコミュニケーションの条件は、お互いが傾聴の姿勢を保つこと。
 これは対お客様だけに限らず、上司、部下、同僚との関係も共通です。

 先日の会議で、メンバーの一人が感情を昂らせました。
 感情的に成った時点で、会議は成立しません。

 彼に限らず、沸点の低い方は、グループ内に何人かいらっしゃいます。
 激昂に至る原因の多くは、他人の話を聞かないことにあります。

 相手の言い分をしっかりと聞かず、話の途中での思い込みや、誤解の生じたまま言葉を発することで、口調が喧嘩腰に成ってしまう訳です。
 自分が悪かったと思う、素直さや謙虚さに欠けているということもあるでしょう。

 傾聴は、相手を尊重する姿勢です。

画に描いた餅

 私がブログで、社内的なことを取り上げることについて、少なからず御批判を受けます。
 その通り、社内のことは社内向けのメール等で済ませれば良い、というのも一理あります。
 
 いわずもがなブログは、社内だけが対象ではありません。
 理論上は、全世界に向けて発信されています。
 
 これまで、ブログを通じて、数々の正論を綴ってきました。
 その正論に共感頂き、御用命を頂くこともあります。 
 つまり、社長のブログは、会社のホームページと同じ様な、効果と役割を担っています。

 とはいえ、会社の実情は正論ばかりではありません。
 世間に知られたくないクレームも散見されます。
 そうした都合の悪いことに蓋をして、正論だけを語るのは偽りでしょう。

 先日、一つのクレームが発生しました。
 自分が記憶する限り、創業来最大のクレームです。
 
 『管理物件の一室で不具合が発生し、申し出を受けたにも関わらず放置され、解決までに多大な時間を要した。』

 事象だけでいえば、複雑ではありません。
 いや、シンプルだからこそ、問題なのです。
 
 入居者はグループ会社の社員でした。
 対応が後手後手に回った最大の理由は、入居者が社員であることに対する甘えでしょう。
 
 退職者も含め何人もの社員が対応したけれど誰一人、入居者=お客様という原則に立たず、たらい回しの連鎖が続きました。
 自分は、入居者からの直訴を受け、初めてこの事態を知るというお粗末さです。
 
 『お客様の喜びを自らの喜びとする社員が、活き活きと働く職場環境を創造します』
 
 この経営方針も、まったく画に描いた餅。
 対応が遅れたことも、解決を見届ける幹部が居なかったことも、社長に情報が上がらなかったことも、すべての社長である自分の責任です。
 申し訳ありませんでした。

未来の予言者

 私は、不動産会社の社長ですが、現在グループの経営管理業務を兼務しています。
 直属の部下は20代で昨年、他事業から異動してきました。
 素直で、真面目で、前向きで、将来を嘱望される逸材です。

 20年前の自分なら、彼を短期間で幹部にすべく、密度の濃い育成プログラムを強いたでしょう。
 相手が望むと望まざるとに関わらず・・・。
 余りのスパルタ振りに、着いて来られないかもしれません。

 今は、そのやり方をパワハラと言います。
 また、そうした上司の居る会社は、ブラック企業として世間から批判を受けます。
 
 実際に、離脱した部下の背中を数多く見送ってきました。
 また、それと同じ位の数の経営者達が、様々な業界で逞しく生き抜いています。
 かくいう自分自身も、かつてのハードワークや厳しい指導のお蔭で今があると、振り返って感謝できる一人です。

 働き方改革は、労働者の権利を法律で守ってくれます。
 ワークライフバランスという名の御旗の元、プライベートも充実するかもしれません。
 一方で、ポテンシャルの高い社員のスペックを引き出せないまま、埋没させる恐れもあります。

 昨今話題のベトナム人労働者は、就業時間が終わった後、自主的に日本語や資格取得のための勉強に励むと言います。
 自身の置かれた、ハングリーな環境からの脱出意欲が強いからです。

 豊かで平和な国に生まれ育ち、働き方改革に守られる人。
 混乱した貧しい国に生まれ育ち、熾烈な競争を勝ち上がろうとする人。
 果たして十年後、両者の力関係は、どうなっているでしょう。

 日本人の上司は、東南アジアの外国人?
 それは夢か幻か。
 汝の今の行動が未来の予言者です。

下克上のウェーブ

 我がグループの基幹研修と位置付けられる「勝利の経営塾」。
 今年も4~5月にかけ、四階層に分けて、一泊二日の研修が開催されます。
 今回のテーマは「ジュニアボード」です。

 ジュニアボードとは?
 若手・中堅クラスの社員が、企業経営の諸施策に関して具体的提言を行う“擬似役員会”のこと。
 柔軟で斬新な発想を取り入れて企業変革を促す。
 若手・中堅社員の経営中枢への参画意識を高める。
 意思決定の経験を通じて次世代リーダーの育成をはかる。
 等の目的で導入されるマネジメント手法。

 会社の中には、評論家が多く存在します。
 会社(上司・経営層)に対して不満を持つこと自体、決して悪いこととは思いません。
 ありたい姿と現状とのギャップが不満ですから、裏を返せば、その人なりに理想を掲げているからこそでしょう。

 しかし、その不満を、気の合う仲間と居酒屋で吹聴するだけなら、それは単なる悪口。
 また、アラを探し、ケチをつけるだけで、代替案を示せないのであれば、それは戯言。
 意見があるのなら、上司に率直にぶつける、もしくは会議等のオフィシャルな場で堂々と発言すべきです。

 そもそも、一般社員、管理職、役員、経営者は、各々立場が違います。
 立場が違うということは、視点も違います。
 一般社員なら、目先の微細な事象を捉えるだけで充分ですが、役職上位になればなるほど、長期的かつ網羅的な視点が求められるでしょう。

 今回の研修は、老いも若きも、役員も一般社員も、「自分が経営者ならどうマネジメントするか?」を考えます。
 いや、考えるだけではなく、計画を練り、実行し、結果につなげて貰いたいのです。
 
 素晴らしいアイディアと実行力を持った若手が次々と台頭し、経営者の皆さんが戦々恐々たる思いで奮い立つ。
 そうした、下克上のウェーブを起こせれば、一つの目的を果たせるものと考えています。 

誤魔化そうとする愚者

 昭和の時代は、辞書を手放せませんでした。
 判らない語句があれば辞書を引いて調べる。
 それが、一般的な仕事の進め方だったと記憶しています。

 今は、インターネットで検索すれば何でも手に入る時代。
 大学の卒論も、図書館にこもる必要はありません。

 一方、手軽さが故、それが手抜きの温床にも成り得ます。
 ネットで拾った文章を、そのまま転用してしまう・・・いわゆるコピペ(コピー&ペースト)です。

 今自分は、グループ会社の社員から寄せられる、読書感想文やセミナーレポートをチェックする役割を担っています。
 提出、未提出のチェックは勿論、内容に目を通し、社員の理解度や考え方をインプットする訳です。
 
 先日、某社の某幹部社員が、立派な感想文を書いてきました。
 しかし、余りにも不自然に立派過ぎるので、精査してみると・・・。

 1〜 2行目 = 350頁の右上三段
 3~ 4行目 = 351頁の左上二段
 5~ 8行目 = 353頁の右上五段
 9〜11行目 = 363頁の11〜13行
12~13行目 = 363頁の17行目
 
 つまり、本文をパズルの様に継ぎ接ぎして、一枚のレポートにまとめたコピペです。
 こうした不正を看過すると、毎回手抜きを繰り返します。
 本人と上司に宛てて、出し直しを命じました。

 管理職は、誠実で真面目なだけでは務まりません。
 私の様に誤魔化そうとする邪な心を持ち、誤魔化す術を知り尽くした愚者が、誤魔化させない。
 それこそが管理職の要諦です。

やり残した結

 バブル景気の終焉に始まった平成は、実感なき「いざなぎ景気越え」と言われる、「アベノミクス景気」のまま、新たな時代に突入します。
 TVでは、平成回顧録的な番組が連日放映されています。

 平成 元年、自分はまだ石材店で石工を務めていました。
 平成 2年、前職の会社に転職し、某菓子店店長に就任。
 平成 4年、不動産事業部に異動。
 平成 7年、宅地建物取引士資格取得。
 平成10年、分譲マンション事業部長に就任。

 ここからは恐らく、生涯で最高に充実した十年です。
 分譲マンション部の忘年会も、平成10年当時は居酒屋に数名が集う程度だったものが、ピーク時には道後の旅館の大広間で百人規模の大宴会に成りました。
 そして、そのピークから僅か3年で、一気に萎みます。

 平成21年、民事再生法申請 → 離職 → (株)NYホーム起業。

 ゼロスタートで起業してから十年を駆け抜け、いよいよ十一年目に突入です。
 また、ここ二年程は、グループ経営にも携わっています。
 自分にとって平成は、文字通り「起承転」の時代。
 新たな元号の新たな時代は、やり残した「結」をしっかりとやり遂げたいと思います。

不都合な真実

 いよいよ今日から4月。
 また、4月1日はエイプリールフール。
 嘘をついても免罪される、とんでもなくいい加減な日です。

 過ぎ去った3月も、グループ各社にとって特別な月でありました。
 入退去シーズンとなる建築不動産は勿論、年度内の引き渡しを原則とする公共の仕事にとって3月は天王山。
 年間で最も忙しい、いわば書き入れ時です。

 以前、店長をしていた菓子業界において最も忙しい月はというと、クリスマスの12月を凌ぎ、やはり3月です。
 3月は入学、卒業、就職、転勤、引越・・・と、ケーキや進物菓子が良く動きます。
 
 逆に一番暇な月はというと、6~7月。
 暑くてジメジメしていて食欲が無いのと、特段のイベントが無いことが原因です。
 7月にOPENしたそのお店は、一年後に開店一周年のイベントを打つことに成りました。
 しかも、5月のGWに引っ掛けて。

 放っておいても売れるGWに、重ねてイベントを行うのは勿体ない、と考えるのは素人の浅はかさ。
 忙しい時に更に忙しくするよりも、暇な時にイベントを分散したいと考えるのは、プロダクトアウト。

 答えは明白。
 イベント効果によって1.5倍の売上を目指すなら、売上の高い時に重ねる方が効果的だからです。
 Ex : 10万円/日×1.5倍=15万円    50万円/日×1.5倍=75万円
     上乗せ差額 =  25万円 - 5万円 = 20万円/日
     
 三日間のイベントであれば、上乗せ差額は60万円にもおよびます。
 結局何が言いたいかというと・・・。 
 
 3月実績が好調なら、今期の着地が見えてくる。
 3月に数字を崩してしまうと、4月以降での挽回は極めて難しい。
 それが、嘘いつわりの無い不都合な真実です。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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