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カメとアリの働き方改革

 戦後の焼け野原から急速な復興を遂げ、世界屈指の経済大国にまで上り詰めた我が日本。
 高度成長を支えたのは紛れもなく、夜も昼も休みもなく、馬車馬の如く働き続けた先人の努力です。

 その頃、滅私奉公は当たり前。
 残業や休日出勤は美徳と思われた時代でした。

 寓話「ウサギとカメ」を思い出してみて下さい。
 スタートダッシュで大差をつけたウサギは、余裕をかまして昼寝をします。
 その間のろまなカメは、休むことなく歩み続け、遂にウサギを抜き去りゴールするのです。
 「アリとキリギリス」の教えも同様でしょう。

 能力の高い、先行する、優秀なライバルに追い付くためには、時間を味方にするしかありません。
 365日24時間という、万人に平等に与えられた時間を味方につければ、下克上もあり得ます。

 ・・・てなことを、何十年も言い続けてきました。
 心の中では、今でも間違っていないと思っています。
 
 しかし、今は時代が違います。
 働き方改革、ワークライフバランス・・・。
 休みはしっかり休んで、定時までの限られた時間で、しっかり成果を残す。

 メリハリの効いた理想的な働き方は、あなたがウサギやキリギリスなら問題ありません。 
 ではカメやアリならどうでしょう。

 週休二日の週末に、或いは定時上がりの夜に、遊び呆けていたのでは差は開く一方。
 いたずらに歳を重ねていくだけで、能力も知識も高まらず、会社にぶら下がるだけの人材に成ってしまうのは悲劇です。
 与えられた時間を、自らの意思で、読書や資格試験の勉強等の自己成長に充てることこそが、働き方改革の真の狙いと言えるでしょう。
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心が決める幸不幸

 子供が道を踏み外した時に、世間の人はこう言います。
 「親の育て方が悪かった」
 その通り。
 生来、人間は純粋無垢で素直なものであって、親の躾や教育によって何色にでも染まります。

 正月明けからの取り組みで、グループ会社の社員面談を行ってきました。
 正社員のみならず、パートも含めて、約200名にも及びます。
 この1年半程、グループ内で実施した改革について尋ねると、各人各様の答えが返ってきます。

 ポジティブに受け止め、感謝を口にする人。
 ネガティブに受け止め、不平不満を口にする人。
 特に反応の無い人。

 この傾向は、顕著に部門毎の偏りがあります。
 「言葉は言霊(ことだま)」
 即ち、部門長が考え、部門内で発言している言葉によって、部下の心理も上書きされます。
 そういう意味で部門長の責任は多大です。 

 前期まで、3日間の夏季休暇がありました。
 今期より、週休二日制の導入で年間休日は23日増え、暦通りの出社と成ったことを受け、夏季休暇は撤廃されました。
 休日が23日増えたことに喜び感謝する社員がいらっしゃる一方で、たった3日間の夏季休暇が無くなったことを嘆き不満を口にする社員もいます。

 幸福か不幸かは、環境や事象ではありません。
 コップに半分の水を、「まだ半分ある」と思うか、「もう半分しかない」と思うか。
 すべては自分の心が決めることです。

電子稟議スタート

 我がグループも、遂に電子稟議に移行します。
 これまでは、紙ベースの稟議書に印鑑を揃えていく、旧態依然としたアナログ方式でした。
 電子決済のメリットは幾つかあります。

 ① 省コスト 紙代およびコピー代が不要で、環境にも優しい
 ② 省手間 稟議書持ち回りの手間が省かれる
 ③ 省時間 稟議承認までの時間が短縮される

 以前から、「将来的には電子稟議」という確信がありました。
 一方で、「導入には時間がかかるだろう」という先入観があったのも事実です。

 ところが今回、起案から導入までは僅か3日。
 発信間もなく、第一号、第二号の稟議は既に承認されています。
 しかも、何れも当日起案、当日承認のスピード稟議でした。
 
 できない理由を探すのではなく、どうすればできるかの可能性を追求する。
 考えてから行動するのではなく、考えながら行動する。

 変化の時代に生き残るには、スピーディーな判断と行動が必須です。
 時代に取り残されない様に、更なる変革を加速させましょう。

トラップに落ちるな!

 ネットで興味深い情報を知りました。

 ある日突然、会社に内容証明が届きます。
 内容はというと・・・。

 「著作権違法による写真の使用について」
 許諾のない写真の無断使用について、〇万円の使用料を請求します。
 本日より一週間以内に下記口座にお振込み下さい。」

 この下に振り込み口座が書かれています。
 受け取った百人中99人までは、振り込め詐欺だと思うでしょう。
 ところが、これは詐欺ではありません。
 
 会社のブログを更新する際、ネットで画像を拾う。
 しかし、フリー素材でなければ、無断使用として著作権法違反に問われます。
 
 著作権フリーの画像を探すため、「〇〇 無料画像」と打ち込み画像を一覧する。
 そこから選択してブログに貼り付ける・・・ありがちな作業です。

 しかし、ここに表示された画像は、必ずしも著作権フリーとは限りません。
 無断使用を誘発するために、誰かが仕掛けたトラップの可能性もあります。

 会社として商業使用するのであれば、脇を締めてかかりましょう。
 くれぐれもトラップに落ちないように。 

半歩先を歩む

 コンビニは、商品開発力が生命線です。
 各社挙って消費者のニーズを掘り起こし、売れる商品を棚に並べます。
 1月25日付の日経新聞に、「セブン方程式」と呼ばれる、商品開発の秘訣が掲載されていました。

 「消費者の2歩、3歩先を行っても売れない。
 半歩先は評価される。」

 今やコンビニの定番となっている、ドリップコーヒーの販売もセブンが先行。
 ところが、当初はなかなか定着しなかったようです。
 スターバックスの様な、カップ式の持ち帰りコーヒーの台頭によって、一気に売れ筋に成りました。

 また、セブンのコーヒーの味は、お客様に気付かれない内に、そして飽きられない内に、定期的に変えていると聞きます。  
 これも、半歩先を行く戦略と言えるでしょう。

 日進月歩、いや秒進分歩の、目まぐるしい変化の時代です。
 流行に飛びついた時には、既に衰退が始まっています。
 売れなくなってから手を打っても手遅れです。
 
 今に安住することなく、常に将来に対する危機感を持ち、新たな施策を打ち続ける。
 そのための読書であり、研修であり、教育であるべきであることを、再認識させられました。

脱・手段の目的化

 グループの全社員(パート含む)を対象とした、面談を実施しています。
 一人当たりは10分でも、200名なら延べ30時間に及びます。
 我々が関り始めたのは昨年からですが、実施自体は三年目です。

 正直、昨年の評判は芳しくありませんでした。
 責任転嫁するつもりはありませんが、理由は初年度の対応に有ります。

 「意見・質問を投げかけても、返答がない。」
 「提案しても、なしのつぶて。」

 この無反応スルーによって、反感を招いたのです。
 口幅ったい言い方になりますが、対応は昨年から大きく変わりました。

 ・ その場で回答できることは即答する
 ・ 時間のかかる、或いは判断に迷う案件は保留する
 ・ 保留案件は後日、決定権のある方を交え結論を導く
 ・ 改善すべきことは、直ちに改善する
 ・ 集約された意見は文書にて、各社社長にフィードバックする・・・

 面談の実施は目的ではありません。
 現場の本音の声を聞き、問題があれば解決し、障害を取り除き、改善を推進し、働き易い職場環境を創造すること。
 それが本来の目的でしょう。

 面談のための面談では、手段が目的に擦り替わります。
 貴重な時間を費やす以上、手段の目的化は避けたいものです。

敵の敵は味方

 敵は敵、味方は味方。
 そして、敵の敵は味方。
 政治の世界の覇権をめぐる政争や、企業内に見られる派閥抗争は、そうした傾向を顕著に示します。

 強いリーダーシップを持つ、ワンマンな独裁者を失脚させるために、同床異夢の人々が手を握る。
 必ずしも全面的に判り合える関係ではないものの、大きな目的を果たすために小事は棚に上げ、ベクトルを合わせて突き進む。
 まさしく、敵の敵は味方です。
 
 仮想敵を打倒するまでは、当事者も周囲も、そこだけに一点集中します。 
 その間、何か問題があっても全て仮想敵のせいにして、批判の鉾先を逸らすことができます。
 しかし、大事なのは、目的を成し遂げたその後でしょう。

 現政権(体制)の批判票を集め、政敵を倒し、政権交代を果たす。
 だからといって、その国(会社)が抱える、構造的・抜本的な問題が解決された訳ではありません。
 
 どこかの国や、新たな人物を仮想敵に仕立て上げ、ナショナリズムを煽っても効果なし。
 やがて国民(社員)から、空っぽな中身を見透かされます。
 隣国の現状は、その好例です。

 経済(経営)を立て直す。
 国(会社)の未来に希望の光を灯す。
 国民(社員)を幸せにする・・・。

 そう、求められるのは、政争ではなく政策。
 しっかりと地に足のついた、真の意味での改革を目指したいものです。

PDCAサイクル

 P→D→C→Aサイクルは、物事を成就させるための手順です。

 P(計画)プラン
 D(実行)ドゥ
 C(確認)チェック
 A(改善)アクション
 
 完結した後AからPへと再び昇華する、スパイラルアップこそが、真に目指すべき方向と言えます。
 しかし、PDCAを確実に回している企業や人材は稀少です。
 
 零細企業における主流は、日々、場当たり的な「実行」だけを繰り返す、D→D→D→D。
 中小企業における主流は、「計画」「実行」を行ったり来たりの、P→D→P→D。
 ここから、「計画」に対する「実行」の進捗度合を「確認」できれば一歩前進と言えるでしょう。
 しかし、最も大事なのは、次なる「改善」につなげることができるか否かです。

 企業内には、評論家が多数存在します。
 評論家は、問題発見が得意です。

 「この組織は、ここが駄目」 
 「あの人は、ここが欠点」

 こうした評論を、百万言口にしても、耳にしても、事態は改善しません。
 その指摘自体は正しかったとしても、単なる悪口に成り下がる恐れすらあります。
 管理職の方々は、どうすべきかを考え、具体的な手を打ち、「改善」を見届ける役割を果たして頂きたいものです。

CSライン

 昨今、ハラスメントの裾野は多様化しています。
 セクハラ、パワハラは当たり前。
 モラハラ、マタハラ、アカハラ・・・。

 先日の日経新聞には、カスハラが紹介されていました。
 クレームに際し過剰な要求をする、カスタマー(顧客による)ハラスメントです。
 
 前職の会社は、突出してCSを重視する会社でした。
 お客様こそが会社の真の支配者である、という思想が基軸です。
 クレーム応対は常に最優先。
 営業責任者として、土下座した経験は枚挙に暇がありません。

 十数年前に、分譲マンションのユニットバスの水捌けが遅いと、クレームを頂きました。
 メーカーに問い合わせても、正常値であって、決して不良品ではないのですが、お客様の怒りは収まりません。
 部下の営業担当者は、夜毎寒々としたエントランスに呼び出され、一方的に言葉の暴力に晒されます。
 CS重視の方針は、反論の許されない呪縛と成っていました。

 しかし、何事にも限度と言うものがあります。
 大事な部下を、憂さ晴らしの対象にされてはたまりません。
 見るに見かねて、自分も同行することにしました。

 先方は、開口一番「やっと上司がでてきたか」と呟き、 勝負はこれからとばかり本論に斬り込もうとする時、出鼻を挫くように冷静に一言。
 「我々としては精一杯の対応をしてきました。
 今後、お客様のお呼びだしに対応することはできません。」
 
 お客様は意外な言葉に戸惑い、絶句します。
 「失礼します」と踵を返した顛末は、今ならスカッとジャパンの展開でしょう。

 冷静に、客観的に、第三者的に見た時に、「ここまで対応したのだから充分」という段階まで誠意を尽くす。
 その一線を越えた時には、尾を引かない様にけじめをつける。
 かつて自分達はこれを、CSラインと呼んでいました。 

人としての値打ち

 カルロスゴーン氏の特別背任容疑について、私見です。
 コンプライアンスは、大きく三つに分かれます。

1. 法律
2. 就業規則
3. 倫理

 この順番は、優先順位です。
 まず、法律を違えると、今回のゴーン氏の様に逮捕されてしまいます。
 
 次に、法律は侵さなかったとしても、就業規則に背けば、会社の一員では居られません。
 例えば、会社員が副業することは何ら法律に抵触しませんが、殆どの企業で副業禁止を就業規則に謳っています。 

 また取締役には、善管注意義務および忠実義務が課せられます。
 平たく言うと、私利私欲を優先して、会社に損害を与えてはならないのです。

 最後に、人としていかに生きるべきかを問う倫理が求められます。
 今回のゴーン氏の顛末に対して、最終的にどういった司法判断が下されるのかは判りません。

 しかし、仮に無罪放免に成ったとしても、大きく失墜したゴーン氏の社会的信用は取り戻せないでしょう。
 法律と規則の網の目を何とか掻い潜って、私利私欲を肥やそうとする姿勢が見え見えで、人として尊敬できないからです。

 現世で豪邸に住み、高級車を乗り回し、毎日御馳走を食べたとしても、葬儀の席でどう評されるか。
 それが人としての値打ちです。 
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン

・経歴 
 雄新中卒業 → 新田高校中退
 大工・石工と約十年職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業
 令和2年 ㈱南洋建設 代表兼任
 令和4年 ㈱たんぽぽ不動産起業

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