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ネーミングの重要性

 TV番組「激レアさんを連れてきた」に、「お値段以上」で御馴染み、「ニトリホールディングス」の似鳥会長が出演されていました。
 
 キャッチ-な自主製作CMが話題になったり、融資申込の際ハッタリを効かせたり。
 日本初のエアドーム店舗が開店当日、雪の重みでつぶれてしまうと、その逆境を逆手にとって、「傷物・ハンパものセール」として大成功させたり・・・。
 奇想天外な発想力で今日を築いてきたことは、日経新聞の「私の履歴書」でも書かれていました。
 
 さて、最も共感したのが、店舗のネーミングです。
 1967年にオープンした1号店の名前は、
 「似鳥家具卸センター北支店」
 
 この店名には三つのキーワードが秘められています。
① 「卸」という一文字で、「卸売り価格」=「安さ」を連想させる
② 「センター」という言葉で、規模の大きさを訴える(実際の売り場面積は僅か30坪)
③ 「北支店」と謳うことで、大会社をイメージさせる(実際にはここ一店で本店は無い)

 以前、管理巡回の車に「151号」と表記したことがあります。
 車両は一台目。
 平成15年の1号車という意味なので、翌年二台目を下ろせば「161号」と成ります。

 そうした小手先の技法はともかく、そもそもFC加盟する狙いの一つは、信用の補完です。
 「松岡不動産」よりも、「エイブルネットワーク松山南店」の方が、明らかに規模的な優位性を訴えることができます。

 時に勘違いしたお客様から言われます。
 「大阪にも店舗があるんですね」
 「東京で看板を見ましたよ」

 直営なのかFCなのか、判別がついていないからでしょう。
 詐欺でも嘘でもなく、お客様が良い方向に取り違えられるのであればウェルカムです。
 そしていつの日か、そうしたイメージに実態が追い付くことを願っています。
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日本の住宅は使い捨て

 企業会計では、長期間にわたって使用される固定資産の取得(設備投資)に要した支出を、その資産が使用できる期間に渡って費用配分する「減価償却」という考え方が用いられます。 
 期間は、その用途と構造によって異なります。
 
 例えば住宅であれば・・・。
 ・ 木造 : 22年
 ・ 鉄骨 : 38年
 ・ 鉄筋コンクリート : 47年

 判り易く言えば、企業が新築の木造アパートを建築した場合、22年かけて価値はゼロに近付いていきます。
 その間、減価償却分は経費として認められるため、利益の出ている企業にとっては節税にも成ります。

 これを受けて、10月29日付日経新聞のコラム「経済教室」から。
 日本の住宅は、築20年で無価値となり、取り壊すしかない・・・古くから言い伝えられている不動産業界の常識です。
 国際的に見て、日本の建物がいかに「使い捨て」となっているかが、数値的に示されています。

 戸建て住宅(全構造)の平均経年減価率は・・・。
・ 日本 : 6.2%(木造法定耐用年数:22年)
・ 米国 : 1.8%(木造法定耐用年数:27年)

 この減価率で、建物価値の95%が喪失されるのに要する期間は・・・。
・ 日本 :  45年
・ 米国 : 165年

 この理由は、幾つかあります。
 ① 日本は木造中心だから
 ② 日本は高温多湿だから
 ② 日本は地震大国だから

 記事によると、米国も木造中心であるし、日本より高温多湿な州もあるため、それらは理由に当たらない。 
 また、大震災の度毎に十年スパンで見直されてきた、今の耐震基準に則って供給される日本の住宅の性能は、極めて高品質であるようです。

 結論として、日本の住宅が使い捨てと揶揄される所以は、古い耐震基準のまま現存する建物と、乱造される少数派の粗悪な住宅によって、建物全体の寿命が短命化して捉えられているということに成ります。
 今後は、物件毎の劣化状況を査定する、インスペクションの重要性が高まるであろうことは間違いありません。

学びの成果も余白

 研修の講義は午前中で終わり。
 
 12:00~13:00 昼休み
 13:00~14:00 レポート作成
 14:00~      講義再開

 「13:00からは、レポート作成に取り掛かって下さい。
 昼食後、すぐに書き始めても構いません。
 レポートを書き終えたら14:00までは自由時間とします。」
 この様に指示された場合の行動パターンは、人それぞれです。

 A 昼食後すぐに取り掛かり、レポートを書き終えてから休む人
 B 昼食後すぐに取り掛かり、時間ギリギリまで2~3枚ビッシリ書き込む人
 C 13:00から取り掛かり、1枚のレポートを書き終える人
 
 レポートは中身です。
 決して長ければ良いというものではありません。 
 筆の遅い方も、早い方もいらっしゃいます。
 各々の選択ですから、どのスタイルでも結構です。
 
 しかし、13:00から取り掛かって、たった数行で終わらせ、時間も余白も余してしまうのは如何なものでしょう。
 とても、一所懸命、真摯に向き合ったとは思えません。
 当然に、学びの成果も余白と成ります。

文句があるなら

 ジャックウェルチ著「WINNING 勝利の経営」から、「率直さ」についてです。

 【 「率直さに欠ける」といっても、悪意のある不正直さのことではない。
 あまりに多くの人が、本能的に、自分の思うことを率直に話さないことが多過ぎる。
 議論を刺激する目的で直截に話すとか、アイディアを述べるということをしようとしない。
 胸襟を開こうとしないのだ。
 そうする代わりにコメントや批評を差し控える。
 他人が嫌な気分にならないように、衝突を避けるために、口を噤む。
 そして悪いニュースは体裁を繕うためにオブラートに包んでしまう。
 自分の胸にしまい込み、情報を外に出さない。
 こういったことがすべて、率直さに欠けるということなのだ。
 それがいかに有害なことか。 】

 いや、外に出さないならば、その有害もまだましです。 
 しかし、居酒屋や喫煙所で、ネガティブ情報を撒き散らすとすれば、それは看過できません。
 
 「文句があるなら直接訴えろ!」。
 直接話せば、間違いは是正できますし、誤解は払拭されますし、行き過ぎは謝罪できます。
 今回、間接的に、直接的に、様々な声が聞こえてきたため、某社のワークアウトを実施しました。

 ところが、改まって御膳立てされると、なかなか積極的な声は上がらない。
 一部の意見も、その殆どが誤解、曲解の類い。
 タイムリーに直接ぶつけていれば、その場で瞬時に解決していただろうと思えることばかりでした。

 居酒屋や喫煙所で話す勢いそのまま、公の場で率直に話しましょう。
 公で話せないとすればそれは、単なる不平・不満・愚痴・悪口に過ぎません。

暗黒のセカンドキャリア

 我がグループは、企業スポーツに注力しています。
 過去には、なぎなた、バレーボール、アーチェリーと、多種目の選手を雇用していました。
 現在は、「愛媛ウエスト」という、男子ソフトボールのチームを擁しており、昨年の「えひめ国体」では優勝の栄冠に輝いています。

 企業スポーツの目的は、知名度、連帯感、社会貢献等、様々です。
 我がグループでは特に、「立派な人材の育成」を主眼に掲げています。

 スポーツは、挨拶、礼節を重んじます。
 結果を残すため、日々の鍛錬は欠かせません。
 我慢・辛抱・忍耐、そして集中力。
 イチロー選手や三浦知良選手が、誰からも認められる人格者である様に、スポーツを通じて人間性は磨かれます。        

 草創期、我が社の経理は、煩雑な処理に音を上げ、ベテランが何人も入れ替わりました。
 最後の砦として、バレーボール選手だった初心者が配属されます。
 未経験が故に何が難しいか判らなかったからか、溌剌と業務に当たり、誰よりもしっかりとした基盤を築くのです。
 
 我が社の某店長と営業マンは、ソフトボールの選手でした。
 週末は遠征、平日は通常の仕事をこなし夕方からソフトの練習。
 練習を終え家に帰り、風呂に入って夕食を済ませると22~23時。
 そこから宅建の勉強をして、見事合格を果たします。

 共に、限られた時間の中で成果を掴み取る、目標達成能力は実に素晴らしい。
 そしてその能力は、自身のセカンドキャリアに必ず役立つ筈です。
 
 【 仮に30歳まで「選手」を続けたとしても、サラリーマン選手の場合、定年まで30~35年もある。
 選手としてよりも「一般社員」として過ごす日々の方が圧倒的に長いのだ。
 どれだけ偉大なアスリートといえども、“そのとき”は必ずやってくる。
 しかし、あまりにもそのことを考えている人が少ない。
 幸せな人生を送るためにも、選手はセカンドキャリアを視野に入れながら、現役時代を過ごしてほしいと思う。 】
 酒井 政人(スポーツライター)

 仮に、「スポーツがメイン、仕事は片手間」というスタンスであったなら、仕事盛りである筈の30代が、暗黒の時代と成ってしまうでしょう。

何処に行こうとしているのか

 小さな船は今まで、瀬戸内海の穏やかな海を航行していた。
 今期は一念発起、遠い夢の港に向け、太平洋を越えて行こうと目標を定めた。
 
 キャプテンは行く手の時化具合を監視し、航路を見極め、舵を取る。
 クルーは懸命に櫓を漕ぐ。
 
 初めて漕ぎ出した大海は、経験したことが無いほど波は高く、うねりも強い。
 まるで木の葉の様に舟は舞う。

 今こそクルー全員が一致団結し、全力を出し切れば、必ず乗り越えられる筈だ。
 ところが、船内の休憩室からは、不協和音のヒソヒソ話が漏れ聞こえてくる。
 
 「あいつの働きが悪い!」
 「あいつの言葉遣いが乱暴だ!」
 「キャプテンの横暴さが問題だ!」
 「そもそも、無謀なチャレンジだったんじゃないのか?」
 「引き返すなら早い方が良い。」

 彼らが話すのは、親しい仲間内のみ。
 直接当事者に意見することはない。
 
 摩擦や軋轢を生むことを恐れるからだ。
 ましてや、キャプテンへの直訴などとんでもない。
 聞き入れて貰う筈が無いし、評価を下げられたり、冷遇されたりしたら堪らない。

 そうした不満分子の存在を、キャプテンも薄々気付いてはいる。
 しかし、彼らの言い分を聞いたり、説得することは甚(はなは)だ面倒臭いと匙を投げた。 

 果たしてこの船は、目標の港に辿り着けるのか?
 そして、一体何処に行こうとしているのか?

既に始まっている戦い

 不動産業者の統計についてです。

 宅建業登録をしている事業所は、全国で123,782業者。
 登録している従業者は、561,430人。

 一事業所当たりの従業者数は、平均4.5人。
 その4.5人の内、専任宅建士は1.7人です。

 不動産業は一人でも開業できることから、小規模な事業所が大半。
 5人未満の事業所は、実に全体の84.4%に及びます。

 ちなみに10人以上の事業所は、4.3%しかありません。
 ということは、弊社の様な中小零細会社も、不動産業界においては上位4%の大企業なのです。

 これらの指標から読み取れることがあります。
 たった1人でも、2人でも専任宅建士が必要であるということは即ち、5人以上の事業所に宅建士は1名居るか居ないか。
 宅建業法では、従業者4人に一人の専任宅建士を求めていますので、各社ギリギリの充足状況なのです。
 実際、宅建士が辞めて、事業所を撤退せざるを得ないケースすらあります。
 
 医者が医師免許を持たずして診察できない様に。
 タクシー運転手が二種免許を持たずして営業できない様に。
 本来であれば、ライセンスを持たずして業界に関わることはタブーです。
 
 残念ながら今年の試験で不合格となった方は、一年かけてリベンジ頂きたいと思います。
 もう既に、戦いは始まっています。

第五回勝利の経営塾

 今日から二日間、「勝利の経営塾」が開催されます。
 本研修も、5回目になります。

 一回20名ということは計100名。
 グループに務める正社員の、6~7割を網羅します。
 
 個人差は有るものの、研修参加するとそれなりに気付きをもたらすものです。
 謙虚になったり、やる気に火が付いたりします。
 
 しかし、あくまでも一過性のカンフル剤に過ぎません。
 長くて一週間、いやひょっとすると一晩寝れば、元の木阿弥となることもあります。
 だからこそ教育は、反復継続が求められるのです。
 
 社員教育は風呂に入る様なもの。
 身体を洗って一時的にすっきりしますが、日常に戻ればまた垢が付きます。
 昨日やったからもう良い、というものではないのです。 
 
 何よりも、教える側が誰より学ぶ。
 今日明日と、私自身が垢を落としたいと思います。

サイレントマジョリティー

 不動産業者にとって、年に一度のイベント「宅地建物取引士試験」が終わりました。
 
 平成7年に私が受験した際は、解答速報も簡単には手に入りません。
 翌日専門学校に持ち込み、後日採点して頂き、結果は32点。
 過去2年の合格ラインは33点でしたから、絶望視していました。
 
 ところが、合格発表日の愛媛新聞に自分の名前が。
 合格ラインは、過去二番目に低い28点だったようです。
 
 今は、個人情報の絡みか、実名での発表は無くなりました。
 その代わり、試験終了後2~3時間で、解答速報とボーダーラインが発表されます。

 今年のボーダーは37点±1点。
 比較的ベーシックな問題だったようで、史上最高点が予想されています。
 まあ、難しいとか易しいとか言っても、全員同じ問題を解いて、上位15%前後の方が合格するのですから、有利不利も運不運もありません。 

 前職時代から、約20年に渡り、試験結果に伴う悲喜交々を見てきて、改めて思うことがあります。
 それは、当たり前の感覚です。

 組織内の資格者がマイノリティー(少数派)だと、「仕事をしながらの資格取得は難しい」といったパラダイムが強くなり、見えない天井に妨げられます。
 実際、誰も合格しないものですから、無資格者に妙な安心感も生まれます。
 この世界は、群れていても始まりませんが・・・。

 資格者がマジョリティー(多数派)だと、「資格を取るのが当たり前」という認識が芽生え、無資格者も焦り出します。
 「勉強しろ」と騒ぎ立てずとも、真っ白なものは汚したくなるほど勉強する方向に駆り立て、結果に繋がります。

 速報ベースながら、今年は二名合格できそうです。
 これで、全営業マンに占める有資格者比率は92.3%。
 賃貸を中心に、複数店舗展開する会社としては、全国トップクラスだと自負しています。
 
 夢を見ることは時に孤独になるけれど、来年こそは宅建士率100%を目指します。

ハインリッヒの法則

 5年振りの運転免許更新を迎えました。

 免許取得してから38年。
 過去の違反記録は3回あります。
 シートベルトで一回、スピード違反が2回、内一回は免許停止で一日講習を受けました。
 
 ここ最近は、20年間ゴールドを維持しています。
 とはいえ、安全運転に徹しているという訳ではありません。
 運良く、という表現の方が当たっています。

 しかし、本当に運が良いのかどうかは、受け止め方次第です。
 ハーバート・ウィリアム・ハインリッヒの提唱した、ハインリッヒの法則をご紹介します。

 1件の大きな事故・災害の裏には、29件の軽微な事故・災害があり、更には300件のヒヤリ・ハット(事故には至らなかったもののヒヤリとした、ハッとした事例)がある。

 たまたま大きな事故にはつながらなかったとしても、小さな自損事故や、うっかりの違反や、ヒヤリハットは日常的に繰り返されています。
 物事は常に確率に収束するとしたならば、それらは大きな事故の前触れです。

 事故はしない、検挙もされない、という裏付けの無い慢心が事故を招きます。
 一生の後悔とならないために、原点に立ち返りたいと思います。 

泣いても笑っても

 今年もこの日がやってきました。
 宅地建物取引士試験。
 
 不動産業に携わる者であれば、感慨深く迎える一日です。
 思い返せば、資格取得した平成7年以降、23年間に渡って、部下を鼓舞し続けています。
 かつては、スパルタ式の啓発も行いました。
 
 毎週月曜日、業務終了後に二時間の模試。
 不合格なら翌日も二時間模試。
 35点勝ち抜けまで、連日試験が続きます。

 問題の持ち帰りは自由。
 帰宅してから問題を見直せば通常、二回目には合格できます。
 ところが中には、一切復習せずに翌日を迎える、場当たり的な人間も居ます。

 週が明けると、また新しいテスト。
 前週分が合格できなければ、2セット4時間。
 最大で、3セット6時間を費やすツワモノもいらっしゃいました。
 試験が終われば、日付が変わっています。

 厳しい環境を強いたことで、恨まれたことも少なくありません。
 一方、何年もかかって合格した方から、感謝されたことも多々あります。
 
 私も含めて、人間は皆弱い生き物です。
 勉強しないといけないと判っていながら怠ける。
 そこに喝を入れるのが、上司の役割でしょう。
 今年も会場で、最後の激励を送りたいと思います。

 泣いても笑っても今日一日。
 そして、今年はまだ誰も合格していません。

五反田地面師事件

 犯人逮捕の前日に、事件をモチーフにしたであろうTVドラマを見て、偶然にもタイムリーにブログをアップした五反田地面師事件。
 日が経つにつれ、徐々に全貌が明らかになって参りました。

 昨年4月 売買契約締結 手付金14億円の支払い。
 ・ 仮登記後、真の所有者から、提出資料は全て偽造である旨の内容証明を、複数回受け取っていた。

 昨年5月 決済 残金49億円の支払い。
 ・ 司法書士からの本人確認のヒアリングで、誕生日と干支を間違えた。

 何れも通常であれば、疑ってかかるべき事象です。
 本来は、内容証明が届いた段階で調査すべきところ、「取引妨害の嫌がらせ」として無視。
 「登記を完全履行することによって沈静化する」として、残金49億円を支払います。

 そして、その登記が出来なかった訳です。
 相手の手口が大胆かつ狡猾だったとは言え、余りにも無防備過ぎます。
 
 誕生日や干支を間違えたことが事実であれば、仮に詐欺で無かったとしても、制限能力者の疑いも出てきます。
 後々、取引の無効を訴えられる可能性もあるでしょう。
 日本一のハウスメーカーが、そこを看過したのは信じられません。

 反面教師としての学び。
 売買契約時、本人確認のために生年月日と干支を聞くこと。

 全ては、対岸の火事ではなく、他山の石です。

出藍の誉れ

 日経新聞に連載されている「やさしい経済学」。
 先日のテーマは、「変わるリーダーシップ」です。

【 これまでリーダーシップは、権限や役職に紐付くものと考えられていた。
 最近は、権限がない人もリーダーシップを発揮した方が組織全体の成果が上がる、という考え方が拡がってきた。

 今までは指示されたことだけをやってきた部下が、上司に反対意見を言ったり、提案を持って来るようになる。
 上司は驚き、「彼は私を追い落とそうとしているのではないか」と疑心暗鬼に陥る。

 すると上司は部下を呼んで、提案のどこが駄目かを徹底的に指摘して却下してしまう。
 それを見ていた周囲や本人は、提案など出すものではないと学習し、再び言われたことだけをこなす従順な部下に戻る。 】

 部下を教育することや、成長を促すことは、上司の役割であり責任でもあります。
 ところが、将来性有望な優秀な部下を抱えると、自分の優越的な地位を脅かす存在として捉え、芽を摘んでしまう姑息な上司も少なくありません。
 言うまでも無く、そうしたレベルの低い攻防が、組織の閉塞感を助長し、企業の発展成長をも妨げます。
 
 「出藍の誉れ」 青は藍より出でて藍よりも青し   荀子
 (青色の染料は草の藍からとるが、それはもとの藍草よりももっと青い。
 弟子が師よりもすぐれていることの例え。)

 追い越すだけの能力のある方であれば、自分はいつでも踏み台になる覚悟です。

国内からの事業承継

 10月17日付日経新聞一面記事からです。

 「後継者難中小 外資に紹介」
 「経産省が情報公開 M&Aで廃業防ぐ」

 【 中小企業庁は、2025年には日本企業の三分の一に当たる127万社の中小企業などに廃業のリスクがあり、約650万人の雇用が失われる可能性があるとしている。
 ジェトロ(日本貿易振興機構)が仲介することで、日本の中小の技術がむやみに海外に流出するリスクを防ぎつつ、事業承継を進める考えだ。 】

 前段の予測値はともかく、後段の解説は意味不明です。
 外資に身売りした段階で、技術の流出は避けられません。
 実際、「日本の中小企業を傘下におき、自社の販売品目を増やしたい」というのが欧米企業からのニーズです。

 外資への情報提供に先んじて行うべきは、国内企業の再編でしょう。
 後継者問題等で、事業承継の難しい企業が数多くある一方、M&Aによって拡大を図りたい企業も沢山ある筈です。
 
 一般論ながら、企業をゼロから立ち上げ、軌道に乗せるには10年かかります。
 M&Aは、その時間を買うことができます。
 かくいう我々も、そうしたマッチング機会を待望している一社です。

公の場で率直に語る

 会社には問題が山積しています。
 問題の無い会社はありません。
 問題が無いとすればそれは、問題に目を背けているか、もしくは揉み消しているか、何れかでしょう。

 問題は、伸びシロです。
 その問題を潰せば、確実に組織は改善の方向に向かいます。

 だからこそ、問題を問題提起で留めてはなりません。
 管理職は、問題の真因を突き止める必要があります。

 「モグラ叩き」の様に、出てきたモグラを叩くのではなく、モグラの穴そのものを塞ぐ。
 問題を根絶し、事態を改善するために、洗いざらい問題を吐き出させるプログラム・・・それがワークアウトです。

 管理職とは言いながら、百点満点の上司は居ません。
 部下も同じです。
 上司は部下を選べないし、部下も上司を選べません。

 突き詰めれば人間対人間。
 お互いが真剣に、本音の意見をぶつけ合うことで初めて、問題が浮き彫りになり、改善への一歩が踏み出せます。
 居酒屋や喫煙所で、気の合う仲間同士が、不平、不満、愚痴をこぼしていても何一つ解決しないでしょう。

 今こそ、公の場で率直に語って頂くことを期待しています。

間尺に合わない下克上

 プロ野球セリーグは、上位三チームによるクライマックスシリーズ真っ只中です。
 
 まず、リーグ戦2位と3位が戦い、二勝したチームが勝ち上がり。
 次に勝ち上がったチームが、一勝のアドバンテージを持ったリーグ1位のチームと対戦し、4勝したチームが日本シリーズにコマを進めます。
 最終的にセパ両リーグの覇者同士で戦い、先に4勝したチームが日本一です。

 2017年のセリーグは、首位広島と14.5ゲーム差で三位だった横浜DeNAが、日本シリーズに進出しました。
 2010年のパリーグは、三位のロッテがクライマックスシリーズ、日本シリーズを制し、日本一に輝いています。
 
 今期の巨人も、首位広島とのゲーム差は13.5ゲーム。
 菅野のノーヒットノーランの快投により、第2ステージ進出を決めています。

 クライマックスシリーズの導入は2007年と言いますから、既に十年以上経過しています。
 導入の経緯は、首位のチームが独走した際、優勝争いの妙味が損なわれ、盛り上がらないから。
 下克上の可能性を残すことで、最後までファンを飽きさせ無い仕組みです。。

 それにしても、命を削る思いで143試合のペナントレースを戦い抜いて、優勝したにも関わらず、短期決戦を勝ち抜いた3位のチームが日本一というのは、何とも間尺に合いません。
 それがルールではありますが・・・。

新ミナミの帝王

 休日の午後、千原ジュニアさんが主演するドラマ、「新ミナミの帝王」を見ました。
 内容はいわゆる地面師モノ。
 二年前に、大手ハウスメーカーが引っ掛かった五反田の事件がモチーフでしょう。

【 事件概要 】
 住宅大手のSハウスが、地面師グループに騙され、東京・五反田の老舗旅館を70億円で買収する契約を結び、55億5000万円の実質的な被害を受けた。
 その責任を取らされそうになったA社長(現会長)が、「クーデター」を起こしてW会長(現取締役相談役)を辞任に追い込む騒動に発展した。

 仕事柄、地面師の存在は知っていましたが、日本のトップメーカーがまんまと騙されたことに、衝撃を受けたものです。
 手口としては、土地の所有者に成りすました犯人グループが、権利書や登記簿謄本を偽造して信じ込ませ、お金を巻き上げます。
 
 司法書士が登記しようとする法務局で、偽造と気付いた時には手遅れ。
 不動産業者も、本人も、一切連絡が付かなくなっています。

 自分は、こうした地面師に騙されたことはありません。
 しかし、相続によって複数名が共有している不動産を、代表を名乗る方から売買の依頼を受けたことはあります。
 
 その人の「任されているから」という言葉を信じて、売買の話を進めると、最終的に共有者の一人が反対し、話が頓挫する。
 こうなると、業者としては信用問題です。
 お客様にとって、悪意(知っていた)か、善意(知らなかった)かは関係ありません。
 無知は罪です。

 にんべんは偽造、ごんべんは詐欺、うかんむりは窃盗、さんずいは汚職・・・。
 勉強になりました。

負の煽動をする大将

 数名の社員と面談しました。

 「良い会社だと思えば退職はしない」

 その通りです。
 弊社も、弊社を取り巻くグループも、過去にはそういう失敗を繰り返してきました。

 しかし今、会社は変わろうとしています。
 そして、既に変わってもいます。

 であるにも関わらず、仮にも組織のリーダーが、過去の残像を繰り返し引っ張り出して喧伝するのは如何なものでしょう。
 社員の思考は、直属の上司に引っ張られます。
 ネガティブな内容であれば猶更です。

 リーダーの真の役割は、ポジティブな方向へ導くこと。
 敵より怖いのは、負の煽動をする大将です。

リーダーシップの欠如

 グループ会社のリーダーが揃う会議の席で、提出物の徹底をお願いしました。
 
 チェックリストによると、A社は一つの漏れもなく提出されている。
 B社は、殆ど提出されていない。
 同じグループで、同じ日時に、同じ文章で、同じ人が、同じ様に呼び掛けても、これだけ差が出ます。

 理由を問い質したところ、B社のリーダーは、次の様に回答しました。

 「これまで、事ある毎に、各部門に対して呼びかけを行ってきた。
 集計は総務に依頼しているが、担当者の退職で引き継ぎが上手くいっていない。」

 仮にリーダーが、一言も呼びかけを行っていないとします。
 それでも、提出物が完璧であれば、それがリーダーシップ。

 仮にリーダーが、毎日毎日呼びかけを行ったとします。
 それでも、提出物が揃わなければ、それがリーダーシップ。

 リーダーシップは、プロセスではなく結果です。
 掘り下げれば、プロセスは結果のために必要なのであって、例えプロセスが充実していたとしても、結果が伴わなければ意味はありません。

 いわば、結果を見届けるまでがリーダーの仕事。
 そして、グループの足並みが揃わないのは、かくいう私自身の怠慢であり、リーダーシップの欠如です。

棚から牡丹餅

 建築会社が利益率を上げるためには・・・

1. 売値を上げる
2. 原価を下げる

 売値を上げるためには・・・
 
1. 見込み客を増やす
2. 魅力的な商品を創る

 見込み客を増やすためには・・・
1. 広告宣伝を打つ
2. 営業をかける

 では、何処へ向けて営業するのか?
  
 魅力的な商品を創るだけの開発力、その商品を世に問うだけの資力さえあれば、早急に商品群を整え、HPやパンフレットを準備し、住宅展示場に打って出るべきでしょう。
 そこまでの先行投資ができないのであれば、ミニ開発の分譲宅地を企画し、その一区画に建売型モデルハウスを建築し、構造見学会および完成見学会で、見込み客を集めます。
 何れにしても、不動産・建築・金融に長けた営業マンが必要です。

 営業マンがいないとすれば、足で稼ぐしかないでしょう。
 とはいえ、根気と辛抱、粘りと根性で、闇雲に飛び込み営業する時代は終わりました。

 例えば不動産会社。
 土地を売買、貸借される方は、必ずその先に建築の計画があります。
 当てに成らない潜在客を追いかけるよりも、遥かに確度の高い顕在客です。

 何はともあれ、石を投げずして波紋は立ちません。
 棚から牡丹餅も、棚の下まで出向いていって、口を大きく開けているからこその恩恵です。

自らの管理者

 当たり前のことですが、仕事は一つではありません。
 彫刻家とか陶芸家であれば、目の前の作品を仕上げるために、ひたすら没入することもあるでしょうけれど、一般のビジネスマンはそうはいきません。
 
 誰しも、大小様々な仕事が並走しています。
 それを片付けていく途中で、電話が鳴ったり、来客があったり、新たな仕事を申し付けられたり・・・。
 だからこそ、時に立ち止まり、状況を俯瞰する冷静さが必要です。
 
 まずは、今抱えている仕事を紙に書き出す。
 次に、優先順位を見極める。
 優先順位の付け方の公式は以下の通りです。

 重要性 × 緊急性 

 この数値が大きければ大きい程、プライオリティは高くなります。
 従って、重要かつ緊急な仕事は、最優先です。
 
 しかし、この公式が全てではありません。
 もう一つ大事なのは、タイミングでしょう。  
 例えば、稟議書の持ち回り。
 押印を貰う上席者の業務が空く時機を逃してしまうと、後工程の方に迷惑をかけてしまいます。
 
 また、緊急でも重要でも無い場合でも、メール一本、電話一本で済む単純な要件であれば、さっさと済ませてしまうことです。
 一つ仕事が減って頭の中が整理され、複雑な仕事に集中できます。
 
 自分の仕事をコントロールするために、自らが管理者と成りましょう。

目を瞑って運転する人

 地方都市の人口推移について、少しだけ掘り下げます。
 ゆかりの深い、大洲、八幡浜、内子の人口のピークは昭和30年。
 
 敗戦から10年、焼け野原から立ち上がり、高度成長期に差し掛かる、勢いのある頃です。
 映画「三丁目の夕日」の様に、昨日よりも今日、今日よりも明日が豊かになる、希望に満ちた時期でもありました。
 人口が増え続ける訳ですから、普通に商売していれば、売上も右肩上がりです。
 
 当時、三市町の人口合計は、約15万人。
 それが、64年の時を経て、約10万人にまで減少しました。
 50年後には、その半分の5万人程度になるだろうと、予測されています。

 人口が半分になれば、単純に購買力も半減します。
 商業店舗の売上も、当然に半分以下でしょう。
 或いは、店舗数が半分に成るかもしれません。

 コンビニやディスカウントストアやスーパーや家電量販店といった、外部の資本がシェアを拡大すれば地元の売上は萎みます。
 高速道路等のインフラが整備されると、消費の流れは郊外型のショッピングモールに移行します。
 更に、追い打ちをかけるように、ネット販売が地場店舗の売上を奪います。 

 人口だけでなく、高齢化の進行によって、生産力は半分以下に成ります。
 労働力が確保できないとなると、仕方なく工場は撤退します。
 工場が撤退すると、勤めるところが無くなります。
 勤める所が無くなれば、そこに住むことはできません。
 
 夢も希望も無い話と思われるかもしれませんが、それが現実。
 現実に背を向けて経営するのは、さしずめ目を瞑って車を運転するようなものです。

農夫の一日

 部下に、目標を持てと指導しています。
 今日の目標、今週の目標、今月の目標、今期の目標、中長期の目標、そして人生の目標。
 どれだけ大きな目標であっても、今日の一歩の積み重ねです。

 「ある農夫の1日」
 ある農夫が、朝早く起きて畑を耕そうとした。
 ところがトラクターの燃料が切れていたので近くまで買いに行ってきた。
 途中でブタの餌をやっていないことを思い出して納屋に餌を取りに行った。
 すると、ジャガイモが発芽しているのを発見した。
 これはいけないと思い、ジャガイモの芽をとっているうちに
 暖炉の薪が無くなっていることを思い出して薪小屋へ足を運んだ。
 薪を持って母屋へ向かっていると、ニワトリの様子が変である。
 どうも病気にかかったらしい。
 とりあえず応急処置を施して、薪を持って母屋にたどり着いた頃、日がトップリ暮れていた。
 農夫はヤレヤレ何かとせわしい一日であったと思いながら、一番大切な畑を耕すことができなかったことに気がついたのは床に入ってからであった。

 忙しく業務に当たっているつもりでも、殆どの人は農夫の一日です。
 しかも、この賢明な農夫の様に、就寝する際にも気付きません。
 翌朝は溌剌と目覚めます。
 そしてまた、農夫の一日です。

黒い商店街

 大洲宅建協会と八幡浜宅建協会は、研修やイベントを共催する友好関係にあります。
 本日、10月8日は、大洲&八幡浜合同の不動産フェア。
 今年は、八幡浜「新町ドーム」での開催です。
 
 地方都市のアーケード街は、高度成長期に次々と誕生し、隆盛を極めます。
 長い商店街を闊歩しながら、買い物を楽しみ、外食に舌鼓を打つ。
 それが庶民のレジャーであり、至福の時間でした。

 しかし、各家庭にマイカーが浸透すると、お客様の流れは、郊外のショッピングモールへと急速にシフト。
 歩く人の数は激減し、商売が成り立たなくなり、退店が相次ぎ、アーケード街はシャッター街へと様変わりします。

 フェアの会場である新町商店街も、例外ではありません。
 しかし、近年OPENした黒湯温泉にちなみ、「黒い商店街」として売り出し中です。
 毎月8日は、シャッター店舗の前に地元特産品のお店が立ち並ぶ八日市を実施しており、賑わいが予想されます。

 皆さまも三連休最終日、商店街にお出かけになり、昭和レトロな時間を楽しんでみませんか。
 私も、フェア会場でお待ちしています。

利益増大の三つの方法

 若手社員に、損益計算書のイロハをレクチャーしました。

 受注とは何か?
 売上とは何か?
 売上の計上基準は?

 利益には様々な種類があります。
 粗利、営業利益、経常利益、純利益。

 売上から原価を引いたら、粗利(売上総利益)。
 粗利から販管費(販売費および一般管理費)を引いたら営業利益。
 営業利益は本業の儲け。

 営業利益を最大化するための方法は、三つしかありません。
 ① 売上を伸ばす
 ② 原価を減らす
 ③ 販管費を減らす

 売上を伸ばしたとしても、その分を外注(下請)に回せば原価が増大する。
 内製化したとしても、残業や休日出勤に頼れば、人件費(原価&販管費)が膨らむ。
 販管費を減らすといっても、給与や賞与をカットすれば、社員のやる気が削がれて離脱しかねない。
 事務消耗品や旅費交通費の節約は大事だが、目に見える効果は期待できない・・・。
 
 各社は、こうしたジレンマの中、目標達成へ向けて格闘しています。
 我々経営企画室の使命は、各社の利益の最大化に貢献することです。

脳に汗する働き方改革

 10月4日付の日経新聞四国経済面に、四国四県の「働き方改革」調査の記事が掲載されています。

 四国四県に本社を置く企業286社向けの調査。
 「働き方改革について」
 ・ 38.8% 取り組んでいる 
 ・ 25.5% 今後取り組む予定 

 合せれば、6割以上の企業が前向きという調査結果です。
 ところが、「既に取り組んでいる」と回答した企業を、規模別で比較してみると・・・。
 ・ 70.9% 大企業
 ・ 31.2% 中小企業

 つまり、中小企業の大多数は、時代の流れに追い付いていません。
 「休日を増やしたり、残業時間を減らすと、生産性そのものが落ちて、食えなくなってしまう」
 これが中小企業の窮状であり、本音でしょう。

 しかし、本来「働き方改革」の目指すべきは、
 「限りある時間、限りある人員の中で、作業効率を最大化し、生産性を上げる」ものです。
 
 我がグループでは、ある作業工程のシステム化を進めています。
 年間、百万円以上の経費はかかる見通しですが、残業や手戻り等も含めて人件費に換算すれば、少なく見積もっても数百万円以上のコスト削減につながる筈です。

 「働き方改革」
 ここに真剣に向き合わなければ、優秀な社員が離れ、大企業との格差は更に拡がることになります。
 今こそ、額に汗する以上に、脳に汗することが求められます。

社内における最大の無駄

 バランスシート(貸借対照表)は、俗に財産目録とも云われます。
 そこには、現預金、有価証券、不動産等々、会社が保有している様々な資産が記載されています。
 
 ことろが、バランスシートに載っていない資産もあります。
 クライアント、信用、ブランド価値、社風等々・・・。
 特に、重要な資産は人材(人財)でしょう。

 但し、他の資産と人材との違いは、会社自身に所有権が無いことです。
 人材には各々意思があり、職業選択の自由が備わっています。

 どれだけ教育しても、どれだけ成長しても、転職、退職すれば虚しいものです。
 そうした現実を呑み込んだ上で我々は、それでも人材力を底上げすべく、社員教育に注力しています。

 自分が担当する研修も、早や5回目。
 グループ全体でも、正社員の6割以上を網羅することに成ります。

 考え方が浸透してきたのか、半ば諦めなのかは判りませんが、抵抗を示す声も徐々に小さくなってきた様です。
 中には、「是非とも受けさせたい」と言うTOPもいらっしゃって、実際4社は全社員受講済みと成ります。
 
 さて先般、次回研修参加者を募ったところ、某部署から退職予定社員がエントリーされてきました。
 誤解を恐れずに言わして貰えば、推薦した上司のセンスを疑います。
 社内に無駄は沢山ありますが、辞め行く社員に教育を施す以上の無駄はありません。

成功への十訓 序章

 自分は、不動産会社社長とグループ経営管理との、二足の草鞋を履いています。
 この度、その経営管理の部署で、27歳の若手社員を預かることに成りました。
 実は自分も27歳の時、それまでの職人人生に終止符を打ち、ビジネスマンとしての一歩を踏み出しています。

 全く畑違いの業種からの転籍なので、いわば新入社員同然でしょう。
 最初から多くは望みません。
 とはいえ、仮にも経営管理の部署に務めるからには、それなりの自覚が求められます。
 
『成功への十訓 序章』
① 大きな声で返事と挨拶をしよう (溌剌と笑顔で)
② 業務用のノートを持とう (何でもメモを取る)
③ 毎朝、日経新聞を読もう (気に成る記事はノートに書く)
④ 判らないことは聞こう (知ったかぶりをしない)
⑤ 些細なことでも御礼を言おう (ありがとうは魔法の言葉)
⑥ 社内外問わず沢山の人に会おう (我以外皆我師)
⑦ 教えを乞うのは一回だけ (次は自分がやる覚悟で学ぶ)
⑧ 電話は積極的に取ろう (自分を売るチャンス)
⑨ 素直な心で臨もう (まずは受け入れよう)
⑩ 目標を持とう (今日、今週、今月、今期、人生)

 たかがこの位、今日一日なら、誰にでもできるかもしれません。
 されどこのたかがを、一ヶ月、一年、十年と継続すれば、必ず大きな力に成ります。

 「たかが」を「されど」に変換する。
 あなたのこれからに期待しています。

究極の神疑問

 TVのバラエティー番組の神疑問は、なかなか興味深い内容でした。
 果たしてどちらが強いか。

 「守るものがある人」
 「失うものがない人」
 
 人間が、自分のために頑張るのには限界がある。
 従って、守るべきものがある人の方が強い。

 いやいや、人間の強さは欲望を捨てた時に極まる。
 だからこそ、失うものがない人の方が強い。

 例えば、会社の中で理不尽な処遇を受けたとしましょう。
 家族持ちは、嫁子を養わなければならない呪縛によって、我慢、辛抱ができる強さがあります。
 
 一方、名も要らぬ、官位も要らぬ、金も要らぬ、命さえも要らぬ・・・。
 こうして全ての欲求を断ち切った人間でなければ、大業を成し遂げることはできないとも云われます。
 家族のためなら命を賭しても・・・と考える人もいます。

 よくよく考えれば、守るか否かは自己犠牲の話。
 失うか否かは自らの執着の話です。
 二つの選択肢は必ずしも相対するものではありません。

退路を断つ決断

 岐路に立つ若者と面談しました。
 自分の人生ですから、進路は自分の意思で決めるべきです。
 しかし、最後にお伝えしたのは、以下の通り。

 『どちらの道に進むにしても、航路は決して順風満帆ではない。
 嵐に遭遇した時に、過去を振り返り、
 「やっぱり、あっちの道に進んでおけばよかったな。」と考えたら負け。
 最終的に決断したら、もう一つの選択肢の存在を忘れること。
 「この道しかない」と心に決めること。
 不退転の覚悟、背水の陣で臨むこと。』

 逃げ道の扉の在りかを、探し始めると末期症状です。
 逃げ道の扉は無い、と思い込めば、前に進むのみ。
 ハードルも、高い壁も、乗り越えるしかありません。

 退路を断てば、覚悟が定まります。
 力が漲(みなぎ)ります。
 それが成長の源となります。
プロフィール

Hideo Matsuoka

Author:Hideo Matsuoka
・生年月日 昭和37年10月30日

・好きな言葉 
今日は残された人生の最初の一日

・信条「先憂後楽」

・尊敬する人 
稲盛和夫 西川広一 松下幸之助

・資格 ①宅地建物取引士
    ②建築2級施工管理技士
    ③マンション管理業務主任者
    ④防火管理者
    ⑤少額短期保険募集人
    ⑥損害保険募集人
    ⑦損害保険商品専門総合
    ⑧不動産キャリアパーソン
・趣味
 劇団AUGAHANCE初代代表
 主に脚本・演出を担当

・経歴 
 中卒後、大工・石工と職人道を歩む
 平成2年 
 ㈱中岡組 (ジョーコーポレーション)入社
 マンション担当役員→常務執行役→管理会社代表を歴任
 平成21年 ㈱NYホーム起業

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